「イキる」とはどういう意味?イキっているのは恥ずかしい 悔い改めるにはどうすればいい?
「イキる」という言葉を時々見かけるようになりましたが、これはどういう意味なのでしょうか?もしも「イキってる」と影で言われているとしたら、それってどう思われているということなのでしょう。気づかぬうちに自分もイキってはいないか、イキっている自分に反省するなら今後はどうすればいいのか、そんな「イキる」についてお伝えします。
もくじ
「イキる」とはどういう意味?
時々「イキる」とか「イキってる」とかいう言葉を、目にしたり耳にしたりすることがあります。
以前はあまり聞かなかったこの言葉、なんとなく意味はわかるものの、本当はどういう意味を持つ言葉なのか、どういう言葉から派生したのかについて調べてみました。
調べてわかったのは、どうも「イキる」=「意気がる」という言葉から来ているようで、主に関西方面ではわりと昔から使われていた言葉のようですね。
それがSNSなどで若者を中心に徐々に広がり、わりと一般的に使われるようになったようです。
「イキる」とどうなる?
「イキる」のルーツが「意気がる」であるならば、「イキる」という言葉の意味は、「調子に乗っている」とか「偉ぶっている」といった意味に、どこか「勘違いしている」「周りが見えていない」「分かっていない」といった要素が加わった状態を指すと言えるかと思います。
一言で言うと、周囲から影で「イタい奴」と後ろ指を指されてしまいがちな状態のことですね。
そして周囲の人はイキっている人に対して少なからず嫌悪感を抱くでしょうから、そうなると当然、嫌われてしまうでしょう。
周囲の雰囲気や対応の変化から、自分がイキっていたことに気づければまだいいのですが、これに気づけないでイキり続けている、本当にイタい人です。
なぜ人はイキるのか
人がイキるのはどうしてでしょう?
1つ言えるのは、人は多かれ少なかれ「イキる」ことがある生き物であるということです。
イキっている人の特徴は、「自分が人より優れている」「自分は何でもデキる」と強く思っていて、しかもそれが「他者にはデキないこと」だと勘違いしているところにあります。
つまり自分は「すごいのだ!」「偉いのだ!」という、そういった思いが外に溢れ出してしまっているのです。
まだ人生経験の浅い10代や20代などが、成長の過程でイキりモードに入ってしまうのは、ある意味仕方のないことともいえます。
世の中のことや、もっと自分よりもすごい人はたくさんいるということを知らないので、勘違いしてしまうんですね。
すごいことでなくとも、「彼氏ができた」「部活で選手に選ばれた」「限定のグッズを手に入れた」みたいなことでも、若いとイキってしまったり。
また、「一流企業に就職できた」「新車を買った」「出世した」といったことで、若い人がイキったり。
こんなふうに、人生の中ではついイキってしまう、ということもあると思います。
イキってしまうのは、人に「褒めてほしい」「認めてほしい」「すごい!と言ってほしい」という現れでもあるでしょう。
また、他人ができないことでも「自分なら何でもデキる!」と、どこか自分が万能な人間にでもなったような気がしてしまい(勘違いなのですが)、その気持をひけらかしてしまうのです。
客観的に自分のことを見ることができるなら、イキっている自分がいかにカッコ悪いかということにも気づけるのでしょうけれど。それができていないから、イキってしまっているわけです。
マウンティングしようとする人も、まさにイキっている人の典型例です。
いつか気づければOK!
仮にイキってしまっても、後からそんなイタい自分に気づいて、「カッコ悪かったな」と思えたなら、それは成長です。
おそらくこんなことを何度か繰り返し、人は成長していくのです。
そしてイキっていた自分のカッコ悪さに気づけた人の多くは、「謙虚さ」を手に入れることでしょう。
たとえ自分が人より優れた部分を持っていたとしても、また他の人も自分より優れた何かを持っているものと思えたなら、イキりはなくなるでしょう。
なので謙虚さを常に忘れず、お互いの良い部分をリスペクトしあって、更に人間的に成長していこうと前向きな気持で、生きていけたらと思います。
まとめ
巷でよく見かける「イキる」とは、「意気がる」から派生した関西圏の言葉です。SNSを通じて若者の間から徐々に広まりました。
「イキる」=「意気がる」だけに、あまりポジティブな言葉ではありません。
もしも「イキってる」と思われたとしたら、ちょっと煙たがられてる・嫌われかけてるかもと、注意をしたほうが良いでしょう。
大抵イキっているときは、そんな周囲の雰囲気にも気づけないことも多く、後から気づいて恥ずかしくなるといったパターンが多いことでしょう。
人は成長の過程で、何度かイキってしまうことがあるものです。これは若いうちは世の中を知らないため、ある意味仕方のないことでもあります。
しかし、「イキって⇒敬遠されて⇒反省」といった経験を通して、人は「謙虚さ」を備えていくものです。初めからできた人間など、そうはいませんのでご安心ください。
たまにこれがいくつになってもできない大人もいます。そうした大人はイタい人と周囲から嫌われること(これにも気づけない鈍感な人もいますが)になります。
私も自分の人生を振り返ると、かつてはイキっていたときが何度もありました。猛省。
今は多少なりとも謙虚さを身に着けたと思ってはいますが、この先もイタい人にならないよう、環境変化によりポジションが変わった場合にも、謙虚さだけは忘れずにいたいと思います。
人は独りでは生きていけませんから、少なくとも人に不快感を与えるような人間にはならないよう、努力し続けたいと思います。