時短料理やレンチン料理より重宝される冷凍食品やデリバリーはタイパ優位の生活では当たり前
家事の中で最も手間暇がかかるのは、献立を含む食事に関わる料理全般です。
今はコスパよりタイパ優位の時代となった現状では、時短料理は支持されず、レンチンでさえも面倒臭いと言われます。
時短もレンチンも包丁で切らないといった、下準備がない調理ならば受け入れられるのですが、そうでなければ見向きもされなくなりました。
その結果は、一例ではありますが、クックパッドの業績悪化や人員削減に現れています。
温めれば料理になっている冷凍食品、さらにはデリバリーはますます重宝されることでしょう。
そこで今回は、家事の中でも料理に関わる価値観の変化について、独断ではありますが書いてみます。
もくじ
家庭の味や郷土料理は敬遠?
昔ながらの「嫁たるものは我が家の味を受け継がなくてはならない」的な思想は、もはや絶対と言ってよいほど、受け入れられないことを知らなければなりません。
これから結婚を控える未婚の息子を持つ、田舎暮らしの両親は特にです。
今、それをやってしまえば、パワハラで訴えられてもおかしくないですし、何なら、現在進行形で無理矢理にでも我が家の味を押し付けられている嫁の立場にある人は、堂々とパワハラを主張すべき。
家庭の味がどうのこうのとか、郷土料理ができないとあーだこーだとか、実にどうでもよい時代になったのです。
コスパ、タイパともに受け入れられないからで、時間がある人だけがやればいいだけの話。
夫婦共働きが当たり前の世の中では、誰かに料理を作ってもらいたいと考えているご家庭は、ものすごく多いはずです。
クックパッドが苦境
あまり目立ってない情報かもしれませんが、クックパッドが苦境に立たされています。
クックパッドはご存知のとおり、レシピのデータベースと言えるほどの、料理レシピの投稿や検索サービスを手がける大手ですが、100人以上の人員削減を実行することがわかっています。
それ以前にも、年明けから希望退職者を募っていることから、急速に業績が悪化していることが見て取れます。
業績も数字的には、昨年において約35億の赤字。
しかも4期連続の赤字を継続中です。
競合が増えたことが原因ではなく、完全に国民のライフスタイルの変化、食事の多様性、タイパ重視の価値観が、今のクックパッドと合わなくなってきた可能性が高いです。
クックパッドを何度か利用したことはありますが、個人的には、
- 検索し辛い
- 適当なレシピが多い
- 凝って参考にならないレシピもある
といったことで、特段、必要性を感じることはありませんでした。
これは家族の意見をまとめたものであり、Yahooのコメントでも同様の意見も多くなっています。
レシピはテキストベースで十分
レシピは、
- テキスト
- イラスト
- 写真
これらがあれば十分なのですよ。
動画をダラダラと視聴したり、流しながらの料理なんてのは難しいわけです。
だからレシピ本や新聞や雑誌で紹介されている切り抜きが、一番、やりやすいことも体験しています。
仮に料理を失敗したところで、相当にマズイという結果にはなりませんし、そもそも何かを見ながらの料理はタイパに反するわけです。
ゆえに、料理は出来れば素晴らしいが、現代の生活においては一定のスキルが無くてもカバーできる時代になっています。
だから料理に便利なアイテムがどんどん売れているわけです。
まとめ
「時短料理やレンチン料理より重宝される冷凍食品やデリバリーはタイパ優位の生活では当たり前」というテーマで、料理の価値観について書きました。
クックパッドが苦戦中なのは、ここで挙げた以外にも理由がありそうです。
しかし料理に対するタイパを求める風潮は、今後も続くと思います。
デリバリーの選択肢も増えそう。
参照
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