プレス式コーヒーメーカーの使い方 フレンチプレス・エアロプレス・アメリカンプレスの特徴
フレンチプレス・エアロプレス・アメリカンプレスといった、3つのプレス式コーヒーメーカーの特徴と使い方についてご紹介します。これら3つのプレス式コーヒーメーカーのメリット、デメリットについてもお伝えしますので、参考にしてみてください。。
もくじ
フレンチプレスについて
フレンチプレスは、コーヒー用の抽出器具としてフランスで開発されたものです。「コーヒープレス」「カフェプレス」「プランジャーポット」などと呼ばれることもあります。
日本では紅茶用として発売されてブームになったため、紅茶用というイメージが強いかもしれません。
フレンチプレスのメリットは、ガラスポットにコーヒーの粉とお湯を入れ数分待つだけで、とても簡単に美味しいコーヒーが淹れられることです。
また、フィルター部分が金属製なので、ペーパーフィルターでは味わえないコーヒーオイルを含んだコーヒーに仕上がります。
デメリットは、本体のパーツが多いため、使用後の後片付けが少し面倒という点です。
フレンチプレスの使い方
コーヒーは深炒り~中炒り程度のものを、中細挽き~粗挽きにして使います。1杯分の目安としては、コーヒーの粉12~13g程度に対し、お湯は160cc程度が適量です。
- 温めておいたガラスポットにコーヒー粉を入れる
- お湯を注ぎ、コーヒー粉となじませる(乾いた粉がなくなるまで)
- ふたをかぶせ、金網フィルターを下ろさない状態で4分程度抽出する
- 3~5秒程度かけてつまみを押し下げる
エアロプレスについて
エアロプレスとは、注射器のような形をしたコーヒー抽出器具で、2005年にフリスビーを製造する会社であるAEROBIE社によって開発されました。
アウトドア向きに開発されたので扱いやすく、野外でも手軽にエスプレッソのような濃いコーヒーを飲むことができます。
エアロプレスのメリットは、軽量で持ち運びしやすく、コーヒーのかすが固まるので後片付けがとても簡単で、短時間で抽出できることでしょう。抽出の際にかかる圧力が強いので、コーヒー豆が持つ味わいをより感じることができるのも特徴です。
デメリットは、一定の速度で圧をかけながら抽出するため、ある程度の力が必要な点です。
エアロプレスの使い方
コーヒーは浅煎りの中細挽き~中挽きがおすすめです。1杯分の目安として、コーヒーの粉12gに対し、お湯は160ccが適量です。
- 器具を温め、ペーパーフィルターとキャップをセットする
- コーヒー粉を入れ、ゆっくりとお湯を注ぐ
- パドルを使って、5秒ほど攪拌する
- 真上からゆっくりと、10秒~20秒かけてプレスする(最後まで押し切らず、直前で止めるのがポイント)
※エアロプレスを逆さまに設置して、コーヒーの粉とお湯を入れ、上に蓋をするようにフィルターを取り付ける「インヴァート方式」という入れ方もあります。
アメリカンプレスについて
アメリカンプレスは、arktrading社から販売されているコーヒーの抽出器具です。コーヒーの粉を容器に入れ、圧力をかけて抽出しますが、エアロプレスほど強い力は要りません。
アメリカンプレスのメリットは、フィルターが容器と一体になっていることで、ペーパフィルターを使う無駄がなく、ポッドの中身を捨てるだけなので後片付けが非常に簡単な点です。
デメリットは、フレンチプレスと比べて容量のバリエーションが少なく、大人数には向いていないことです。
アメリカンプレスの使い方
コーヒーは中細挽き~中挽きがおすすめです。1杯分の目安として、コーヒー粉20gに対し、お湯は355ccが適量です。
- コーヒー粉を計り、ポッドに詰めて蓋をする
- お湯を容器に入れ、プランジャーをセットする
- 豆全体がお湯に浸かる程度まで押し込み、そのまま30~120秒蒸らす(豆の挽き目によって調整する)
- プランジャーを60~90秒かけてプレスする
まとめ
フレンチプレスは使い方が簡単ですが、掃除が少し面倒ですね。でも一番日本ではメジャーなプレス式コーヒーメーカーかと思います。
エアロプレスはキャンプに持っていくのに最適ですが、抽出に少し力が要りますね。
アメリカンプレスは使い方も掃除も割と簡単で、エアロプレスほど力も要りませんので女性にも向いているかも。
それぞれ使い方だけでなく、コーヒーの味にも違いがあるので、興味があったら飲み比べてみてください。