『隣の億万長者』から学ぶ真のお金持ちの実態 シンプルライフでお金持ちと同じ暮らしができる?

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『隣の億万長者』という本には、真のお金持ちの実態について書かれています。そこから紐解いていくと、意外にも私たちでもお金持ちと同じ暮らしができることがわかります。しかもこの事実を知ると、幸せは身近にあったことに気づけるはずです。ということで、逆転の発送のような、目からウロコが落ちる話をお伝えしましょう。

お金持ちといい暮らしをしている人

これまで多くの日本人はお金の勉強を学校で教わらずに大人になりました。なので本当の意味でお金について理解している人が少ない国だと思います。

今でこそマネーリテラシーの重要性が訴えられるようになり、学校でお金の授業が始まりつつあるようですが、それでもまだ一部だけ。しかも、その授業だけでどこまでお金について理解できているかはわかりません。

なので、よくある勘違いとして、「いい暮らしをしている人=お金持ち」と思っている人が多いように思います。

その家がお金をどれくらい持っているかは外からは見えにくいので、大きな家に住んでいたり、高そうな車に乗っていたり、ブランド品を身に着けていたり、しょっちゅう旅行に行っていたりする人を見ると、「お金持ちなんだろうなぁ」という気がしてしまいます。

しかし、そんな華やかな暮らしをしている人(例えばえ芸能人とか)が、いきなり破産したりすることってありますよね。

それってどうして?って思ったりしませんか。

実は「いい暮らしをしている人=お金持ち」とは限らないのです。

お金持ちとは、その名の通り「お金をたくさん持っている人」です。

いい暮らしをしている人は、「たくさんお金を使っている人」です。

お金をたくさん持ち続けるには、お金を使っていては決して貯まりません。

つまり、「たくさんお金を使っている人」はたくさんのお金を稼いではいるかもしれませんが、その分たくさんお金も使っているので、意外と資産は少なかったりします。

いい暮らしをしている人の中には、実は借金をしていい暮らしをしている人が大勢います。かなり無理して住宅ローンを組んでいる人が多いこともいい例です。

つまり「いい暮らしをしている人=お金持ち」ではないことのほうが、実は多かったりするのです。

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『隣の億万長者』が定義するお金持ちとは

では真のお金持ちの多くは、どういった暮らしをしているのでしょうか。

そんなお金持ちの実態について研究した結果をまとめた『隣の億万長者』という本があります。

その本によると、お金持ちの定義は、

年収:1600万円以上
資産額:2億円以上(ただし持ち家は除く)

といったものです。

年収1600万円以上の人の割合は全体の1.6%です。そしてこの1.6%の中に、会社員はほぼいません。

そして、年収1600万円の手取りは1080万円です。2億円の資産を貯めようと思うと、毎年700万円貯金しても30年近く掛かります。

しかも、毎年700万円に納めるためには、生活費は月30万円に抑える必要があります。

月30万円の生活費の中から住宅ローンを支払うとしたら、どれくらいの家が買えるでしょうか。

月々10万円の住宅ローン支払いで購入できる物件お価格はおよそ3900万円です。

  • 借入額3900万円
  • 期間35年
  • 変動金利0.475%

そしてこのクラスのローンを組んでいるのは、日本の場合年収500万円の家庭です。

真のお金持ちは日本にはほとんどいない

ここまでの説明でもわかったと思いますが、年収1600万円でも家は3900万円程度のものに抑えなければ、資産の2億は作れないということです。

しかもそれでも2億を作るには30年掛かるので、25歳から毎年1600万円を稼ぎ続けても、55歳になる頃にやっと到達するという計算です。

このことからも、日本には真の金持ちはいないということが容易に想像できるでしょう。

いい暮らしをしてお金持ち風に見えている人たちの多くは、真のお金持ちではなく、ただお金をたくさん使っている人たちに過ぎないのです。

お金の教育をしてこなかったので、たまたまお金を平均より稼げたとしても、その分だけ多く使ってしまっているのです。

しかし、そのバランスが崩れると、一気に破綻してしまいます。

これが、一見お金持ち風に見える人(芸能人やスポーツ選手によくある)が、一気に破産する理由です。

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真のお金持ちの実態

『隣の億万長者』では、真のお金持ちの実態についても書かれています。

そこには、真のお金持ちはあまりお金持ちに見えないという特徴があるそうです。

また、真のお金持ちは、お金持ちが多く住むエリアに住まず、もう少し年収の低い人達が多く住むエリアを選んで住むそうです。

というのも、高級住宅街に住むと、出費がかさむからです。

もう少し真のお金持ちの特徴をあげると、

  • 3分の2は事業家・自営業者で、そのうちの4分の3は自分で事業を起こした起業家
  • 現役のお金持ちの7割は夫が家計収入の8割以上を稼いでいる
  • 97%が持ち家に住み、同じ家に20年以上住んでいる。その家の評価額は3800万円。
  • 少なくとも収入の15%を資産に回す。
  • 現役のお金持ちの3分の2は、週に45~55時間働く

という感じです。

実は真のお金持ちの暮らしは、2億の資産があることを除くと、年収500~600万円の家庭とほぼ変わらない暮らしをしているということです。

まとめ

ある程度の資産があるということは、心の余裕を得るためには必要ですが、2億もの資産が必要かというと、そこまでは必要ないでしょう。

資産2億を除くと、真のお金持ちの暮らしは年収500~600万円の家庭と変わらないというのが、なんだか意外な発見です。

つまり、世帯年収で500~600万円を目指し、あまり高額な家を購入せずにシンプルライフを実践すれば、30年もかければ多少の資産も築くことができ、幸せに暮らせるということなのだと思います。

そう、別にすごくなくて良いんです。

あとは、一見お金持ち風に見える「お金をたくさん使っていい暮らしをしている人(ただし資産は少ないはず)」に惑わされず、小確幸(小さいが確実に幸せなこと)を大切に生きることが大事になるのかなと思います。

こう考えると、なんだか急に元気が湧いてくるのは私だけでしょうか(笑)。

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