情報流出でひと騒動あった企業が予防策としてUSBメモリーの使用を全面的に禁止した件
NTT西日本系の元派遣社員が、約900万件の顧客情報をUSBメモリーにダウンロードして盗み出し、売却して大問題になった件。
メモリー絡みゆえに、記憶に新しいと思いますwww
しかも10年間、コツコツとダウンロードしてたみたいですから、それまで全く気付かれなかったことがスゴイのか、それとも管理が杜撰だったのか・・・。
意外と事務的な不正って、ある意味では信用してしまうと、疑う事が無くなって隙が生まれやすいかもしれないですね。
結果、NTTは思い切って、USBメモリーの全面使用禁止を打ち出しました。
そこで今回は、USBメモリーの禁止と言うことの是非について、独自の見解を述べてみたいと思います。
もくじ
USBメモリーが悪いわけじゃない
最初に言っておくことは、USBメモリーが悪いわけではないということです。
製品としてのUSBメモリーは、非常に便利ではあります。
ただ個人的にも一切使うことはなくなったので、もしかすると「時代遅れ」な記憶媒体となっているのかもしれません。
やはり主流はクラウドですから、徐々にUSBメモリーの必要性は、必ずしも高いということではなさそうです。
では、USBメモリーに変わる聞く媒体としては、何が採用されるのでしょうか。
それとも、全てクラウドにデータを吸い上げるという運営方法に、変えてしまうのでしょうか。
ただ全面禁止ということなので、その後の業務に関わる詳細は不明ですが、まさかフロッピーディスクを使いだすとか(汗)
そもそも外部接続の記憶媒体は、もう使用しないという意味かもしれないです。
USBメモリーのメリット
重要書類やデータを、どうしても持ち出す必要性がある(とは思えないけど)場合は、USBメモリーにはどのようなメリットがあるでしょうか。
携帯性
USBメモリーは小さなサイズで軽量です。
重要な書類を持ち歩くことが容易で、必要な場所に持参できます。
これにより、外出先やクライアントのオフィスなどでも簡単にアクセスできます。
高い容量
最近のUSBメモリーの容量は年々増加しており、数十GBから数TBまでの大容量のモデルが利用可能です。
ゆえに多くの書類やデータを一つのデバイスに保存できます。
プライバシーとセキュリティ
物理的な保管になるため、ネットワーク経由でのハッキングのリスクを軽減します。
さらに、データを暗号化して保護できるモデルも多いため、重要な情報の漏洩を防ぎやすい媒体です。
バックアップ
重要な書類やデータのバックアップを簡単に作成できます。
複数のコピーを作成して別の場所に保存することで、データの損失を防ぎます。
USBメモリーのデメリット
逆にUSBメモリーのデメリットは、どのようなことが挙げられるでしょうか。
一般的には便利でポータブルなデータ保存媒体ですが、紛失リスクは付きまといます。
それ意外にも以下のような点があります。
物理的損傷
USBメモリーは小さなデバイスであるため、物理的な損傷、つまり踏みつけなどで破壊されるリスクが高まります。
また水没、落下、破損などにより、データの喪失が発生する可能性も充分に考えられます。
ウイルス感染
USBメモリーはパソコンに接続して使用するため、ウイルスやマルウェアの感染リスクが存在します。
注意していても感染する隙はあり、別のパソコンに感染させてしまう可能性もあるため、セキュリティ対策が必要です。
保守性と整理
USBメモリーを適切に整理して保守しなければ、必要なデータを見つけるのが難しくなります。
管理とバックアップには、利用者間で周知徹底や運用マニュアルなどを整備する必要があります。
データの持ち運びはダメ
シンプルな疑問なのですが、USBメモリーに何らかの情報を記録して持ち出す必要性って、どこにあるのでしょうかね?
クラウドに上げていれば、スマホで閲覧ぐらいはできるでしょうから、持ち出すことの意味が薄まってはいる気がします。
大事なものは仕舞っておく。
単純な発想です。
ゆえに今回の事件のように、悪い面での必要性でしかイメージできなくなる予感がします、USBメモリーを使うということに関しては。
まとめ
「情報流出でひと騒動あった企業が予防策としてUSBメモリーの使用を全面的に禁止した件」というテーマで、USBメモリーについて書きました。
個人的には全く出番が無くなってしまったUSBメモリー。
もともと重要なデータを持ち歩くという概念が無く、USBメモリーでは管理がしにくいという懸念点もあったことから、昔から重宝はしていませんでした。
おそらく今後もポータブルな記憶媒体は、ますます淘汰されていくと感じています。
そもそもスマホが、その役割を果していくのではないかなと。