蛙化現象・蛇化現象とは 蛙化現象が起こる具体例 女性と男性とでの蛙化現象に対する発生の違いとは
蛙化現象・蛇化現象といった言葉が、Z世代の人たちの間で流行しているそうです。どちらも好きになった人に対して起こる現象だそうです。この2つの言葉の意味や、蛙化現象が起こる具体例や女性と男性とでの蛙化現象に対する発生の違いなどについて解説します。また蛙化現象・蛇化現象が起きる人の特徴についてもお伝えします。
もくじ
蛙化現象とは
「蛙化現象」とはどういったことかというと、自分が好意を抱いている相手がいて、その相手も自分に対して好意を抱いていることを知った途端、その相手に対して嫌悪感を抱くようになるといった心理現象のことです。
しかも、単に興味がさめると言うよりも、生理的な嫌悪感を抱いてしまうレベルにまでになるというからなんとも…。
これはもともと、グリム童話の『かえるの王さま』を例えて「蛙化現象」と呼ばれるようになったそうで、近年になってSNS等でよく使われるようになり、Z世代が選ぶ2023年上半期の流行語ランキングの第1位に選ばれたそうです。
しかし2020年代以降は「蛙化現象」の意味合いが少し異なって使われ始めており、近頃は「交際相手などの嫌な面を見て幻滅する」という意味で使われることが多いようです。
「蛙化現象」が起きやすい女性は
- 基本的に異性に嫌悪感がある
- 自己評価が低い
- 恋しているときの自分が好き
といった性格である事が多いとされています。
また男性の場合は、もともと狩猟本能を持っていることから「逃げるものは追い掛ける」という習性があるものの、手に入ると満たされて対象に対しての気持ちが冷めるといった「蛙化現象」を、多かれ少なかれ誰もが備えているようです。
女性が蛙化現象を起こす時
では具体的に女性が蛙化現象を起こす時とは、どういったときなのでしょうか。
それは、好きな相手が
- 誰かに怒られている
- 不安そうに周囲をキョロキョロしている
- 改札時にICカードで引っかかっている時
- 先生に急にあてられてしどろもどろになっている時
などという姿を、見かけてしまったときだそうです。
要は相手に対しての理想が高すぎるゆえに、ちょっとした隙が見えてしまっただけで急に冷めてしまうようですね。
これって10代くらいの女子にはあるあるな感じです。きっと100点か0点という2極化で、相手を見ているから起こるのでしょう。
蛇化現象とは
では、「蛇化現象」とはどういうものかと言うと、好きな人が好きすぎて、何をしても「カッコイイ!(もしくは、かわいい!)」と思ってしまう心理現象のことです。
つまりは、好きな人であればやることなすこと全肯定!ということですね。
これは蛙化現象とまるで異なり、ダサい姿を見ても冷めず、逆にそんな姿も「かっこいい!(かわいい!)」となるようです。
この「蛇化現象」の由来はグリム童話からではなく、こちゃもちゃさんという方がTikTokで使ったことからZ世代を中心に広く知れ渡るようになったそうです。
こちゃもちゃさんの彼女さんは、こちゃもちゃさんが何をしても全肯定してくれるそうで、「恋人のカッコ悪い部分も丸呑みして受け止めるくらい好き」という意味から、丸呑みする蛇ということで、「蛇化現象」と名付けたようです。
なるほど!なかなかネームセンスが優れていらっしゃいますね。
要は恋する人にとっては、「あばたもえくぼ」「恋は盲目」ということなのは、昔も今も変わらないようです。
蛙化現象と蛇化現象の違い
蛙化現象と蛇化現象について見てきましたが、調べてみてこの2つの間にある違いに気づきました。
蛙化現象が起きる場合、好きな人の対象がアイドルだったり、外から見かけただけの人だったり、その人のことをよく知らない人が対象である場合が多いのではないのかなと思いました。
仮に付き合っている場合でも、まだお互いをよく知らない状況にある場合だったり、相手を良く知らずに付き合い始めた場合などですね。
それに対し、蛇化現象が起きる場合は、相手の存在がもはやその人の「世界のすべて」「この世のルール」と言わんばかりに、全面的に受け入れている場合、起こるような気がします。
まぁ、もともと持ち合わせている「相手を受け入れる懐の深さ」の違いだけなのかもしれませんが…。
まとめ
「蛙化現象」はもともと、とても好きな相手が、自分に対して好意を抱いていることを知った途端に、その相手に対して嫌悪感を抱く心理現象を表す言葉のようです。
しかし近年では、Z世代により少し異なる用いられ方がされており、相手が誰かに怒られている姿を見かけたり、ちょっと失望されるような姿を見た際に、単に興味がさめると言うより、生理的な嫌悪感を抱くほどのレベルまで嫌いになるという、急激な気持ちの変化が起きたときに使われるようです。
対して「蛇化現象」とは、好きな人が好きすぎて、何をしても「カッコイイ!(もしくは、かわいい!)」と思ってしまう心理現象のことです。
これは蛇がまるっと飲み込むように、相手の「カッコ悪い部分も丸呑みして受け止めるくらい好き」という意味で、こちゃもちゃさんという方がTikTokで紹介したことから、できた言葉のようです。
どちらも恋する人には、起こり得る現象と言えるでしょうね。
50代の私にはもう、どちらも発動しなさそうですが…。