お年寄りの「振り込め詐欺」が止まらないのは老人特有の思考も原因かもしれない
毎日のように、通話しながらATMを操作するお年寄りに声をかけて、未然に詐欺被害を防いだというニュースも見ます。
- どうしてこんなに多いのか?
- 新聞やテレビのニュースで学ばないのか?
- なぜ簡単に孫や子だと認識してしまうか?
ずっとナゾでした。
心理学や社会学、ましてやお年寄りの生態に詳しいわけでもありせませんが、何となく詐欺被害に遭ってしまう、もしくはギリギリセーフな状況になるのか、わかってきました。
どういうことか、もし興味があるようでしたら、この先も読み進めて頂ければと思います。
もくじ
他人からの説得で思いとどまる説
銀行員、郵便局員、ATMに居合わせた人、コンビニの店員など、未然に電話による詐欺を防ぎ、お年寄りを救って表彰されたニュースを見たことがあります。
全くの他人が救っています。
仮に身内が救ったとしても表彰はされませんが、この手の詐欺から救う場合、他人から指摘されたり、ストップをかけられた方が効果的なのではという仮説を立てました。
身内の意見は聞かない特性
お年寄りは、孫の言うことは信じやすいが、子の話しは聞かない傾向があるように思います。
子から指摘されるとしゃくに触るのか、思い当たるフシがある人は多いのではないでしょうか。
読売新聞でのニュースにも、
隣のATMにいた高齢女性が、携帯電話で通話しながら機器を操作していた。
付き添いの娘が「還付金詐欺だから、やめて」と制止しても、耳を貸さない
という典型的な「子の話を聞き入れない老親」の様子が綴られています。
引用:娘の「詐欺だからやめて」に耳貸さず:読売新聞オンライン
これでは身内は守りたくても守れません。
お年寄りの3ナイ行動
別に悪く言うつもりも、全てのお年寄りがそうだと言うのではなく、あくまでも特徴として、
- 話しを聞かない
- 確かめない
- 考えを曲げない
という傾向はあるはずです。
判断力の低下とかではなく、意固地になる、若い人から指摘されたくない、年寄り扱いされたくないという強い思いがあるのだと思います。
思いは理解できなくもないですが、それによって自らが損害を被るのは・・・。
なぜ、
- 還付金が発生するのか
- 株で失敗したのか
- 事故の賠償は保険で対応できないのか
など、電話で話しを受けて疑問を投げかけないことが、一番のリスクだと考えます。
顔が見えない相手だからこそ、確認が必要です。
「声を聞けばわかる」と言っておきながら騙されているお年寄りもいるわけですから、一旦、一呼吸おいて冷静になって考えるクセを付ける習慣があると良いですよね。
詐欺事件は止まらない
多分、詐欺事件は止まらないと思います。
ワクチンの治療薬に関する詐欺も、そのうち出てきそうですけどね。
逆に痛い目を見て勉強代とする「逆療法」もあるかなと思いましたが、カモられ続けてアウトになるからダメでしょう。
お年寄りの数はこれからも増えます。
ということは詐欺事件も増えると言ってよいでしょう。
周囲の監視と粘り強い説得意外に防ぐ方法は無いのでしょうか。
まとめ
お年寄りの「振り込め詐欺」が止まらないのは老人特有の思考も原因かもしれないということで、私見を思い切り述べさせてもらいました。
幸いにも詐欺被害にあった身内はいませんが、いつ起こってもおかしくありません。
身内だって年齢を重ねます。
判断力や思考力も衰えてくることでしょうから、リスクは増加するばかり。
救いがあるのは、あえて「ひっかかったフリ」をして警察と協力して検挙に結びついたニュースも見受けられることです。