本や音楽の印税ってどれぐらい?本が100万部売れたら音楽がミリオンセラーなら印税収入の相場は?
不労所得の代名詞とも言える印税収入。
厳密には、その印税収入を得るためには、血のにじむような働きが必要なのですが、そこをすっ飛ばして夢を語ってる人は非常に多いですよね。
騙されて大金を失ったり(汗)
それだけ魅力があるマネタイズなわけですが、今ではAmazonなら個人での書籍販売ルートが確立していますから、印税収入は一般的になるかもしれません。
しかし職業小説家やアーティストにとっては、やはりミリオンセラーを目指したいところ。
達成したとしても実際に、どれくらいの印税収入が得られるのかは、あまり知られていません。
そこで今回は、書籍と音楽それぞれの印税率、ミリオンセラー達成時の印税収入、印税の計算方法などを解説します。
もくじ
書籍と音楽の印税率
印税率は、作品の販売価格に対して著作者や作曲家などに支払われる割合です。
書籍と音楽では、印税率の決定方法が大きく異なります。
書籍
一般的に5~10%で、初版部数や著者の知名度によって変動します。
印税率は契約時に出版社と決められます。
電子書籍の場合は、印税率が紙書籍よりも高くなる傾向です。
音楽
楽曲の利用方法によって異なりますが、例としてアーティストがCDを販売するに至ると1~2%、配信の場合は5~15%が相場です。
印税率は著作権管理団体によって定められています。
アーティストは、作詞家や作曲家と印税を分配します。
特に音楽においてシンガーソングライターは、印税ひとり占めといわれますが、作曲や作詞なども含めて、「著作権印税」「原盤印税」「アーティスト印税」が発生するためです。
この辺のしくみについては、また別の機会に投稿します。
ミリオンセラー達成時の印税収入
気になるのは、どのぐらいの印税が懐に入ってくるかと言う、下世話な部分です・・・。
あくまでも、ざっくりとした計算しかできませんが、
- 書籍
定価1,000円の書籍が100万部売れた場合、印税率10%で1億円。 - 音楽
CD1枚1,000円で100万枚売れた場合、印税率2%で2,000万円。
この部分だけだと、書籍のほうが儲かるじゃないかと思いますが、今の音楽の主流は楽曲のダウンロード数やストリーミング再生回数です。
それに加えて、カラオケで使われても印税が発生しますから、それを考えると夢のある話しではありませんか。
副業で、書籍販売や楽曲リリースという働き方も、ありっちゃありかもしれませんね。
印税の計算方法
印税は、以下のシンプルな式で計算できます。
印税 = 販売価格 × 販売部数 × 印税率
つまり売れれば儲かるようにはなっていますが、売れるまでのコストについては、一切、不透明であることも不気味と言えば不気味なのです。
音楽や書籍以外の印税
そもそも印税は、著作権のある著作物を使用することで、著作者らに対しての手数料あるいは使用料とも言えます。
この記事では、広く浸透している音楽と書籍を例に挙げましたが、基本的には著作権法で9つが対象となっています。
- 小説、脚本、論文、講演その他の言語の著作物
音楽の著作物
舞踊又は無言劇の著作物
絵画、版画、彫刻その他の美術の著作物
建築の著作物
地図又は学術的な性質を有する図面、図表、模型その他の図形の著作物
映画の著作物
写真の著作物
プログラムの著作物
印税収入のチャンスがある!?
まとめ
「本や音楽の印税ってどれぐらい?本が100万部売れたら音楽がミリオンセラーなら印税収入の相場は?」というテーマで、印税について概要をお伝えしました。
印税については、あくまでも概要レベルでしか伝えられないほど、深いものがあります。
なぜならば、印税率は個々の契約で異なる部分であるため、印税収入も推測の域を出るものではないからです。
ですが、一般の人でも印税収入のチャンスはある時代となりつつあります。
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