思秋期とは何?思秋期の意味や年齢と起こりうる症状や心理について 快適にやり過ごすヒント
思春期のおよそ四半世紀語にやてくる思秋期とは、いったいどんなもの?思秋期の意味や年齢、症状、心理などについて解説します。そんなもやもや感に苛まれる思秋期を、どうすれば心地よく過ごせるかのヒントもお伝えします。
もくじ
思春期と思秋期
人生を春夏秋の四季に例えることがありますよね。
これを読んでいる多くの人も、思春期というのを過ごしたと思います。
思春期とは、11歳頃から始まり、概ね18歳くらいまでの期間を指し、心や体が子供から大人へと変化していく時期のことです。
言わば、「子供以上大人未満」の時期ですね。
これまでは親の言いなりになっていた子供も自我が目覚め、少しずつ自分の「こうしたい」という思いや考えが湧いてきて、理想と現実との間で悩んだり、大人になることの責任感などについて考え悩んだりする時期です。
それに対し思秋期とは、45歳前後から始まる大人から老人へと移り変わる時期のことです。
この時期は更年期とも重なり、再び体が変化をし始める時期でもあります。
そのため体力が落ちてきたり、精神的に不安定になったりと、これまで思いもしなかった事が起こり始めます。
そして、老人へと向かう中で、様々なことを考え悩み始めるのが、この思秋期なのです。
思秋期は2度目の思春期?
思秋期に入ると、体だけでなく感情の老化も芽生えてきます。
そのため、もやもやした気持ちが続き、なんとなくいつも落ち着かないといった、まるで思春期の頃のような不安感に襲われます。
これは思春期同様、思秋期もホルモンバランスの変化が起きているからで、仕方のないことなのです。
なので、あまり深刻にならずに、そういう時期なのだと受け入れてしまったほうが、変に落ち込んだ気分を悪化させずに済み、ラクにやり過ごすことができます。
なんだか釈然としない思秋期を、2度めの思春期だと思って、あえてこの葛藤を楽しめると良いんですけどね。
思秋期に起こりがちな状況
思秋期になると、次のような状況が起こりがちです。
- おしゃれに興味が沸かず、毎日同じ格好をする
- いつも同じ店にばかり行く
- 怒りが止められない
- なにかと「めんどくさい」と思ってしまう
- 性欲の減退
- 好奇心の低下
- 自分から友達を誘って遊びに出かけない
- 人の話をじっと聞いていられない
- 涙もろくなった
- すぐにイラッと感じる
- 未来に対して悲観的
総じて、ネガティブな感じですね。
体力も落ちてくるので、何をやるにも気分が乗りにくくなるというのはあるでしょう。
なので、体力をつけるために、ウォーキングや筋トレを始めるのも良いと思います。
張り切りすぎると続かないので、適度に運動を習慣化させることがポイントとなります。徐々に体力が備わってくると、少しは出掛けてみたり、何かを始めてみたりする気持ちも、自然と湧いてくると思いますよ。
思秋期には恋をすると良い?
実は思秋期には恋をすると良いとも言われています。
今さら嫁や夫に恋心なんて沸かないよ。不倫は家庭崩壊を招くから、とんでもない!
なんて思いましたか?
実際にパートナー以外の恋人を作らなくても、例えば推しの芸能人を見つけて、コンサートやファンの集いに出掛けてみるといった、そういうものでも良いのです。
私の知人では50歳でロックに目覚め、1人でライブに出かけるようになってから、すごく毎日が楽しくなったという主婦がいます。
初めはおばさんが一人でロックバンドのライブに行くなんて、おかしいかなと思ったそうなのですが、勇気を振り絞って1回だけ行ってみることにしました。すると、意外にも1人でライブに来ているおじさん・おばさんもいることがわかり、悩んでいた自分が馬鹿らしくなり、一気にライブにハマっていったそうです。
今では、キツいパートの仕事も、あのライブが来月待っている!と思うと、仕事に行く元気が湧いてくるそうです。
なので、おじさんがアイドルに目覚めて、コンサートに行き始めてもいいじゃないですか!別に悪いことをしているわけじゃないのですから。
年齢や周りの目などをあまり気にし過ぎることなく、自分がやってみたい・行ってみたいと思うことに、チャレンジしてみると、新たな生きがいが見つかり、俄然毎日が楽しくなったりするというのは往々にしてあり得ることです。
やってみたかったスポーツを始めるのもいいし、習い事を始めるのもいいでしょう。
これまでになかった新たな物事に、ぜひ恋をして、夢中になってみてください。
そうすればいつしか、思秋期のもやもやとは無縁な気持ちになっていることに気づくでしょう。
まとめ
たしかに、40歳を過ぎるくらいから、なんとなく人生の終わりを考えたり、逆算したりして考えてしまうことが多くなってきたように思います。
それまでは無計画に、ただ「やってみたいから」と始めていたことも、「今からこれを始めて意味があるのかな」と、始めることを躊躇してしまうようになりました。
でも改めて考えてみると、何かを始めることや楽しむことに、目的やゴールは必要ではないのかもしれません。
ただその過程が楽しければ、それだけで十分にやることに意味があるのではないでしょうか。
誰かの誘いをきっかけになにか始めてみるのもいいでしょうし、ずっとやりたいと思っていたことがあるなら、この機会に思い切って始めてみルノもいいと思います。
頭で考え過ぎず、もっと気軽に始めて、心が楽しいと思ったんら続けてみる、そんな軽いスタンスで人生を生きても良いのです!