空き巣に狙われやすい家の特徴 空き巣の侵入時間帯や経路で最も多いのは?対策方法について
空き巣に狙われやすい家の特徴や行動についてお伝えします。空き巣が最も多い侵入時間帯や侵入経路、空き巣対策、空き巣によるマーキング、絶対にやってはいけないSNSの使い方についてもご紹介します。
もくじ
気をつけたい侵入窃盗
家や会社などに侵入して金品を盗むことを「侵入窃盗」といいます。
そして侵入窃盗の6割が「空き巣」なのだそうです。
「空き巣」とは、留守中の住居へ侵入して金品等を盗む行為ですが、空き巣と似たものに「忍込み」と「居空き」とがあります。
「忍込み」とは、夜間の就寝時などに住居へ侵入し、金品等を盗むもので、「居空き」は忍び込みとは異なり家人が起きている時に侵入し盗みを働くものです。
そんな大胆なことする人いるの?と思うかもしれませんが、意外にも多いです。少し広めの家に住んでいて、生活パターンが決まっている場合など、どの時間帯にどこにいるかを把握されてしまうと、逆に窃盗犯にとってはやりやすいのだとか。
実際、私の知り合いにも、「忍込み」と「居空き」に合った人がいます。
しかし侵入窃盗で最も多いのは空き巣で、全体のおよそ6割を占めています。
空き巣が行われる時間帯と侵入経路
では、空き巣が行われる時間帯とは、いったいいつなのでしょうか。
空き巣の多い時間帯は家に人がいなくなることの多い日中から夕方にかけてです。
特に多いのが10時から16時くらいの間。当に白昼堂々と忍び込んでいるわけです。
また侵入経路を見てみると、最も多いのが無施錠の扉や窓からの侵入で、次が窓を割られての侵入です。
3階以下の建物の場合は、玄関だけでなくベランダからの侵入も多いので気をつけてください。
一人暮らしをしていた私の知人は、夏休み期間に窓を割られて侵入され金品を盗られましたが、その建物は単身者向けであったため、その建物のほぼすべての部屋が被害にあったそうです。
これも単身者が実家に帰る夏休み期間は、その建物自体の人が減るので、そこを突いてきたのでしょうね。
SNSなどで今どこにいるかなどを報告する行為は、家が留守だとカミングアウトしているようなものです。
一人暮らしの人は特にリアルタイムで出かけ先のツイートなどは控えましょう。
空き巣に狙われやすい家の特徴
空き巣に狙われやすい家には、いくつか特徴があります。
それは、
- 周辺の人通りが少ない
- 壁や樹などによる死角が多い
- 周囲の騒音が多い
- アパートなどの低層住宅
- マンションの高層階
- 外灯が少ない
- セキュリティが手薄
- 留守の時間帯が明確
- 駅や繁華街からほど近い
- 防犯カメラがない
といった家です。
マンションの高層階は意外に思うかも知れませんが、これは屋上にアプローチしやすい建物の場合で、屋上から最上階の部屋は侵入されやすいそうです。
反対に空き巣が嫌がる家は、死角がなく見通しの良い場所にある家になります。
空き巣対策について
空き巣の侵入経路で最も多いのが無施錠の扉や窓からということからも分かる通り、鍵の締め忘れこそが空き巣に入られる要因です。
ついそこまでだからといって鍵をかけずに出かけたり、ベランダ側だから大丈夫といってベランダの窓を開けたまま出かけたりすると、そこから空き巣が侵入してきます。
なので、出かける時は玄関や窓の鍵を必ず掛けること、そしてそれをきちんと確認することが何よりも大事になります。
また、雨戸などがある場合は長期外出時には雨戸も閉めましょう。
窓ガラスを割って侵入する場合は、窓の鍵の部分を小さく割り、そこから手を入れて鍵を開け内部に侵入する手口が多いようです。
なので、窓の鍵付近は特に防犯フィルムを貼り、窓が割れにくくするというのも良いでしょう。
また万が一侵入されたとしても、金品が探せなかったら被害は抑えられます。
家の中でもなかなか見つかりにくい場所・持ち出しにくい場所に、大切なものは仕舞うようにしましょう。
空き巣に狙われている前兆?
もしも玄関の扉付近に、何やら数字やアルファベットなどの記号が書き込まれていたら、それは空き巣のマーキングかもしれません。
用意周到な空き巣はスムーズに住居侵入ができるよう、住人が家を空ける時間帯や曜日などをマーキングしておいたりします。
また、インターホンや非通知の電話で在宅の有無を確認したり、玄関先の通り道に小石などを置いて、蹴飛ばされていないかなどから留守時間帯を確認したりします。
こういった空き巣のマーキング等は、家の周囲が散らかっていると、なかなか気づきにくかったりします。
なので家の周りは常に物を減らし、整頓しておくようにしましょう。
部屋の中も散らかっていると、何を盗まれたのか気づけなかったりします。
空き巣も根こそぎ持っていくというより、気づかれない程度に少額のお金や物を盗む場合があります。そうしてマークした家には、気づかれないうちに頻繁に何度も入る場合もあります。
財布の中のお金をすべて取るのではなく、1、2万だけを抜きとられた場合、意外と人は気づかないからです。
まとめ
侵入窃盗には、「空き巣」「忍込み」「居空き」があります。空き巣は住人のいない時に行われるもので、忍込みと居空きは、家人がいる時に侵入され窃盗にあうものです。
侵入窃盗で最も多いのが空き巣で、全体の6割近くを占めています。。
空き巣被害に合う最も多い原因が玄関や窓の施錠忘れです。すぐそこまでだからとか、ベランダ側の窓だからといって施錠をしないことが空き巣被害に合う原因となります。外出時はマメに戸締まりをするようにしてください。
施錠忘れの次に多いのが、窓を割られての侵入です。窓の鍵付近を小さく割られ、鍵を開けられて侵入されることが多いので、できれば窓の鍵の周りのガラスには防犯フィルムを貼っておくと良いでしょう。
空き巣に狙われやすい家の特徴は、
- 周辺の人通りが少ない
- 壁や樹などによる死角が多い
- 周囲の騒音が多い
- アパートなどの低層住宅
- マンションの高層階
- 外灯が少ない
- セキュリティが手薄
- 留守の時間帯が明確
- 駅や繁華街からほど近い
- 防犯カメラがない
といったものです。
また、玄関などに文字や数字などの記号が書かれている場合は、空き巣に留守の時間帯などをマークされている可能性があります。
私の知人には、ドアののぞき窓が外されていた人いました。おそらくそこから針金等を使い、留守中に玄関の施錠を外そうと考えたのだと思います。
より防犯に意識を向け、仮に侵入されても大切なものが盗られないように、分かりにくい場所や持ち運べないようなものに仕舞うなどして、被害を最小限に抑える工夫をしてください。