節約には稼ぐ以上の力がある？節約したお金でコツコツ投資 習慣を見直してムダ使いを減らそう！

実は節約には稼ぐ以上の力がある、ということについてお伝えします。そして節約したお金をコツコツ投資して、将来必要な資産を築きましょう、というお話です。まずは今の何気ない習慣を見直して、ムダ使いを減らすことから始めましょう。そのためのヒントをご紹介します。

節約には稼ぐ以上の力がある

将来のためのお金を貯金したい。

そう思ったときにやることとしては、

1. 収入を増やす
2. 節約する
3. 投資する

の3つが考えられます。

3番めの投資に関しては、資金が必要となるので、投資の前には、

• 収入を増やす
• 節約する

のどちらか、もしくは両方が必要となります。

しかし、収入を増やすというのは、すぐにできることではなく、また置かれている状況によってはなかなか難しい場合もあるでしょう。

ところが節約であれば、これなら誰もが、何なら今日からでも始めることができますよね。

しかも、実は「節約には稼ぐ以上の力がある」と言われているのです。

なぜなら、1万円稼いでも、そこから所得税等が引かれ、使うときはさらに消費税が取られますが、1万円の節約には丸々1万円が残るからです。

なので、まず「将来の貯金のために何から始めればいいかわからない」という方は、今の習慣を見直してみて、ムダ使いを減らすところから始めましょう。

習慣を見直すことでムダ使いを減らす

日々の何気ない習慣を見直してみると、随分とムダ使いをしていることに気付かされます。

節約はたいてい、何気なくやっていた習慣を意識的に変えることで効率よく行うことができます。

ではどの様に生活習慣を変えれば、節約に繋がるのかと言うと、一例として次のようなものがあります。

• 買い出しに毎日行かない
• ドレッシング・マヨネーズは買わない
• 「〇〇の素」や「鍋の素」などは買わない
• セールや通販で服を買わない
• 洋服は今すぐ（～3ヶ月間）着られるものだけを買う
• 会員証を作らない
• クーポン・割引券を取っておかない
• 意味なく外食をしない
• コンビニに立ち寄らない
• 平日はお酒を飲まない
• 夜更かしをしない
• ATMの引き出しは月1回にする（手数料の節約）
• スマホは格安スマホに乗り換え
• 自動車の所有を見直す（月数回の使用ならカーシェアリングを利用）
• 1駅・2駅なら歩く
• 水をボトルに入れて持ち歩く
• ミネラルウォーターをやめて浄水器に
• 契約しているサブスクを見直す
• カードや銀行（引き落とし口座）を1つに絞る
• 生活やライフスタイルをシンプル化する

これら1つ1つには節約につながる理由がありますが、ここでは説明は省きます。

ただマネするだけでも節約に繋がりますので、できることから実践してみてください。

節約したお金はコツコツ投資で増やす

節約したお金を貯金するのも良いのですが、できればそのお金は投資に使うことをおすすめします。

と言うのも、ただ貯金をしているだけでは、現在の銀行利息とこの先のインフレ率とを比較した場合、価値が目減りしてしまう可能性が高いからです。

例えば、最近は物価が上昇していますが、この先も物価が上昇していくと、今は1000円で買えるものが10年後は1100円出さないと買えなくなっているということが起こります。

この場合、10年で10％の利息がついてやっとトントンです。しかし今の銀行利息では、10年で10％もの利息はつかないどころか、口座から引き出す際の手数料だけで、かなりマイナスとなってしまうほどです。

なので、老後など将来のためのお金を貯めたければ、銀行の利率を上回る商品（投資信託など）を購入し、複利で運用していくほうが断然効率よく資産が増やせるのです。

※投資は元本が減ることもあるリスク商品です。必ず増えるという保証はありません。

お金の使い方を考える

節約したお金で投資をし、将来の貯金を貯めるのはとても良いことではありますが、そのために今の生活が無味乾燥なものになってしまうのもつまらないですよね。

なので倹約ができるようになったら、今一度「お金の使い方」について考えてみることが必要となってきます。

適切なお金の使い方とは、自分自身を整え高めるために使うことです。

流行やメディアに価値観を左右されるのではなく、

• 自分の体を健康に保つ食事
• スキルアップや学び
• 感性を高める

といったことに使うことです。

目に見えないものの、自身の価値観を高められるものごとにお金を使うことで、目的意識のある充実した生き方を送ることができるでしょう。

まとめ

1万円稼いでも、その価値は税金などを引かれると、実際は1万円以下の価値しか残りません。そして、そのお金でなにかを買うと消費税が更に引かれます。

そうなると、仮に1万円を稼いでも、実際は8000円程度の価値しか生み出せていないことがわかります。

しかし1万円節約することは、丸々1万円稼いだのと同じことになります。

こういった視点で考えると、節約には稼ぐ以上の力があるとも言えるのです。

節約をする際にはじめに行うべきことは、普段の習慣や行動を見直すことです。

これらを把握したうえで、ムダ使いを減らす工夫をしていきます。

続かないことを無理に続けようとしても、リバウンドが来るだけなので、自分にあった節約をすることをおすすめします。

比較的簡単な方法としては、なるべく持ち物を減らし、生活をシンプル化していくことです。

1つずつできることから行うことで、段々とコツが掴め、かつ生活がシンプルになっていくことが心地よくなっていくはずです。

節約して浮いたお金は、ただ貯金するよりも投資に回して、複利で増やしていくと、年月とともに大きな資産となっていきます。

お金は節約するだけでは生活が楽しくなくなりますので、自分の心に水をやるような有益なお金の使い方は残しておくようにしましょう。