九州への修学旅行が急増!特に長崎県は2年連続で全国トップという快挙!なぜ九州がモテる?
修学旅行の思い出は、大抵の人にとっては尊いものだと思います。
楽しい記憶や、ちょっとやらかした記憶まで、人それぞれだからこそ面白いものです。
しかも中学校と高校とでは、思い出のテイストが大きく違うものだと推測します。
個人的には中学校では、当時、何の興味のかけらもない京都・奈良を中心とした神社仏閣をめぐるというもの。
高校となると長野県にスキーでしたので、圧倒的に面白かったものです。
バブリーな時代は公立学校でも海外へという風潮がありましたが、今は、九州が人気なんだとか。
今回は、どこが人気なのかを、改めて探ってみたいと思います。
もくじ
1位は長崎県
日本修学旅行協会(いろいろな団体があるもんだ・・・)によると、高校での行先ランキングが公開されています。
トップ10は以下のとおり。
- 長崎
- 大阪
- 京都
- 福岡
- 沖縄
- 広島
- 兵庫
- 熊本
- 北海道
- 奈良
何となく共通点が見え隠れします。
キーワードで表すと戦争を含めた歴史や平和学習です。
意図的なのか伝統なのかはわかりませんが、よい機会だから学びましょうという、まさに「修学」な感じがします。
トップ10の中に九州3県、近畿に至っては4府県と、何やら大きく偏っているのが、少々、不安とは言いませんが不思議な印象です。
長崎のどこに行くのか
あくまでも一例ですが、長崎を中心とする修学旅行のコースとしては、
- 初日
学校を出発→長崎市内で昼食→原爆資料館にて平和学習→宿泊先で平和学習のワークショップ - 2日目
出島やグラバー園などで歴史学習(班行動)→市内で昼食→ハウステンボスとか - 3日目
市内観光→出発→学校着
という流れです。
やや端折り気味ではありますが、大体、このコースは定番だと考えていただくとよいかも。
これは中学校では、このコースに近いものがありますが、高校によっては、初日に平和学習を終えたら、ひたすらハウステンボスで遊び倒すということもあり得ます。
もしくは熊本や鹿児島まで足を延ばすコースもあり、我が子の中学校では、まさに九州を周遊するかごとく、回りまくった3日間でした。
このように九州内を巡るパターンもあるため、都合が良いと言えば、都合が良いです。
コストもそんなに跳ね上がることはありません。
九州新幹線とバスを組み合わせれば、遠方からでも満足な修学旅行が組めます。
なぜ長崎なのか
長崎の原爆資料館をはじめ、鹿児島の特攻平和会館(知覧町)、福岡の太刀洗平和記念館(筑前町)のように、歴史を学ぶ施設が充実しているわけです。
福岡空港を降り立って、太刀洗平和記念館、長崎の原爆資料館そして知覧の特攻平和会館という、学びのルートも珍しくありません。
数百名が収容可能な宿泊施設は、九州各地には揃ってますから、まさに修学旅行客はウェルカムなのです。
しかしながら長崎は広島と並んで、原爆が落とされた都市ですから、一般的なネームバリューからすると、長崎へということになるものと推測しています。
長崎は観光も充実していますから、学びと娯楽をまとめて体験可能であることも、人気のひとつと言えます。
コロナ禍以降
2021年度のランキングなので、コロナ禍が落ち着いてからは、長崎が果たしてトップを維持できるかどうかは未知数です。
いわゆるテーマパークへの回帰もあるでしょうし、海外という選択肢も増えていくものと思われます。
公立高校は「修学」を意識するでしょうけど、私立高校となると多種多様です。
近隣の高校の修学旅行は、もはや長崎の「な」の字も出てきません(汗)
長崎は、これからが正念場という印象です。
まとめ
「九州への修学旅行が急増!特に長崎県は2年連続で是国トップという快挙!なぜ九州がモテる?」というテーマで、修学旅行について書きました。
かつて宮崎県は新婚旅行のメッカでした。
今ではプロ野球のキャンプのメッカとして、毎年、とんでもない数のファンが訪れます。
コロナも落ち着いたところで、安定した集客が見込めます。
その他にも温泉が至る所にあり、修学旅行でなくても魅力的なコンテンツには事欠きません。
参照
公益財団法人日本修学旅行協会 公式Webサイト(教育旅行調査 国内・海外・訪日)
モデルコース | 修学旅行特集 | 長崎市公式観光サイト「travel nagasaki」