中古車の平均価格が100万超え 半導体不足で新車の生産減が影響 よく売れているのは軽自動車

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中古車の平均取引価格が、始めて100万超えたそうです。半導体不足により新車の生産が追いつかず、需要が中古車市場に流れていることが大きな要因のようです。なかでも、よく売れているのは軽自動車だそうです。

中古車の平均取引価格が初の100万超え

2022年2月、中古車の平均取引価格が、初めて100万円を超えたそうです。

その平均価格は100万6000円ほほど。

しかも、前月よりも20%も平均価格が上昇したそうです。

ひょっとすると今月3月の中古車の平均価格は、もっと上がっているかもしれませんね。

中でも軽自動車の価格が上昇しているとのことです。

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なぜ中古車価格が上昇?

いったいなぜ中古車の価格が上昇しているのでしょうか。

その原因の大きな理由の1つが、半導体不足で新車が思うように生産できないことがあげられます。

それで新車が購入できない人が、中古車購入へと流れているわけです。

もともと新車を買おうと思っていた人なら、それなりに予算もあるでしょう。

また、だったら程度の良い中古車をということにもつながり、中古車の平均取引価格も上昇する。

そういった仕組みができているように思われます。

半導体不足は、なぜ起きているのか?

ではいったい、どうして半導体不足が起きているのでしょう。

そもそも半導体とは何かと言うと、普段は電気を通さないが、ある条件を与えると電気を通す物質のことを指します。

物質には電気を通す「導体」と電気を通さない「絶縁体」とがありますが、半導体はその中間の性質を備えた物質になります。

ただ、もともと半導体と言うとシリコンなどの半導体物質そのものを指す言葉ではあるのですが、それら半導体物資は主にコンピューターの部品として使われており、最近では半導体=半導体集積回路のことを指すのが一般的となっています。

半導体が不足した理由は、自動車の需要が急増したことが原因と言われています。

最近の自動車は電子化が著しく、電気自動車(EV)や自動運転の技術、電子メーターなどの表示機器など、1台の自動車に使用する半導体製品の数も増加しています。

もちろん、自動車だけでなく、パソコンをはじめとした様々な電化製品に、いくつもの半導体が使われています。

例えばスマホ1台の中にも50個以上の半導体が使われているそうです。

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半導体不足はいつ解消されるのか?

この半導体不足はいつまで続くのでしょうか。

大手の半導体メーカーが言うには、遅くとも2022年中には不足が解消、もしくはやわらぐと推測しています。

半導体設計大手のARM社やNVIDIA社は2022年の年末頃に、AMD社も22年の下期には不足が解消されると発表しています。

しかし、今後もますますIT家が進んでいくことが予想されるわけですから、半導体の需要も増加していくことが予想されます。

半導体の生産が需要に追いつき始めても、各業界での需要も増えそうですから、なかなかバランスよく供給されないのではないかという気もします。

なので、来年の2023年辺りから、だいぶ供給が安定してくるのではないかと思います。

まとめ

不景気だ!お金がない!と言いながらも、新車が足りないほど売れているのですね。

日本の中古車市場なら、100万円以下でも充分に良い車がたくさんあると思うのですが、みなさん高い中古車を買われるのですね。

より新しいほうが安心感もありますし、古いと税金も高くなりますから、そうしたことも関係しているのかもしれません。

それに、日本の軽自動車は性能も充分で、税金も安くて燃費が良く、コスパ最高ですからね。売れるのは分かる気がします。

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