習慣的な昼寝は認知症対策にも有効 昼寝の適切な時間はどれくらい?パワーナップとその効果

※広告

習慣的な昼寝が脳にとって有効だとの研究結果があるそうです。一体どんな効果があるのでしょうか。また、世界のトップ企業が取り入れるパワーナップとも関係があるのでしょうか。適切な昼寝の方法と睡眠についてお伝えします。

習慣的な昼寝は認知症予防にも

ドラえもんに登場するダメ人間の代表的キャラクターののび太くんは、いつも昼寝をしていて、怠け者と言ったイメージがついているように、昼寝と言うとなんとなくネガティブなイメージがありますよね。

大抵の人は、昼寝をするという習慣は持っておらず、昼寝をするのは小さな子供か、リタイヤした高齢者くらいだと決め込んでいる節があります。ましてや、職場で昼寝なんて以ての外だと。

しかし近年の研究で、習慣的に昼寝をする人は、高齢になるに連れ起きる脳の萎縮の進度が遅く、最長で7年もの差が生まれるのだそうです。

このようなことから、昼寝に対するイメージをもっと良いものへと変えていくべきではないかと、そう言われ始めているようです。

実はのび太こそ正義。時代は彼に追いついたわけですね(笑)。

広告

昼寝の適切な時間について

とは言え、ダラダラと長く昼寝をするのは身体にも脳にも良くありません。

健康増進のための適切な昼寝の時間は、30分以内です。そして、午後1時~3時ごろに、昼寝をするのが良いとされています。

よく昼ごはんの後は消化のために脳の血も胃の方へと移動するため、眠たくなるのだと言われますが、実は朝5時ころと昼の1~3時ころは、もともと身体が眠たくなる時間帯なのだそうです。

なので、昼食後の1時ころに30分程度昼寝をすれば、脳にも身体にもバッチリなわけです。

ただし、昼寝の習慣が良いからといって、3時以降に昼寝をしたり、30分以上昼寝をするのは、反対に夜の入眠を邪魔することになります。

昼寝の長さと時間帯に関しては、適切に行なうようにしましょう。

パワーナップとその効果

そう言われてみると、GAFAなどの世界的なトップ企業では、オフィスに仮眠スペースや睡眠装置を設けているとい話が話題になっていました。

これら企業は「パワーナップ」と称して、仕事の合間に短時間の昼寝をすることを推奨していたわけです。やはりここでも12時から15時くらいに、15分~30分ほどの睡眠が脳を活性化させるのに有効だとされています。

日本の企業で仕事の合間に昼寝をしていたら確実に叱られますが、世界のトップ企業では会社側がわざわざ昼寝を薦めているなんて、まるで反対ですね。

結局脳は使うばかりでなく、適度に休ませることにでパワーを回復させ、結局はそれがトータルで効率アップが図れるということなのでしょう。

また、パワーナップには身体の疲れを軽減したり、ストレスの解消、長時間の座り仕事による健康被害対策といった面でも効果があるそうです。

脳の萎縮についてはパワーナップでは持ち出されていませんが、結果的にパワーナップの習慣が脳萎縮を抑えるのであれば、それに越したことはありません。

広告

睡眠不足が脳にもたらすこと

ちなみに、パワーナップは前日の睡眠不足を補うためのものではありません。

夜間の睡眠は睡眠として、十分に取る必要があります。そのうえでパワーナップを行うのが、脳に良いということです。

常に6時間以下の睡眠習慣の人は、日本酒を1~2合飲んだのと同じくらい、脳のパフォーマンスは落ちているそうです。

であれば、徹夜なんて以ての外ですね。

「頑張ること=睡眠時間絵を削る」だと思っている人は、実はとても非効率的な頑張り方をしていることにそろそろ気づくときかもしれません。

まとめ

習慣的に昼寝をする人は脳の萎縮が最大で7年ほど送らせることができており、結果的に認知症予防に繋がっていることがわかったそうです。

これまで昼寝と言うとあまりイメージが良くありませんでしたが、昼寝に対する負のイメージを払拭し、むしろ昼寝を推奨すべき時代に入ったといっても良いかもしれません。

しかし、やみくもに昼寝をすればいいというわけではありません。適切な昼寝の仕方を守らないと、却って体や脳にとって悪影響を及ぼすこともあります。

適切な昼寝の方法は、昼の1~3時ころに15~30分行うことです。午後3時以降に昼寝をしたり、30分以上昼寝をしてしまうと、今度は夜に寝付きが悪くなり、結果的に寝不足へと繋がってしまいます。

夜は夜できちんと7時間程度の睡眠を摂り、パワーナップとして昼すぎに15~30分の昼寝をするのが、脳の萎縮を遅らせ、効率よく仕事をするうえでも良いということです。

「昨日は徹夜して頑張りました!」と言って自慢している人は、効率の悪い頑張り方をしているということにそろそろ気づく必要がありそうです。

参考になったらシェアしてくださいね!