公立学校教職員の人事異動で内示が出た模様!3年周期の法則ってホントなの?
毎年3学期末に公立学校の教職員は人事の内示が知らされます。
ゆえに年次末の修了式に離任式も行われるわけです。
人事の内容は4月1日以降に新聞紙上で発表されますが、現時点では外部に具体的な赴任先などは漏らしてはいけないそう。
児童や生徒に対してもご法度です。
そんな人事異動について、ちょっとだけシェアしたいと思います。
もくじ
昔の離任式はムダだらけ
前書きで「離任式」という言葉を出しましたが、今は修了式と同日に行われるようになりました。
異動の対象である先生は、始業式に赴任先で子どもたちに紹介されるという段取りです。
しかし、ちょっと前までは新年度の始業式に、異動の紹介が執り行われていたのです。
その結果、異動する先生方は、わざわざ新学期に赴任元の学校に出向いて、お別れを子どもたちにしてから、新しく赴任する学校へ向かうわけです。
とてつもなく面倒くさいことをやっていたことが、わかっていただけるでしょう。
効率化を考えることができなかったんでしょうね、当時は。
誰でも気付くと思うけど、非効率なやり方だと。
学校の先生の異動は大変か?
民間企業も人事異動の時期はピリピリするものです。
人事異動には大きく2種類あって、
- 赴任先の変更
- 昇進・昇任のお知らせ
ということは既にご存知でしょう。
昔は社命であれば問答無用で見知らぬ土地に行かなければなりませんでしたが、テレワークの普及で、もはや赴任先の変更に意味を持たない企業もあるはずです。
社命に拒否権がないということは今なら大問題ですので、今は、希望を叶える傾向が強くなっているとは聞きますが、ぶっちゃけ、会社によるという面はあるでしょうね。
ところが学校の先生には、希望は聞いて貰えるが反映の保証は無いというレベルらしいです。
過去に知った話では、可哀そうな異動もありますならね・・・。
引っ越しする必要はない
公立学校の先生の人事異動は、引っ越すまでも無いエリア内というメリットがあります。
もちろん例外はありますが、学区内や地域内で転々とする感じです。
ただ通勤には難儀するケースもあるようですが、単身赴任を強要されるようなことは、まずないと考えられます。
そういう面では引っ越し業者や新居の手配、移転の手続きなどに追われることはなさそうですね。
3年周期の説
どうも同一の学校には、連続して3年以上は勤務しないという説があります。
現役の教職員である親族に聞くと、ほぼ間違いない情報だと言えます。
意図的に教育委員会が仕掛けているのでしょうが、いろいろな現場を経験させることが目的でもあるのでしょう。
また学校によっては風紀や学力の問題があり、暗黙の了解として認識されていて、それを是正するために、できるだけ早く適切な人材を異動させられるという目的のあるとかないとか。
確かに屈強な男性教師は、少し元気の良過ぎる学校に配属されがちですし、意図的としか思えないようなことは多々耳に入ることはあります。
あくまでもウワサですけどね。
講師が担任するのは貧乏くじ
今まで聞いた中でもっとも悲惨だと感じたのは、正規職員でない常勤講師が担任を持たされることです。
待遇は当然、正規職員より下ですから、それだけで「割に合わない」ことが想像できるでしょう。
それに引き換え、担任するからといって手当が出るわけではありません。
もちろん残業代なんてものはなく、全く、立場的には同等に扱われます。
ただ報酬には大差があるということです。
ブラックもいいとこブラックですが、それだけ人材が不足、育成も遅れ気味ということが原因でしょう。
かつては人気職業の上位だった教師ですが、今ではベスト10には入ってないんじゃないかな。
13歳のハローワークでは、
- 26位 中学校・高校教師
- 29位 小学校教師
となってました。
こんなに低いのか・・・。
まとめ
「公立学校教職員の人事異動で内示が出た模様!3年周期の法則ってホントなの?」というテーマで、調べたことをシェアしました。
多分、勤めていらっしゃる方は、人事異動の話題で持ち切りかもしれませんが、人生を大きく左右することですから、社命と言えども、よく考えた方が身のためです。
会社は人生を保証してくれませんからね。
今さら誰もが「会社に尽くす」なんてことはしないでしょうが、それを強要する社風はあるみたいですね。
だからパワハラなんか出るのだと思います。
社風じゃなくて、個人の資質にもよるかもしれませんが・・・。