部活動で顧問による暴力再び!女子部員のアゴが外れ全治一ヵ月という異常な世界に終わりなし?

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なぜこうも昭和の悪しき習慣が途絶えないものなのか?

兵庫県の姫路女学院高校ソフトボール部の顧問による暴力指導で、女子生徒のアゴが外れたという、指導のカケラもみられないことが起こったのです。

大体、指導力の無い人ほど、感情に任せて行動してる傾向があるので、この指導者は残念ながらお役御免となることでしょう。

が、女子生徒の心の傷は、ずっと残ったままとなるでしょうし、ひょっとするとソフトボール自体が嫌いになるかもしれない・・・。

今回は、この体育会系部活動の異常な面について、少し個人的な見解を述べてみたいと思います。

親が体罰容認の異常な世界

まず事件とは直接関係ないところを話しますが、一般的にいう体育会系に関しては、相変わらず体罰をはじめとしてハラスメントの巣窟だと感じています。

実績ある指導者だか何だか知らないけれども、我が物顔で牛耳っている人物の人間性を疑わないというのが不思議。

昔は、スポーツをやらせると、

  • 礼儀正しくなる
  • 挨拶ができるようになる

なんて、口コミでそそのかされた頭の悪い、しつけもロクにできない親が、強制的に参加させるくだりがあったのは、実際に見聞きしています。

我が子にすら、挨拶の仕方を教えられないって、どういうこと?

また指導者を神か何だかに見間違えているのか、我が子が叩かれて泣き叫んでいても、「鍛えられている」と思って傍観している親って、何なのでしょう?

指導に多少の体罰は仕方がないと妄信している親がいる限りは、この手の事件はなくならないですよ。

ましてや、事件を起こした指導者を擁護する親もいるということで、狂った世界ですよ。

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一部と言えどイメージ悪化

兵庫県の姫路女学院高校の事件など、部活動における行き過ぎた指導、つまり暴力や体罰沙汰が取り上げられると、ほとんどの部活動は健全だとかフォローする言葉も見られますが、実際は、程度の差はあれ似たり寄ったりと言えます。

そもそも「体育会系」なる人権を無視した縦社会のモデルって、世界的に見て、どう思われているのか考えたことはあるのか?

きっとないでしょうね。

敬うレベルにもない先輩を立てたり、気を遣ったりなんて、時間の無駄にもほどがあります。

かと言って、失礼な態度を取れと言ってるわけではなく、そんな「窮屈な枠組み」は、今の時代には適応しないと言いたいだけなのです。

結局は、上にいる者による「おれの言うことが聞けないのか」の温床になっているのは、ほぼ間違いないのではないかと。

確かに、先輩後輩の範疇を超えた間柄の方々もいるにはいるでしょうけど、それって結構、まれなケースではないのかなと考えます。

あまりにもスポーツを通じての成長を美化しすぎなんじゃないかなあ。

姫路女学院高校の事件の発端

事件の発端は、被害者の女子部員がユニフォームを忘れたことに激高して、電話で親に「体罰」の許可を求めての出来事だったそうです。

この流れも異常だらけです。

論点は、

  1. ユニフォーム忘れ
  2. 体罰の親への許可連絡
  3. 容認?した親

この3つです。

もちろん記事のピックアップなので、あくまでも仮説を交えた推論に過ぎませんが、一応、吐き出しておきます。

ユニフォーム忘れ

ユニフォーム忘れについては、確かに女子生徒は注意を受けても反論の余地は無かったでしょう。

だけども、体罰するほどのこと?

本人が試合に出られない悔しさとか、みじめさとかをすでに身に染みていたはずです。

もしもユニフォーム忘れでイライラするのならば、背番号の無いユニフォームを1着用意しておいて、当人はそれを着用してベンチ外で別の仕事をする、というようなルールを設ければよいのでは。

体罰の親への許可連絡

「どついていいですか」と親に連絡したというのですから、もはや異常行動ですよね。

もはや暴力を公言しているようなものですから、ある意味、学校と被害生徒を含めた家庭との間だけで、問題を収めてはダメでしょう。

1ヵ月の重傷を負わせているわけですから、指導者は傷害罪で訴えられてもおかしくはありません。

暴力後も暴言をはいたり、翌日もネチネチと体罰を繰り返していたそうですから、女子生徒が不登校になるのも時間の問題。

というか、さすがに登校できない状況らしいです。

容認?した親

この親も「まさか本当にたたくとは思わなかった」と発言しているようで、なんともお気楽な・・・。

対応したのは母親だそうですが、たたくとは思わなかった理由を知りたいですよね。

もしも、必死に「手を出すことだけは止めてください!」と言っていれば、顎が外れることなんて防げたかもしれません。

親がはっきり拒否の意思を示さずに、あいまいな返事をしてしまい、肯定的に受け取られたとしたら、あまりにも子が不憫です。

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場当たり的な指導が生んだ悲劇

繰り返しますが、もしもユニフォーム忘れでイライラするのならば、背番号の無いユニフォームを1着用意しておいて、当人はそれを着用してベンチ外で別の仕事をする、というようなルールを設ければよいのでは。

その方面に頭が回らない指導者だから、体罰という超短絡的な行動しか取れないわけです。

結局は、指導者の資質の問題にたどり着くわけですが、部活動には場当たり的な指導が横行しているのが目立つのは確かです。

だから顧問だけがギャーギャーわめく。

まとめ

「部活動で顧問による暴力再び!女子部員のアゴが外れ全治一ヵ月という異常な世界に終わりなし?」というテーマで、個人的な見解を書きました。

我が子も部活動はやっていましたが、話の端々に昔と変わらない旧態依然とした内容にモヤモヤしたことは数知れません。

もう引退したので、正直、ホッとしています。

高校に進学したとしても、部活動はやって欲しくないのが正直なところです。

参考

姫路女学院中学校・高等学校 ‐HIMEJI INTERNATIONAL SCHOOL-

姫路女学院高等学校(@himeji_jogakuin) ←非公開中

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追記

姫路女学院高ソフトボール部 あご外れる体罰 顧問を懲戒解雇 | NHK

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