楽天銀行の無料の家計管理ツールであるマネーサポートとマネーフォワードと比較してみた
マネーフォワードが実質的に有料でないと使い物にならない状況になってまして、代替ツールを探している段階です。
第一の候補としては、口座開設している楽天銀行のマネーサポートなのですが、実際に使ってみて「ん?」と思うところがあったので、悩みが増加中・・・。
課金してマネーフォワードを利用するか、ちょっとガマンしてマネーサポートを利用するか判断に迷っています。
鱗滝さんなら「判断が遅い」と叱られる案件ですが、良い機会なので比較してみることにしました。
マネーサポートの良し悪しについても、ちゃっかりお伝えします。
もくじ
楽天銀行マネーサポートとは
早い話が家計管理ツールです。
楽天銀行の口座開設者だけが無料で利用できるサービスで、他の金融機関の口座情報を登録して取引状況などを一元管理します。
登録はいささか面倒ではありますが、何より登録数が無制限というところが魅力的です。
一方のマネーフォワード(サービス名はMoney Forward ME)も、楽天銀行マネーサポートと同様に、クラウド上で家計管理ができるサービスになります。
無料会員と有料会員(プレミアムサービス)がありますが、ここ最近のサービス改定で無料会員だと4件までしか他の金融機関との連携ができません。
これでは使い物にならないので、プレミアムサービスが前提です。
コスト比較
まず、楽天銀行マネーサポートとマネーフォワードのコスト比較です。
マネーサポートは無料ですが、マネーフォワードは有料プランが2つあります。
ひとつは「スタンダード」で月額500円、年額5,300円です。
連携数やデータの閲覧期間などは制限がありません。
もうひとつは「資産形成アドバンス」で、スタンダードの機能にプラスして、
- 配当履歴・予測・内訳
- 資産のタグ付け
- Myポートフォリオ
- 株式の業種別内訳
- 株式・投資信託の配当利回り別内訳
という機能が追加されます。
月額980円、年額10,700円ですが、正直、通常の家計管理レベルならスタンダードで十分です。
ウイークポイント
両サービスのウイークポイントは、マネーサポートの場合は楽天銀行の口座開設者だけが対象という点です。
いくら無料とは言え、楽天銀行の口座を持たない人は利用できません。
それと、これが一番参ったウイークポイントです。
家族の楽天銀行口座を、自分のアカウントには登録できないという点。
例えば、夫のアカウントでマネーサポートを利用するとします。
妻の楽天銀行口座については、夫のアカウントのマネーサポートに登録できないんです。
いやな予感が的中してしまいました。
これでは妻の楽天銀行口座は別管理しなければならず、一元管理が前提の家計管理ツールの役割が果せません。
マネーフォワードは、その点、何も問題ありません。
定期預金が反映されない
マネーサポートでは、もうひとつ、いやな予感が的中してしまいました。
他行の定期預金関連のデータは取り込めないという点です。
そりゃそうですよね、定期預金のデータまでは他行に提供しませんよね・・・。
この問題もマネーフォワードなら問題はなく、しっかり定期預金系のデータも取り込んでいます。
世帯の資産である現金・預金、株式など一部有価証券の状況を一元管理できなければ、ツールを利用する意味がありません。
ついでに言えば、ニーサやイデコあたりも含めて管理できることが理想ではあります。
もっと言えば不動産についても、現時点での資産価値なんかを提示できれば、喜ばしいことなんですけどね。
ともかく全ての資産を視覚化できるツールが欲しい!
マネーフォワードに軍配か
今のところはマネーフォワードのスタンダードを契約するほうが、どうもコスパは最適化できそうです。
今まで無料で使わせてもらっていたことが奇跡的で、やはり対価を払ってサービスを受けないとダメですね。
じゃないと「クレクレくん」と化してしまうし、タダに群がる卑しい人間になってしまいますからね。
まとめ
「楽天銀行の無料の家計管理ツールであるマネーサポートをマネーフォワードと比較してみた」というテーマで、家計管理について書きました。
マネーフォワードが有能なんですよね。
確定申告もマネーフォワードでやってますし、これまで一度たりともトラブルはありません。
運営の信頼度も高いので、家計管理はマネーフォワード一択かも。
参照
無料資産管理サービス「楽天銀行のマネーサポート」 | 楽天銀行
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