大谷翔平選手が全国の小学校にグラブ3個ずつ寄贈する意図を浅く読んでみると深くなる
大谷翔平選手が、最近、日本国内の約2万校にもなる小学校に、グラブを寄贈するというニュースで盛り上がっています。
その数は3個。
この3個という数字に囚われて、
- 野球は9人でやるものだが
- 残りの6人は無いの?
- 学校じゃ意味がない
といった言葉が飛び交っています。
個人的には、大谷翔平選手はバカではないのは明らかなので、明確な意図があって3個にしたと考えていたところ、やはりそうでした。
そこで今回は、グラブ3個という狙いも含めて、浅い洞察がリスクを生み、自身が不利になることについて書いてみます。
もくじ
言葉を切り取るだけの人々
SNSが完全に生活の一部と化していることに、不満や文句はありませんが、個人的に懸念していた、
薄っぺらい思考や言葉の蔓延
については歯止めが掛からないどころが、ひどくなってますよね。
今回の大谷翔平選手の心意気については、アスリート契約しているニューバランスの公式サイトで、明確な意図が書かれています。
引用すると、
3つのジュニア用野球グローブ(右利き用2個、左利き用1個、小学校低学年用サイズ)を寄贈することで、子どもたちが楽しくキャッチボールをする場面を想像
とあります。
ちょっと想像してしっかりと調べれば、答えは出ているのに、前述したような数字だけに囚われて、しかも貧相な発想でSNS上で騒ぐなんて・・・。
野球は大勢じゃなくてもできる
キャッチボールも野球のひとつではないですか。
多分、やったことないから、残った6人はどうたらこうたらとか、言い出すのではないかなと。
ちなみに残り6人を揃えたところで、9人では野球はできないんですが、人数が足りなくても、グラブが足りなくても野球はできます。
仮にグラブが4つだったとしても、軟式テニスのボールがあれば、野球はできます。
ボールがやわらかい性質なので、素手でもプレーできるからです。
極論、3人対3人でも、その場だけのルールを作って楽しめるのです。
昭和生まれだと実体験から、そうした応用は簡単にイメージできますが、そういう発想ができないのは悲しいところですね。
多分、外遊びをしてないことも、多少の影響はありそうです。
外遊びのメリットは、臨機応変に遊び方を変えて楽しめるところですが、外遊びをしてない世代には、それができないと推測しています。
イレギュラーを想定できない
ネットゲームは、全ての準備が揃ってないとゲームができないしくみですよね。
何かが欠けていると欠陥品ですから。
つまりイレギュラーが許されない世界です。
昭和の外遊び世代は、それこそ物資が不足していても、あるモノで対応して遊んだものです。
つまりイレギュラーは想定済みで、あらたにしくみを作ってしまうことが、日常茶飯事ではありました。
だから、残った6人はどうする的な発言しかできないと、推測しています。
若者は考え方が柔軟と言いがちですが、それは、ちょっと違うのかもしれないですね。
今回の件からも、若者と限定せずに、あらゆる世代にも柔軟な考え方ができない人は、たくさんいるということです。
表面的な言葉だけを見て、自分の中の知識と常識だけで判断してしまい、客観性がまるでありません。
寄贈された学校が悩むかも
このニュースを知ったとき、学校側がどう対応するのか、悩むだろうなということでした。
貴重なグラブですからね。
使ってくださいとは言え、争奪戦になる気がします(汗)
ルールを決めなければ、揉めることになります。
かと言って、飾っておくわけにもいかないでしょうから、親族の教師に聞いてみたいと思います。
寄贈時期は早くて2023年12月、遅くとも2024年3月までには行きわたると、ニューバニンス公式では書かれています。
これ、保護者の方が見た過ぎて、問題行動を取る人が出てくると予言しておきます。
あと、盗人もね。
まとめ
「大谷翔平選手が全国の小学校にグラブ3個ずつ寄贈する意図を浅く読んでみると深くなる」というテーマで、当該ニュースを取り上げました。
どの小学校もサプライズになりますね。
同時に、大人が行き過ぎた行動をして、トラブルに発展しなければよいですが・・・。
ベルマーク集めなんて、やってる場合じゃないことが、この寄贈で目を覚ますことになればPTAの負担も減るはず。
参照
NB公式 – ニュースリリース – 大谷翔平選手 日本全国の小学校へ6万個の野球グローブを寄贈 New Balance【公式通販】