オワハラという就活終われハラスメントの意味を知ると働き方改革はかなり遠い存在と感じる
オワハラとは何か、ご存知ですか?
就活終われハラスメントのことで、就職活動が終了した後に内定者に対して、企業側が他社の面接を受けさせないといった不適切な言動や行為を指します。
ここまできましたよ、日本の雇用に関するレベルは。
まさに職業選択の自由は、単なるきれい事になり下がったことを如実にあらわしているわけです。
企業側も必死過ぎて、オワハラが墓穴を掘ることになると気付かないのが痛いですね。
そこで今回は、具体的なオワハラの例などを含めて、予防策などを考えてみたいと思います。
オワハラの例
オワハラの例を挙げると、枚挙にいとまがないかもしれません。
具体的には、内定者に対して「内定辞退するのか、大変失礼だ」といった強い言葉を使ってプレッシャーをかけることが、オーソドックスな行為です。
さらには、
- 就職活動の終わりを学生に迫る
- 他の企業の選考や内定辞退を強いる
- 「内定承諾書」を書かせる
- 内定者研修と称して学生を拘束
という、もはやゲスの極み!
企業間の競争は、こんなにも醜いものなのであります。
自信のない企業ほど、よく吠えるとは言いえて妙ですね。
パワーハラスメントと何ら変わりはありません。
オワハラの質が悪い点
オワハラは企業側が企むものだけに限らず、同期や先輩社員が加担する傾向も高まっている様子。
特に就活中のライバル意識からくる嫉妬や嫌がらせ、内定者への先輩社員の敵意などもオワハラの動機となっています。
もはや学生は孤立無援状態に追いやられるわけです。
事を荒立てたくない学生は、泣き寝入りしたまま入社式を迎えることになりますが、そこで終わるわけがありません。
大体、オワハラをしてくる企業がまともとは考えられないので、入社後も嫌がらせなんてことは容易に想像できます。
そういう企業体質が蔓延しているわけです。
政府の統計から実態を探る
内閣府の2021年度における「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」によると、全体の11.6%がオワハラを受けたとの結果に。
内容別に割合の高いトップ3は、
- 他社への就活をやめるよう強要:64.0%
- 内定承諾書の提出:42.3%
- 辞退を申し出たところ何度も説明や拘束を受けた:11.6%
となっていました。
オワハラ被害の防止
多分、しばらくは無理。
就職を目指す学生は今の就活ルールに従うしか選択肢がほぼない状況で、オワハラから身を守る術はありません。
学生という弱者を守るには、
- 就活ルールの改定
- 企業側の自粛
- 大学側も声を上げる
ことぐらいが関の山ではないでしょうか。
仮に学生が「オワハラ」について抗議をしたとしても、また、さらなる圧力をかけてくるのが見えてますから、その際は、弁護士を味方に付けるしかないのでは?
オワコンでは勝負できないので、強要などで精神的苦痛を受けたということを争点とするしかないでしょう。
まとめ
「オワハラという就活終われハラスメントの意味を知ると働き方改革はかなり遠い存在と感じる」というテーマで、オワハラについて書きました。
就活終われハラスメントは、被害者にとって深刻な影響を与える可能性があります。
そのため、企業や社員は、就職活動後も適切な対応を心掛け、健全な職場環境を作り上げることが求められます。
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