切り抜き動画を見ただけで全てを知った風なコメントを残す人はネット上だけではない

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ここ最近、切り取り動画が増えてますね。

これもタイパ重視の人に対するニーズを汲み取った結果でしょうか。

切り取り動画も「公認」「非公認」がありますが、どちらにしろ、前後の話しの流れは理解できません。

しかしながら、その部分だけを根拠に、自分勝手な解釈を拡散する人が多いことに驚きを隠せません。

同時に、前後関係を調べようともしないことから、「切り取り」の意味が理解できていないことがわかります。

狭い視野での勝手な解釈が恥ずかしいこと、愚かなことであることも想像できないのでしょうか。

今回は、切り取り動画の見方について、書いてみたいと思います。

視野の狭さによる誤解を量産

切り取り動画が急速に広まり、情報の伝達手段としての重要性が高まっています。

短い映像クリップや瞬間的な出来事は、瞬時に情報が拡散することで、驚きや感動を呼び起こすことがあります。

しかし、この瞬間的な情報に頼ることで視野は狭められ、勝手な解釈が広がっていることも無視できません。

切り取り動画は、その短さとダイナミックさから、多くの人々にも浸透しています。

わずかな時間で重要な情報や感情を伝えることができること、拡散スピードが早まることがメリットです。

瞬時に拡散されることで、多くのユーザーに影響を与えますが、その裏には、大きなリスクも隠れています。

切り取り動画は、その性質上、瞬間の一部分しか捉えることができません。

これにより、視聴者は全体の文脈を見落とし、情報が不完全な状態で受け取ることになります。

不完全な情報をもとに、視聴者は自身の予想や仮説を立て、勝手な解釈を行いがちです。

そのため、勝手な解釈がネット上で拡散され、誤解や誤情報の原因となります。

切り取り動画によって生まれた誤解や誤情報は、ソーシャルメディアを通じて迅速に広まります。

短時間で広がる情報の嘘や誤解は修正が難しく、大きな影響を及ぼすだけでなく、誤解同士での議論を助長し、対立を生む要因になりがちです。

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前後関係を調べない人の特徴

切り取り動画たけを見て、全てを知ることは不可能です。

しかし、あたかも全てがわかったかのようにコメントする人が、後を絶たないのはなぜでしょうか。

恐らく原因としては、

  • 思い上がり
  • 視野が狭い
  • 想像力の欠落
  • 知ったかぶり
  • 可能性を考えない

などが考えられます。

また、不思議なのは、切り取り動画を見た上で、あえてコメントに、

  • これは誰?
  • どういう意味?

といった疑問を投げかけてくるところです。

調べたら大概の情報は出てくるのが、インターネットの時代ですから、肝心な時に活用しないということは、どういうことなのか理解に苦しみます。

特に「切り抜き動画」なのですから、本編があるわけで・・・。

国語力の低下が原因

ひとえに切り取り動画で、全てを知ったような気になる人の特徴としては、国語力が低いのではないかという仮説が挙げられます。

物事には起承転結のようなストーリーがあり、文章で言えば文脈というものが必ずあります。

動画であっても文字化されていないだけで、流れというものがあるわけです。

それを理解していない、あるいは理解できないからこそ、部分的なところだけで全てを判断してしまうのだと考えます。

部分的なところ以外は、想像力が欠落しているため、当然、考え付かないですし、プライドだけは高く周囲にバカにされたくないため、知ったかぶりするわけです。

もし若い人であれば、未熟であるが故に思い上がることもありますし、視野が狭い自覚もありません。

自分を中心に地球が回っている的な思考であれば、厚顔無恥な行動の恥ずかしさも感じないものです。

若い人に限ったことではなく、ある程度、年齢を重ねた人も国語力の低い人はいますから、切り取り動画による誤解は今後も無くなることはないでしょう。

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まとめ

「切り抜き動画を見ただけで全てを知った風なコメントを残す人はネット上だけではない」というテーマで、切り抜き動画に関することについて書きました。

切り取り動画は、あくまでも本編を見ていなければ、読み違いを起こします。

タイパ重視で切り取り動画で全てを知ることは、天才でも不可能でしょう。

ゆえに理解という事に関しては、タイパは通用しないと考えます。

参照

これからの時代に求められる国語力について-文部科学省

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