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納期が労働者を苦しめる現状を認識している人は少ないことが恐ろしい!脱納期ファースト!

筆者が某上場会社の子会社に勤務していた時代は、毎日のように納期調整との格闘でした。

そのようなことが仕事であるセクションに配属されたので、仕方がないのですが、どこかモヤモヤしていたことが、今でも頭から離れません。

納期調整って何なのだと。

納期が守れてない可能性が出てくるから調整が必要なわけです。

原因はさまざまありますが、突き詰めていけば納期ファーストの取引形態、あるいは仕事の価値観もひとつではないかなと思っています。

納期は二の次で、優先すべきは仕事の質と従業員の健康ではないでしょうかね。

スピード感なんていらんわ。

動きが遅いのはいつも大きな会社で、ホンマ困りますわ。。

納期短縮と節約は似ている

納期と節約は類似性があります。

永遠にゼロにはならない。

どちらも限界があります。

納期ゼロなんてのは、店舗での買い物でさえできないですよ。

レジを通して金銭授受がなされてから、はじめて契約が履行されるわけですから、どうしても数分はかかります。

まあBtoCの話しをしても仕方がないので、ここではBtoBに絞りますが、企業間取引で納期ゼロという取引があれば知りたいです。

もしかすると金融機関のディール関係においては納期ゼロということがあるかもしれませんが、一般的な取引については一定の納期が設定されます。

遅くてもダメ、早くてもダメ、意味が分からない取引ってたくさんあるんですよね。

ジャストインタイムなんて、製造工場ではよくありますが、人間は機械じゃないからムリですよ。

これ、マジで前に働いていた会社、やってましたからね、FA(※)でもないのに。。

※ファクトリーオートメーション

物流・運輸業界は悲鳴

例を挙げるとトラックでの輸送って、かなりな重労働です。

実際に、長距離輸送のドライバーがYouTubeで業務の様子を配信しているチャンネルがたくさんありますが、まあ、大変。

規制の中でうまくやりくりしながら、荷物を配送するわけですけど、せっかく入庫したにも関わらず長時間またなきゃならないのは、全く変わってないという世界です。

筆者もトラックでの出荷業務を経験しましたが、どうしても待たせることが申し訳なくて、いつも詫びていました。

ドライバーさんはプロなので、待機も仕事と割り切っていましたが、こちらとしては効率悪いなあと思うわけで、いろいろと改善に取り組みましたが・・・。

ムダでしたね。

だれも問題だとは思ってないわけですよ。

待たせるだけ待たせて、出発予定が大幅に遅れても、納期は融通利かないので、結局、ドライバーさんの依存するしかないのです。

で、例え出荷時間が遅れても、入庫先で小言を言われるのはドライバーさん。

このやるせなさったらありませんでしたね。

だから一般道での契約だったにも関わらず、高速道路走ることを許可したことは、何度もあります。

で、請求でそれが発覚して、上司から起こられたこともありますが、高速道路を使ってでも入庫してもらった方が、延着より損害がないことを示したら、だまりこんじゃいましたけどね。

この現状が見えてない管理職がポンコツなので、辞めたりましたよ、直接の原因ではないにしろ。

それ以降、納期って何なのか、納期から逆算して取引することが健全なのか、わからなくなってましたね。

スピード優先の取引は、今も個人的には引き受けてないです。

それで困らない企業さんもたくさんいることが知れたので。

納期が早いは信用してない

ウチは納期が早いですよ、なんてアピール、どうでもいいです。

で、こちらが提示すると、いやこれではなんたらかんたらと理由をつけては、やんわり断るというやりとり、非常に多いんですよね。

だったら納期が早いなんて言うなって話しですよ。

結局、納期を早めるのは労働スピードを上げる、つまり無茶させるか、手を抜いて工程すっ飛ばすしかなくなるわけですから、全く信用しないようにしました。

かと言って、納期のない取引なんてのはあり得ないので、そこは慎重に交渉します。

まとめ

「納期が労働者を苦しめる現状を経営者は誰も認識してないことが恐ろしい!脱納期ファースト!」というテーマで、納期について書きました。

乗車前に体調不良を訴えたトラック運転手が、会社側から「納品は今日だから」と言われて勤務したところ、案の定、事故を起こして最悪のことになったというケース、ゴロゴロあります。

つい最近もニュースであったのではないかな。

そんなバカな話し、ありますか。

従業員の体調より納期優先という会社、今すぐ廃業してしまえ。

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