金銀銅のメダルをかじるポーズはなぜ必要なの?心に響かない不思議行動を謎解き
アスリートが血と汗と涙を流し、努力した結晶である金メダルを、他人がマジにメディアの前でかじるという蛮行が話題になっています。
当然ながら絶賛炎上中なのですが、
- 炎上するとは予想できない人は実在する
- 金メダルをかじることで何を表現したかったのか
- コロナ禍において高齢者の唾液を金メダルに付着させる意味
- 表敬訪問というナゾのパフォーマンスの価値
などに対しても疑問、怒り、悲しみ、指摘などが渦巻いており、当分は鎮火しないと思われます。
そこで金メダルをかじる行為について、この際ですから、様々な角度から検証してみたいと思います。
もくじ
問題の発覚
某名古屋市長のもとに表敬訪問した、後藤希友投手(ソフトボールでMVP級の活躍)の金メダルを、現役の市長がマジにかじるという奇行がメディアで流れたことで、日本中に衝撃が走りました。
今の時代ですから、当然、大炎上します。
本人は「迷惑をかけたなら、ごめんなさい」というコメントを出しましたが、その謝罪ですら火に油を注ぐ始末。
もしYouTubeなどで映像を見かけても閲覧注意で・・・。
ヤフコメも10,000件近い投稿がありました。
【2021,9.25 追記】
何より驚いたのは、「市に寄せられた苦情、批判は10日までに1万5787件」という事実です。
参照:河村市長メダルかじりで「苦情対応1200時間」 名古屋市議会 | 毎日新聞
メダルをかじる行為の発端
必ずと言ってよいほどオリンピックで見る光景がメダルをかむシーンです。
表彰台の上での喜びの表現やメディアへの写真対応のポーズとして見かけますが、なぜ、なにがきっかけで定着したのでしょうか。
一説によると、かなり昔に某選手が獲得した金メダルがホンモノかどうかを確かめるために、端っこをかんだことが由来とされています。
推測するに、純金なのかメッキなのか疑わしい思いがあったのだとしても、噛んで判断するものじゃないでしょうに・・・。
もしも、この説が有力だとしたら、金メダルはメッキでしょみたいな嫌味と捉えることもできますから、アスリートと主催者、どちらも得にならない行為です。
メディアが強制的にポーズを要求
定番ボーズだけにメディアから要求もあるのでしょう。
本当はやりたくないアスリートがいたとしても、要求を拒否したら「あのアスリートはメディア対応が悪い」という評判が立つリスクもあります。
それって卑怯と言いますか、フェアじゃないですよね。
「メディアのメダル噛みポーズの要求に応える〇〇選手」
このように1行コピーがあれば、アスリート側としては安心かもしれません。
ただしメディア側は「やらせ」と思われたくないと考えたら、このようなコピーは書かないですよね。
結局、どちらも得にならない行為であると結論付けできます。
そもそもニーズが無い。
アスリート軽視ゆえの行動
今回の騒動は、アスリート軽視のほかにも、
- 手柄は自分の嫌な上司を体現
- 訪問してくれたから見てやろう的な思考
- 立場が勘違いを生んだ実例
- メディア受けセンスの欠落
- 状況を把握しない自己中心的な性質
- そもそもの人間性
など潜在的なものが露呈してしまっただけです。
まあ、どの公のトップもアスリート軽視が随所に見られるのが、日本の特徴とも言えます。
まとめ
金銀銅のメダルをかじるポーズはなぜ必要なのか、心に響かない不思議な行動なのか、ご理解できれば幸いです。
全国のちびっこや部活動に勤しんでいる学生さんは、決してメダルをかじるなど下品でアホな行為はやめましょう。
メダルとあなたの価値が下がります。