軽い熱中症の治し方 初期症状・なりやすい人 起こりやすい時期と場所 熱中症は予防が大事
軽い熱中症の初期症状と治し方についてご紹介します。また、熱中症になりやすい人や起こりやすい時期・場所などもご紹介します。熱中症は何よりも予防が大事です。普段から熱中症予防を心がけ、熱中症にならないように注意しましょう。熱中症を甘く見ると、命取りになることもありますので、くれぐれもご注意願います。
もくじ
熱中症の初期症状
熱中症の代表的な初期症状には、
- めまい
- 立ちくらみ
- 一時的な失神
などが見られます。
この際に、呼吸の回数が増えたり、脈が速くなったりするとともに、倦怠感や吐き気、頭痛などが現れることもあります。
熱中症でめまいや立ちくらみなどが起きる理由は、暑さで体温が上昇すると体が体温を下げようとして、血管を広げるからです。
血管が広がると血液の流れがゆっくりになり、血圧が下がります。すると脳への血流も減少します。
こうして脳への血流が減ることで血の気が引き、めまいや立ちくらみなどが起こるのです。
熱中症になりやすい人
熱中症になりやすい人は、
- 乳幼児
- 高齢者
といった身体的に体温調節機能が弱い人です。
また、
- 運動習慣のない人
- 太っている人
- 体調が優れない人
- 暑さに弱い人
なども熱中症になりやすいです。
熱中症の起こりやすい時期と場所
熱中症が最も起こりやすいのは7月と8月です。この時期の熱中症による病院搬送件数が1年で最も多いです。
しかし、熱中症自体は5月頃から発生しますので油断はできません。。
また炎天下はもちろんのこと、暑い室内で長い時間労働をしたり運動をすると、体内に熱がこもり熱中症は起こりますので注意が必要です。
軽い熱中症の治し方
熱中症の初期症状の場合は、クーラーの効いた涼しい場所(屋外の場合は日陰など)に移動し、衣服を緩めて風通しをよくします。
体を冷やして、適切に水分を補給し、安静にしていれば、大抵の場合は改善します。
もしも症状が改善しない場合は、病院へ連れて行くか、緊急の場合は救急車を呼びましょう。
熱中症は予防が大事
熱中症は普段からならないように予防することが大事です。
そのためには、
- こまめな水分補給
- 暑いときは無理をしない
- 涼しい服装をする
- 外出時は日傘や帽子を着用
- 体調管理に気を配る
ことを基本とし、
- エアコン・扇風機を上手に活用
- シャワーや濡れタオルで涼をとる
- 部屋の風通しを良くする
などして、室内環境にも気を配るようにしましょう。
高齢になると体感温度が鈍ります。体感で室温を測らず、温度計で室温を把握するようにしましょう。
まとめ
7月と8月は1年で最も熱中症による病院搬送件数が多い時期です。
しかし熱中症自体は5月頃から発生しますので、ゴールデンウィーク頃から注意をするようにしましょう。
熱中症は炎天下はもちろん、暑い室内での長時間の労働や運動でも起こります。
特に乳幼児や高齢者は体温調節の機能が弱いため、熱中症には特に気をつける必要があります。
また、普段から運動習慣のない人や太っている人、体調が優れない人、暑さに弱い人も、熱中症になりやすいので要注意です。
熱中症は普段からの予防が大事で、こまめな水分補給や暑いときは無理をしないこと、涼しい服装をする、外出時は日傘や帽子を着用、体調管理に気を配る、といったことを意識するようにしましょう。
室内にいる場合も、エアコンや扇風機を上手に活用し、シャワーや濡れタオルで涼をとったり、部屋の風通しを良くするなど、室内環境にも気を配るようにしてください。
高齢になると体感温度が鈍ります。室温は体感温度に頼らず、必ず温度計でチェックするようにしましょう。