飲みかけのペットボトルに注意!雑菌の繁殖で中身が腐敗 腐りやすい飲み物・いつまでOK?

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特に夏は重宝するペットボトル飲料。しかし一度口をつけて飲みかけたペットボトルには注意が必要です。その理由は口腔細菌が入り込み、雑菌が繁殖して中身が腐敗してしまうからです。どういった飲み物が腐りやすいのか、またいつまでなら大丈夫なのか、どのような対策を取れば避けられるのかといったことをお伝えします。

飲みかけのペットボトルに注意!

便利なのでついつい購入してしまうペットボトル飲料。

紙パックやプルタブ式の缶飲料などと異なり、途中まで飲んでもまた蓋を締めて持ち歩けるって、ホント便利ですよね。

特に夏場などは喉も乾きやすいですし、利用する機会がぐんとアップします。

私も出かけた際などにペットボトル入りの水などを購入し、持ち歩いては適宜水分補給をしています。

しかし、これってあまり良くないそうです。

というのも、直接口をつけて飲むと、口の中の細菌がペットボトルの中の飲み物と混ざり、そこで菌が繁殖し中身が腐りやすくなるからです。

言われてみれば、確かに!

とは言え、すぐに腐るわけではないでしょうし…。

では、一体どのくらいの時間なら大丈夫なものなのでしょうか。

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雑菌の増え方は中身によって異なる

ペットボトルに直接口をつけて飲んだ場合、どれくらいの時間で腐るかは、中身によって異なります。

確かに、腐りやすいものとそうでないものとがありますからね。

では、どういったものが最も腐りやすいかというと、ミルクの入ったコーヒー飲料は、かなり早く雑菌が繁殖するようです。

その理由は、ミルク入りのコーヒーには菌のエサとなる糖分やタンパク質が多く含まれているからだそうです。

また、ミルク入りコーヒーまでではないものの、麦茶も雑菌は繁殖しやすいようです。

これは麦茶の原料である大麦が、炭水化物を多く含んでいるからだそうです。

これはびっくり!麦茶とか、夏場はぜったいに持ち歩いちゃいますよね。

しかし、反対に菌が繁殖しづらいといった飲み物もあるようです。

それはどんなものかと言うと、緑茶やスポーツドリンク、オレンジジュース(果汁100%)などです。

これらはなぜ菌があまり繁殖しないかというと、緑茶はカテキン効果によるもの、そしてスポーツドリンクやオレンジジュース(果汁100%)は、酸性だからだそうです。

ちなみに、菌の繁殖は温度とも関係が深く、暖かい場所であるほど繁殖率は増すようです。

なので飲みかけたペットボトルは、なるべく涼しい場所で保管しましょう。

いずれにせよその日のうちに飲み切るべし

雑菌の湧きやすいミルク入りコーヒーや麦茶はもちろん、比較的雑菌の湧きにくい緑茶やスポーツドリンク、オレンジジュース(果汁100%)のようなものでも、開封し口をつけて飲んだのであれば、その日のうちに飲み切るようにしたほうが良いのは言うまでもありません。

また、先程も述べたように、温かい場所に放置はせずに、なるべく涼しいところで保管するようにしましょう。

私がよく飲むミネラルウォーターでも、それは同様です。ミルク入りコーヒほどではないにしても、カテキン入りの緑茶や酸性飲料よりは雑菌は湧きやすいはずですから。

これは何もペットボトルだけに限らず、水筒などで持ち歩く場合も同じです。

直飲みしている限り、口腔細菌は入り込み、入ったら中で雑菌は湧いて腐っていきますので、気をつけてください。

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雑菌を沸かさないためにはどうすればいい?

とはいえ、夏場など、熱中症対策もとても大切です。

雑菌が湧くのを避けるために、水を飲まずに一日外で過ごし、おかげで熱中症になってしまったのでは元も子もありません。

なので、これらどちらも避けるためには、ペットボトルや水筒以外にコップを持参することをおすすめします。

飲むときはコップに注いで飲むようにし、常に飲み切るようにすれば、雑菌の繁殖は抑えることができるでしょう。

これなら1つのペットボトルや水筒を、数人でシェアすることもできて便利です。

まとめ

一度口をつけたペットボトルは、中身に口腔細菌が入り込み、雑菌が繁殖して腐っていきます。

腐ったものを飲むと食中毒などの原因となりますので、注意が必要です。

中でもミルク入りコーヒーや麦茶は、雑菌の繁殖スピードが早く腐りやすいです。

緑茶や酸性飲料の飲み物は、そこまで繁殖スピードは早くないものの、腐っていくことには変わりありません。

いずれにせよ一旦口をつけて飲んだのであれば、その日のうちに飲み切るようにしましょう。

これはペットボトルだけに限らず、マイボトルの場合でも同様です。

雑菌の繁殖を避けるには、直接口をつけて飲まず、コップを持参して飲むことです。

ひと手間掛かりますが、コップを利用することで、雑菌の繁殖も防げますし、熱中症対策も行えます。

暑い夏などは特に、1日中屋外で過ごす機会も増えますので、ぜひこれらのことを覚えておいてください。

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