献血は血液型が不明でも全く問題なし!自分の血液型を知らない人が増えている その理由とは?

献血の協力呼び掛けで、「O型の方 ご協力をお願いします」などと書かれているのを見かけることがあると思います。そんな時に、自分の血液型が不明だと、なかなか献血しづらいかもしれません。でも、全く問題ありません。献血と血液型について、献血をすると自分の血液型だけでなく、血液の状態について詳しく教えてもらえるメリットなどについて、お伝えします。

献血は血液型不明でも問題なし!

献血は、仮に自分自身で血液型を知らなくとも、16~69歳の健康な方で、体重が男性で45kg以上・女性で40kg以上あれば、基本的には誰でも行えます。

基本的にはと書いたのは、少し条件もあるからです。その条件とは、

  • 献血の3日前に服薬
  • 出血を伴う歯科医療を受けた方
  • 4週間以内に海外から帰国(入国)した方

など

その他にも細かな条件等はありますが、上記に該当するの方は、献血ができません。

また、献血当日の問診回答や医師の判断によって、献血ができない場合もあります。

献血する方の健康と、血液を必要としている患者さんの安全性とを高めるため、献血にはいろいろな基準が設けられています。

ただし、血液型が不明でも血液型の事前検査があるので全く問題ありません。そこで血液型は判定されます。

「O型の方 ご協力をお願いします」などと書かれていて、自分の血液が必要な型なのかどうかわからず躊躇する場合でも、血小板や血漿といった特定の成分だけを採血する「成分献血」というものもあるので、関心をお持ちの方はぜひ受付で相談してみてください。

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献血で血液型以外にわかること

献血をすると、血液型以外にも、希望により様々なことがわかります。

通知を希望することで、次の生化学検査成績7項目の内容を郵送に通知してくれます。

  • ALT(GPT)
  • AST(GOT)
  • ガンマ-GTP
  • 総蛋白(TP)
  • アルブミン(ALB)
  • アルブミン対グロブリン比(A/G)
  • コレステロール(CHOL)

また、成分献血・400mL献血をすると、次の血球計数検査成績8項目も生化学検査成績7項目に追加して教えてもらえます。

  • 赤血球数(RBC)
  • ヘモグロビン量(Hb)
  • ヘマトクリット値(Ht)
  • 平均赤血球容積(MCV)
  • 平均赤血球ヘモグロビン量(MCH)
  • ヘモグロビン濃度(MCHC)
  • 白血球数(WBC)
  • 血小板数(PLT)

これらの数値と健康診断を併用することで、体内の血液の状態を詳しく知ることができます。

場合によってはB型・C型肝炎検査、梅毒検査、HTLV-I抗体検査なども行い、異常があった場合に知らせてくれるサービスを利用することもできます。

そもそも血液型とは?

輸血をするときには「ABO血液型」と「Rh(D)血液型」が同じ血液を使う必要があるため、献血の際には必ず血液型を調べます。

ABO血液型を間違って輸血してしまうと、組み合わせによっては命に関わる副作用が起こることもあります。

血液にはさまざまな「抗原」が含まれていて、人はそれぞれ固有の抗原を持っているのです。ABO血液型とは、「A」「B」という抗原を持っているかどうかにより、A型・B型・O型・AB型の4つに分類されます。

また、血液型にはRh血液型という項目もあり、50種類以上ある成分の有無で判別します。通常は「D」の成分があるかないかだけを調べるため、「Rh(D)血液型」と呼びますが、さらにプラスかマイナスかによってA+・A-・B+・B-・O+・O-・AB+・AB-という8種類の血液タイプに分類されます。

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自分の血液型知らない人が増えている理由

最近は、自分の血液型がわからないという人も増えているようです。

以前は、出産後にすぐに血液型を調べる風習がありましたが、最近は「新生児の血液型検査は行わない」という産科が増えているからです。

血液型は、赤血球の表面にある「抗原」とそれ以外の成分である「抗体」の両方を調べることで判断します。

しかし、新生児の場合、抗原の反応が弱く、また抗体もまだ作られていないため、抗体が作られるようになる1歳くらいになるまでは、正確な血液型を判断することができません。それが、出生時に血液型を調べない理由なのだそうです。

実際、子供の頃に言われていた血液型と、大人になって再度調べた血液型とが異なっていた!なんていう話を、私の周りでも何度か耳にしたことがあります。

献血や輸血の際には必ず血液型検査をするので、それまでは「血液型不明」という人も、そう珍しくはないようです。

献血の血液型による需要

輸血用の血液は有効期限が短く、21日を過ぎたら使えなくなってしまいます。そのため、血液は常に不足している状態といえます。

日本人の場合、A型が最も多く、次にO型、B型、AB型と続き、その比率は、およそ4:3:2:1となっています。輸血で使われる量も、献血で集めらる量も、この比率とほとんど同じだそうです。

A型は献血する人も多いから足りている、AB型は絶対数が少ないから不足する、といったイメージも湧きがちですが、そんな事はありません。A型は患者の数も多くAB型は少ないので、どの血液型が特に不足するということはないようです。

大前提として輸血の際は同じ血液型を使用します。しかし、交通事故などの緊急時で、血液型がわからない場合や検査できない場合などは、全ての型に輸血できるO型を暫定的に使用されます。そのため、O型の血液はわりと常に不足傾向にあるようです。

まとめ

日本で必要な血液を確保するためには、1日あたり約1万4000人に献血の協力を必要としています。

更に、輸血を必要とする高齢者層の増加と、献血できる若い世代の人口の減少とが伴い、2027年には供給量がピークに達するとの予測がされています。そうなると、推定で約85万人分の献血者数が不足することになるそうです。

献血は血液型が不明でも全く問題がないことがわかりましたし、他社への貢献だけでなく、自分の血液型の判明や血液状態を詳しく知る良い機会にもなります。

是非献血に、ご協力願います。

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