医療事務として入職した新人が辛い悩みを吐露している声がネット上で多すぎる件
医療事務は取得したい資格の中でもトップクラスの人気を誇ります。
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資格の特徴としては、
- 就職・転職や再就職に役立つ
- 女性が就業しやすい
- 求人数が多い
- 好不況に左右されず需要が安定
- 資格の難易度も標準的(最短3.4ヵ月で合格)
という面があります。
人気の資格にも関わらず、仕事の現場では新人医療事務員の悩みが深いという情報が目立つため、その理由などを調べてみました。
もくじ
医療事務の職場の実態
医療事務の世界は圧倒的に女性が多いです。
男性は大病院に一人か二人、つまりは管理職レベルで実務を離れているというケースぐらいになります。
ネット情報では、新人の悩みとして、
- 教育体系が確立されていない
- ベテラン事務員によるイジメの横行
- 周囲のフォローがない
- 引継ぎ期間が短い
- そもそも研修が行なわれない
- 資格なしだとバカにされる
- 診療報酬が難解
といったようなことが、ゴロゴロと出てきます。
人気職業であるがゆえに、裏事情も多そうです。
医療事務の求人募集を繰り返す職場の闇
どの求人サイトでも医療事務の求人件数は多いです。
定点観測すると何度も同じ病院が医療事務員を募集していたりします。
完全に怪しいですよね・・。
人気の度合いからすると、人手は足りないとは言い難いです。
人気職業とは裏腹に、新人の悩みの多さからすると職場に不満があって退職するケースが全国各地で発生しているものと推測できます。
退職理由は自己都合が多ければ、パワハラやモラハラも隠れているかもしれません。
新人=新卒ではなく、転職によって新しい職場に30代の医療事務経験者が入職したとしても「新人」扱いされることもあります。
なぜならば、病院単位で仕事のしくみや慣習が異なり、環境に慣れるまでが大変なのです。
人間関係と離職率の相関関係
職場での人間関係は、確実に仕事に影響します。
ストレスが積み重なると、出勤さえ嫌になります。
病院勤務なのにストレスで辞めざるを得ないというのは、何とも矛盾過ぎる状況ではないでしょうか。
昔は「お局さま」が職場を牛耳っていると、新人は嫌われないようにすることで精一杯なんてことがありました。
時代が変われば雰囲気も一変するものですが、あまり改善が見られない病院もあるようです。
ベテラン医療事務員の私的ルールが横行すると、もはや職場の秩序は無法地帯となり、新人にとっては辛いものとなります。
医療事務資格取得の勉強が役に立たない
医療事務の資格を取得するためには勉強が必要ですが、その勉強が実践で役に立たないという意見も少なくありません。
診療科の種類も豊富で、リハビリや精神系、在宅医療やオンライン診断等については、資格学校で対応していないケースもあるのです。
いざ現場に出されても武器が役に立たないため、初めて医療事務の仕事をする人は特に辛い状況になることが想像されます。
まとめ
医療事務という仕事は人気ですが、以前から、求人案件が多いこと、同じ病院が何度も求人を出していることなど、不思議に思っていました。
全ての病院に裏事情があるとは言い切れませんが、表に出ない事情も無いとは言えなさそうです。
身内に医療従事者(看護師)がいますので、機会があれば医療事務の世界を聞いてみたいと思います。