週4日・32時間労働 週休3日の時代がやって来る?なぜ1日8時間・週5日・40時間が定着?未来の働き方

※広告

近い将来、週4日・32時間労働がベースの週休3日制となる世の中になるかもしれないと言ったら、あなたは信じますか?実はアメリカで今そんな動きが起きているのです。アメリカで実現されれば、ヨーロッパでも導入されるでしょうし、ここ日本だって変わることは十分にありえますよね。そもそもなぜ1日8時間・週5日・40時間制が定着したのでしょう。そしてこの先、未来の働き方はどう変わっていくのでしょうか?

週4日・32時間労働の時間がやって来る?

毎日、お仕事ご苦労さまです。

あなたは1日に何時間働いていますか?週に何日働いていますか?

多くの人は週5日、1日8時間労働で、週に40時間という労働時間をベースに、プラス残業という感じでしょうか。

業種にもよると思いますが、平均的な残業時間は月に20時間程度と言われていますので、平均すると毎日1時間程度は残業しているといったイメージが一般的かと思います。

だいたい月にして180時間といった感じです。月の労働時間が200時間を超えると、ちょっと残業し過ぎかなと言えるでしょう。

ところがそう遠くない将来、ひょっとすると週4日・32時間労働を基準とする週休3日制がやって来るかもしれない、そんな兆しが見えてきました。

というのも、この3月にアメリカで、週の最大労働時間を現在の40時間から32時間とする法案が、議会に改めて再提出されたのです。

週5日、1日8時間労働で週に40時間、という労働時間ベースは、日本だけでなく多くの先進国のスタンダードとなっています。

しかし近年、アメリカではこのスタンダードを変えようという動きが現れており、週4日・32時間労働をベースとしようとしています。

そうなれば、日本でもきっと週4日・32時間労働がベースとなってくるでしょう。となると、週休3日となる日も近い?

広告

労働時間が短くなると収入が減って困るのでは?

ひょっとすると真面目なあなたは、「労働時間が短くなると、収入が減って困る」と感じるかもしれませんね。

これは少し想像をふくらませると分かると思いますが、誰もがこの条件のもとで働くとなると、この条件下で成り立つ社会ができ上がりますので、心配は必要ありません。

もしあなただけが週4日・32時間になってしまうというのなら、それは問題かもしれませんが(笑)。

では週4日・32時間になった場合、どのように収入が補われるのかというと、時給の単価が今より20%程度アップするのかもしれませんし、ひょっとするとベーシックインカムが導入されるかもしれません。

それは未来の話なので、その時になってみないとわかりません。

※ベーシックインカムとは、最低限所得保障として、政府が全国民に対し、ある一定額を定期的に支給する政策のこと。現在、世界中で限定的な実験も始まっているもよう。

なぜ1日8時間・週5日・40時間が定着したのか?

そもそも、なぜ今の1日8時間・週5日・40時間労働が定着したのでしょうか。

大昔は多くの人たちが1日に12~14時間働いていました。それが1847年にイギリスで労働者の働く時間を1日10時間とする法律ができ、それがアメリカでも採用されるようになりました。

その後、労働組合などの運動の結果、第一次世界大戦の頃に1日の労働時間を8時間とする規制ができました。

日本では、昭和22年に通常の労働時間を1日8時間、週48時間という制度ができ、週1日の休暇が認められました。その昔、サラリーマンの多くは、日曜のみが休みの週6日労働制で、土曜は出勤していました。

それが昭和62年に法律が改正されて週40時間労働制となり、週5日労働の土日休みとなりました。

広告

変わりつつある未来の働き方

今日本でも「働き方改革」といったテーマを掲げ、これまでの労働とは異なる未来の働き方が模索され始めています。

働き方改革を推進するにあたり、

  • 長時間労働の解消
  • 正規・非正規の格差解消
  • 柔軟な働き方の実現

といった課題に取り組む必要性が訴えられています。

このことは多様性(ダイバーシティ)やSDGs(持続可能な開発目標)とも密接に関連しており、先進国を中心に世界中でテーマとして動き始めているものです。

平等という考えがこれまでの表面的な数字の問題ではなく、その人に適した豊かさや安心をベースとするものにシフトしていく動きが見られているわけですが、数値化しづらい目に見えないものなだけに、なかなか難しい課題でもあります。

しかし、それぞれが豊かさを感じつつ、安心して暮らせる社会が、地球全体で成り立つ、そんな未来が来ればとても素晴らしいことに違いありません。

まとめ

私が子供の頃、父親は日曜のみが休みでした。そして子供たちも土曜日は学校の授業がありました。

それが少しずつ土曜休みが増えていき、2002年の4月から、全国の国公立の学校で完全に土日が休みとなる学校週5日制が実施されるようになりました。

こうして少しずつ、わたしたちの暮らしも変わっていっているんですよね。そしてこの先、週休3日制になるとしたら、なんだかワクワクしてきませんか?

いやいや週4日・32時間労働なんて無理でしょ!そう思っているあなた、意外とすぐに実現される日が来るかもしれませんよ。

特に最近は、ここ30年近くなかった賃上げや物価高の動きが起きていますから、ひょっとするとここでこれまでの常識が大きく変わるかもしれません。

働きすぎと言われる日本人。週休3日制になったら、メンタル不調の人も減ると思うのですが。

早く実現してくれないかなぁ…。

参考になったらシェアしてくださいね!