歯石取りは簡単に終わるものじゃなかった!2回に分けたり4回に分けたりする理由
歯石取りは気持ちいい
歯石取りは面倒くさい
歯石取りは何回通えばよいのか
歯医者への通院には、いろんな疑問や不安の声があります。
しかし、その多くは「歯医者」と聞いただけで、身の毛がよだつ人も多いのではないでしょうか。
キュイィィィイイイイインンンとうなる音が、その恐怖感や不安を倍増させます。
虫歯が痛みだしてから通院すると、より地獄を見るのですが、予防のためのクリーニングだと、そこまでの負担はありません。
そこで今回は、歯石取りやクリーニングについて知り得たことをシェアしたいと思います。
もくじ
歯石取りの通院回数
多くの人が疑問に感じることかもしれませんが、歯石取りだけで数回、通院が必要なケースがあります。
歯の掃除をするだけじゃないかと、患者側としては、そのように考えたくなりますが、実は理由があることを知りました。
筆者も定期的に歯周病予防のために歯石取りを行っています。
実際に経験したのは、2回のパターンと4回のパターンです。
このパターンを理解する前に、歯石取りについて、歯科医院の立場を知らなければなりません。
歯石取りは2種類ある
歯石取りは実は2種類あることを知りました。
- 歯茎の上の歯石取り
- 歯茎の下の歯石取り
歯茎の上の歯石は、歯の周囲に付着していて自分でも確認ができる範囲と言えばよいでしょうか。
歯茎の下の歯石は、鏡を使っても見えません。
保険適用の診療における歯石取りのルールとして、
- 歯茎の上の歯石取り:上下で2回
- 歯茎の下の歯石取り:上下左右で4回
に分散することが求められているのです。
ゆえに、上下で2回の通院といわれたら歯茎の上の歯石取り、4回だと歯茎の下の歯石取りということを覚えておくと良いです。
歯石取りの周期
先日、1年ぶりのチェックがてらクリーニングをしたのですが、その時は下の歯の歯石取りを実施しました。
2回通院のパターンです。
ということは歯茎の下に歯石は無いということで、歯および口内の環境は比較的維持できていたと判断しています。
歯石の量も少なかったようで、わずか20分で終了しましたが、初めての歯石取りの場合はレントゲンなどで歯の内部を見ることも加わるので、少し時間はかかります。
2回目の通院は1週間後にしました。
これは自ら希望した間隔であり、仕事の都合などがあれば、1ヵ月後でも良さそうです。
ただし医師と相談してくださいね。
4回通院パターンだと、やはり長くかかりそうです。
1週間ずつ通院しても1ヶ月は要しますが、歯周病を予防するためにも、一度、ごっそりと歯石を取り除いておく方が、長い目で見ると安心ですし後々楽ですよ。
歯石取りの費用
気になるのは料金ですよね。
筆者は1年ぶりでしたので初診扱いとなりましたが、上のみの歯石取りで2,180円でした。
下の歯石取りの際は再診扱いですので、初診よりは費用は下がるでしょう。
前例を出すと、1,000円前後でした。
歯石取りは痛いのか
もうひとつ気になるのは痛いかどうかだと思います。
こればかりは人によりますし、歯石の量にもよるはずです。
筆者の場合は、歯茎のダメージも少なかったので、あまり痛くはありませんでしたが、無痛ではないとだけ申し上げておきます。
歯茎の下の歯石取りは歯茎に負担が掛かりますし、やたらと堅いので、少し我慢しなければならないこともあるのでは。
とは言え激痛ではないので、必要以上に不安がることはないです。
虫歯の痛みの方が強いですよ。
まとめ
「歯石取りは簡単に終わるものじゃなかった!2回に分けたり4回に分けたりする理由」というテーマで歯石取りに関する情報を患者の立場からシェアしました。
歯石取りは無駄であるという声もありますが、決して、それは無いと考えます。
歯石を放置すると歯茎が弱まり、口臭の原因にもなりますし、何より歯石は細菌の塊である歯垢が固まったモノですから衛生的とは言えません。
そんな歯垢や歯石を口に入れていると考えると、気持ち悪くないですか?
歯石取りをすると歯茎が引き締まって、きれいなピンク色になりますから、見た目もよくなります。