Office2021が1,000円以下!正規品ってホント?購入すると違法で罰則対象?
Officeって価格が高いので、いざ購入するとなると溜息が出ます。
下手すると比較的良質な中古パソコンが買えてしまうぐらいの相場です。
すでにOfficeがインストールされているパソコンを買っていた人が、Office単体での価格を知るとびっくり仰天することでしょう。
単体で購入するメリットは、1ライセンスで複数(大体2台)のパソコンにインストールできるという点しか知らないですけど(汗)
そんな高額なOfficeですが、Yahooショッピングでは激安でライセンスが販売されているのです。
かなり興味深かったので、違法性などについて調べてみました。
もくじ
正規品の個人向け価格
あり得ない価格でライセンスが販売されていると、疑いたくなるのは当然です。
Yahooショッピングでは、正規品と表記されて販売されていますけど、にわかに信じることはできません。
価格も1,000円以下ですから、どこかカラクリがあるはずです。
まず正規品であれば、家庭向け(個人:税込み)なら、
- Microsoft 365 Personal 12,984円/年
- Office Home & Business 2021 38,284円
- Office Personal 2021 32,784円
という価格をMicrosoftの公式サイトで確認することができます。
そのほか、一般法人向け、大企業向け、教育機関向けもあります。
非正規品の公式見解
Microsoftによる「非正規品」の公式見解はコチラです。
- Office Professional Plus や Office 365 を販売
- Office Home and Student、Office 365 Home Premium を販売
- 他国語版を販売
- OEM 版、DSP 版と称したエディションを販売
- メディアが添付
引用:非正規品の Office にご注意ください。- Microsoft Office
非正規品の特徴
激安ライセンス販売の特徴は、
- パソコンインストールは1台(通常2台)
- たまにライセンス認証ができない
- とにかく価格が安すぎる
- 法人向けエディションが個人に売られている
ことが挙げられます。
よくあるからくりとしては、本来は法人に向けたボリュームライセンス版、つまり数個または数十個単位で企業に販売しているライセンスを、個人にバラ売りするものです。
わかりやすく例えると、金券ショップが新幹線の回数券を1枚単位で安く販売している感じと言えば、イメージできるでしょうか。
違法性について
さて、うっかり購入してしまった人は、何らかの罰則があるのか、という点が心配だろうと考えます。
弁護士やMicrosoftに確認をとったわけではないので、あくまでも推測レベルですが、購入した人への罰則等はわかりません。
ただ、違法コピーに関する事件はあります。
参考:違法コピーしたOffice入りPC、「メルカリ」で販売 夫婦を逮捕 – ITmedia NEWS
あくまでもネット上の情報では、Microsoftの規約上はボリュームライセンスの販売はNGだとしても、認証したライセンスが「バラ売りされたもの」かどうかは調べようがないのが実情とのことです。
参照:低価格のオフィスのプロダクトキー正規版 ダウンロードと他は何が違う- Excel(エクセル) | 教えて!goo
売り方としてはMicrosoftは容認できない、止めて欲しいけれども、取り締まる方法が無いということでしょう。
しかもバラ売りライセンスで認証できたら、Microsoftが発行したものですから、
「確かにウチが発行したライセンスコードだけど・・・」
なんてモヤモヤしているに違いありません。
まとめ
「Office2021が1,000円以下!正規品ってホント?購入すると違法で罰則対象?」というテーマについて調べてみました。
確かに堂々と売られているのです、正規品として。
売り方は正規じゃないけど、ライセンスは正規だという、何ともグレーな部分が残っている状況と言えそうです。
購入した人の中にはライセンスが認証されなかったり、いきなり認証が解除されていたりするケースもあったようで、やはりリスクはあると言えそうです。