ディズニーリゾート運営のオリエンタルランドが賃上げ!大卒・大学院卒の初任給は?
春闘の季節が近づいておりますね。
相変わらず、従業員の個々の能力を全く無視した、一律の賃上げに、
- 給料が少ない
- 上がりにくい
という愚痴を居酒屋でこぼすだけの人が多い状況が、今の働き方としてふさわしいかどうか、再考する機会になる人もいるのでは?
ひとりあたりの割り当てなんて、たかが知れてることに気付くかどうか。
さて、賃上げを発表したオリエンダルランドの初任給は、一体、いくらなのでしょう。
もくじ
平均7%の賃上げ
これは結構、高い数字です。
しかし、10万円の7%と30万円の7%では、結果に大きな差が出ます。
だから平均なのですよ。
オリエンタルランドは4月1日から、
- 大卒・大学院卒の初任給:23万8千円(+2万円)
- アルバイトの時給:一律80円UP
という賃金体系となります。
時給80円のアップか・・・。
ともかくアルバイトがサービスの屋台骨を支えている割には、やはり厳しい部分が残ってますね。
月平均50時間働いているアルバイトは、4000円の給与アップですが、実質の手取りは少し下がります。
オリエンタルランドのアルバイト
オリエンタルランドのアルバイト、いわゆるディズニーキャストは準社員扱いです。
時給(基本自給+調整給、以下時給)も公表されています。
最低時給は1,100円、最高時給は1,550円、研修期間中は40円下げられます。
職種によっては夜の時間帯に働くこともあるので、詳細は、記事下の公式サイトをご覧ください。
働き方としてはシフト制で、希望によって週2日~週5日、実働5時間~7時間30分程度パーク内外で働きます。
時給が80円上がるということは、大体、1日400円~600円ほど増える計算です。
月額(4週)に換算すると、3,200円~12,000円ほど増えることになりますが、そもそも物価高の最中ですので、どこまでカバーできるかはわかりません。
ともかく賃上げしたところで、その分が、まるまる懐に入るということは期待できない可能性が高いと言えそうです。
賃上げ分は消費者が負担
オリエンタルランドが従業員の賃上げに踏み切った分、利益を出さないといけません。
そのためには、
- 利益率の改善
- 売上の向上
しかないわけです。
特に売上の向上で取ってり早いのは「値上げ」なんですよね。
値上げは消費者が負担するわけですから、ますます、ディズニリゾートが限られた人だけの空間に近づくことになります。
入園のためのパスポートが10,000円となる日も遠くないかもしれません。
それはそれで、妙な客は出入りできないことから、安全な場所ではあるかも。
利益は頭割り
給与は企業が利益を出すから貰えます。
利益の頭割りでありながら職能とかポストなどで、微妙に差がつく構造になっていることから、一般社員がどうしても上がり幅は低いです。
楽天が「100万ポイント山分け」なんてキャンペーンを売ったりしますが、応募総数を公表しないことから、せいぜい1ポイント割り当てがあれば御の字と、読めるかどうか。
そういう見方をできないと、いつまでたっても給料が上がらないと嘆いたまま定年を迎えます。
やはり今の時代はキャリアチェンジや転職で年収を上げていくしか、期待が持てないことに気付くべき。
数%の昇給で家計は持ちますか?
サラリーマンも自分を売り込めないと、絞り取られるだけですよ。
まとめ
「ディズニーリゾート運営のオリエンタルランドが賃上げ!大卒・大学院卒の初任給は?」というテーマで、賃金について書きました。
オリエンタルランドでのアルバイトは、もはや「お金」は二の次という人が多いかもしれませんね。
異世界ですから。
我が子も数年後はキャストのはず。