緑茶は体に良いんだよね?飲み過ぎは良くないの?適切な量と緑茶のメリット・デメリット
よく緑茶は体に良いと聞くので、たくさん飲んでも良いものだと思っていましたが、どうやらそういうわけでもなさそうです。緑茶の1日の適切な量や緑茶を飲むことのメリットとデメリットについてお伝えします。もしもガブガブとたくさん飲みたいのであれば、緑茶よりもあのお茶をどうぞ!
もくじ
緑茶は体に良い飲み物?
緑茶は体に良い飲み物。
そういう認識があったのですが、どうやら飲み過ぎは良くないようです。
まぁ、何でも度が過ぎると良くないと言われますが。
いちばん体に無害そうな水でさえ、飲みすぎると水中毒を起こし、めまいやむくみ、頭痛、疲労感といった症状が起こると言われています。
では、1日に飲んで良い適正な緑茶の量ってどれくらいなのでしょう。飲みすぎるとどうなるの?
それと、緑茶のメリット・デメリットについてもお伝えしていきます。
1日に飲んで良い適正な緑茶の量
1日に飲んで良い適正な緑茶の量についてですが、まずその前に緑茶にはカフェインが含まれているということを思い出す必要があります。
人間が1日に摂取して良いカフェインの摂取限度は、男性で400mg、女性で300mgとされています。
緑茶に含まれるカフェインの量は、1杯(100g)あたり20mg程度なので、これをもとに計算すると男性なら2リットル、女性なら1.5リットルが限度量となります。
ということで、一般的に考えると、1日に1リットルくらいであれば、緑茶を飲んでも問題なさそうです。
緑茶のメリットとは
緑茶はカフェィンを含むため、1日に飲んでも良い量はありますが、緑茶自身には体にとって良い効果をもたらす飲み物でもあります。
緑茶をよく飲む人は、心血管疾患と脳卒中のリスクが低くなるという研究結果があります。
緑茶を週に3回以上飲むことで、心血管疾患の予防効果があり、健康的な生活が続けられるというのです。
また、血圧や血糖、悪玉コレステロールの上昇を抑えてくれる効果も、緑茶にはあると言われています。
更に、緑茶にはカテキンが多く含まれていることから、
- 抗酸化作用
- 抗ウイルス作用
- 抗ガン作用
- コレステロールを下げる作用
- 血糖の上昇を抑える作用
- 殺菌作用・抗菌作用
- 虫歯・口臭予防
- 肥満予防
といった効果も期待できるようです。
緑茶のデメリット 飲みすぎるとどうなる?
では緑茶を飲みすぎると、どうなるのでしょうか。
先程もお伝えしたように緑茶にはカフェインが含まれていますので、飲みすぎるとカフェインの摂り過ぎになってしまいます。
カフェインには興奮作用があるため、過剰に摂取すると中枢神経系が過剰に刺激されてしまい、めまいや心拍数の上昇、不安、震え、不眠などが起こす他、消化器管に影響して、下痢や吐き気、嘔吐す場合もあります。
また緑茶に含まれるカフェインにはシュウ酸が含まれているため、飲み過ぎると尿路結石や腎不全のリスクが高まると言われています。
緑茶以外の紅茶やコーヒーにもカフェインは含まれていますので、1日の摂取量はそういったカフェインを含む飲み物の摂取総量で考える必要があるでしょう。
沢山飲むなら麦茶の方がいい?
もしも夏場などで水分補給のためにガブガブとたくさん飲みたいのであれば、緑茶よりもカフェインを含まない麦茶のほうが良いでしょう。
それでも緑茶が好きで夏もたくさん飲みたいという場合は、お湯で抽出するのではなく、水出しにすることでカフェイン量を少なくすることができます。
ぜひ覚えておいてください。
まとめ
たしかに緑茶には良い作用もたくさんあるのですが、カフェインが入っている関係から飲み過ぎには注意しなければならないんですね。
それでも、毎食後に1杯の緑茶を飲むことは、飲み過ぎにもなりませんし、健康効果が期待できることでしょう。
緑茶はなんとなく日本を代表するお茶のような気がします。
コーヒーもいいですが、時には食後は1杯の緑茶を飲んで、気持ちと身体を整えたいと思いました。