「ヤバい」「ウザい」「キモい」「ガチで」「それな」「ハズい」「ムズい」その心は?
会話が楽しめない相手の特徴に、語彙のショボさがあります。
小学生ならまだしも成人が、タイトルのような言葉を羅列して、何が面白いのかホントにわからない内容で言葉を交わしているシーンは珍しくありません。
会話の引き出しの無さは、社会に出ると、そのまま格差に繋がるものと考えています。
特に読解力と表現力を持ち合わせた思考の言語化は、それだけで大きな武器ではないかと。
そこで今回は、語彙力の乏しい成人について、言及してみたいと思います。
もくじ
SNSが原因?
SNSを眺めていると、言語力の差が明確に見て取れます。
あくまでも第一印象でしかないのですが、タイトのような言葉が連発されていると、知性に疑問が出ます。
意識高い系の方がマシです。
子どもが投稿しているのかなと思ってしまうぐらいのレベルだと、非常に絡みづらいですし、関わりたくないという気持ちになりますね。
逆に、そのような人ほど絡んでくる印象が強いので、SNSは二極化しそうな予感がしています。
つまり知的レベルや表現力、相手への伝え方などで、格差ができるのではないかということです。
誰でも自由に情報を発信できる世界とは、逆に言えば、発信力で格差を生む社会だとも言えます。
知的能力によって支配されるのがSNSの未来かなと感じています。
コミュニケーションが取れなくなる
小学生の頃から、タイトルの言葉を連発していると、次第にコミュニケーションが取れなくなります。
ただ本人らは、お互いに通じていますから、危機感を持つことはありません。
これが中学校、高校となっても同じ症状だとしたら、そろそろ「言葉を選択する」という能力が備わっていなければ、コミュニケーションが取れなくなることが目に見えます。
言葉のやり取りで「ウザい」を発端としたトラブルに陥ると、
- なぜ「ウザい」のか
- 何が「ウザい」のか
を問うと「ウザいから」という答えしか返ってこないのが相場です。
具体性がなく攻撃しているわけです。
逆を言えば思考が浅い。
だから相手が「どう受け止めるのか」を考えずに、短絡的で感情的に言ってしまうい、トラブルに発展することになります。
これらのトラブルが質が悪いのは、発言側に悪意がないケースもあるのです。
口癖だったり、間違った意味で使う、つまり誤用が原因ということも気付けない。
ゆえにシーンやシチュエーションが違っても、同じように使うため、段々と「アイツはいつも『ウザい』しか言わない」となって、人が離れていくことになります。
自業自得ですけどね。
リスキリングで国語力を磨く
国語力とは何ぞやという話になりますが、ここでは、単に表現力、読解力、語彙力の総称としておきます。
国内ではリスキリングブームになりそうな雰囲気がありますが、まず国語力をリスキリングすべき人が、たくさんいるとは思います。
まともに書けない、伝えられない、使い方を知らないでは、パフォーマンスを発揮できる機会が少なくなる気がします。
日本語がまともに通じない人と、仕事をしたり何かを達成しようとしたりすることはできないでしょ?
ましてや小学生ですら、タイトルのような言葉遣いが横行しているわけですから、親御さんの不安は痛いほどわかります。
不安を持たない親御さんは、しっかり家庭内で言葉遣いをお子さんに教えたか、単なる毒親かのどちらかです。
子どもへの家庭内教育ができない親も、はっきり言って毒親と同罪と言えます。
AIが救世主
さて、自分が言語化を苦手とするならば、AIを味方に付けることが克服が可能な世界が近づいていると確信しています。
ただしAIに対しての指示が、子どもっぽいといったことを指定すれば、タイトルにあるような言葉を羅列するかもしれません。
つまりは知的レベルが低い人が使う言葉を認識されていれば、AIの回答は、そういった感じになります。
バカにされたくないと考えるのならば、やはり言葉遣いというものを学びなおす必要がありそうです。
まとめ
「「ヤバい」「ウザい」「キモい」「ガチで」「それな」「ハズい」「ムズい」その心は?」というテーマで、言葉の選択について書きました。
これらま言葉を常用する人は、言葉の選択能力が低いと考えます。
限られた選択肢の中で、言いやすい言葉を選べば良いわけですから、そもそも相手のコミュニケーションにも、いつかは限界がやってきます。
リスキリングするなら国語力を上げるということも大事なのではないかと。
参照
語彙力を鍛えるには量と質が大事!語彙力を高める4つの方法|グロービスキャリアノート