【自宅にお墓:宅墓】お墓は意外に面倒が多くて費用負担大き過ぎと気づいた方へ
さも、それが当然と思い込まされていて、何の疑いも持たずに、
「それが当たり前」
「昔からそうやってきた」
と信じることは、今の時代は「思考停止」と断罪されます。
そのようなモノやコトは、大きな変化を成し遂げているのも特徴です。
例えば「葬儀」なんて代表的でしょう。
すっかり「家族葬」「直葬」が「当たり前」ぐらいに浸透してきました。
みんな「どこか腑に落ちないけど、それに従わざるを得ない」という気持ちがあったと思います。
家族葬や直葬のお陰でスッとした人も多いはず。
だから人気という話しですよね。
お墓だって同じです。
もくじ
墓じまいでもめると面倒
結婚式も葬式もスタイルが多様化、どちらかというと簡素化したのは、従来のスタイルのプロセスが面倒くさすぎたり、当事者の負担が大きすぎたからです。
特に葬儀なんて、最も疲弊しているはずの喪主に全責任を実質的に負わせるのは、ぶっちゃけ鬼畜の所業ですよ。
つくづく喪主側をやって痛感しました。
冠婚葬祭に対する不平不満、ツッコミどころは「ブラック校則」レベルであります。
書き足りないぐらい。
だけども最近はスタイルの多様化が良い方向に進んでいるので「やっぱり、そうなるよねー」ってことが増えてきましたね。
埋葬に関しても、お墓じゃなくて散骨とか流行ってます。
管理ができないからって「墓じまい」を提案すると、もめたりするから、ますますお墓が朽ちていく・・・。
お墓の問題は根が深いですね。
お墓参りの代行業も今は?
お墓を守る人が高齢になって身体が動かなかったりすると、雑草などが生えたり管理が行き届かない、だから代わって墓参りをする「代行業」がクローズアップされました。
ニーズがめちゃくちゃありましたよね。
もう、それが答えなんですよ。
みんな内心では「面倒くさい」と思ってるから代行業が流行ったわけです。
危険な真夏の炎天下に墓参りって、これまた鬼畜の所業じゃないですか。
しかも子どもは退屈でしょうがないイベント。
故人も逆に悲しいんじゃないのかなと思いますよ、アカの他人に掃除されたりして。
しかも最近は代行業も下火なのか、まったく聞かなくなりましたね。
最後の手段は、墓じまいして手元にお墓を置いておけばいいのです。
自宅にミニお墓の宅墓
自宅にお墓?
なんて仰天してる人は頭が固すぎます。
あんなデカくて重い墓石を自宅に入れるわけがないじゃないですか。
そういう思考の停止っぷりや柔軟性の欠落が、いつまでも伝統的なスタイルに縛られて、費用負担や労力の増大の原因になってるんですよね。
宅墓(たくぼ)というものがあるんです。
ネット検索したら、たくさん情報がヒットしますよ。
リビングや寝室に置いている、シャケを口にくわえた木彫りのクマの横にでも置けるサイズのお墓です。
いつでも参れる、掃除ができる、引っ越ししても一緒に連れていけると三拍子揃った新しい弔い方です。
庭にお墓を作れば?
これはNGです。
「墓地、埋葬等に関する法律」によって、
埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域にこれを行ってはならない
とあるので、自宅の庭だとしても違法なんです。
墓地、埋葬等に関する法律(昭和23年5月31日法律第48号) |厚生労働省
これがお墓問題の根本的な原因と言えそうですけどね・・・。
昭和23年以降、全く改正されてないし、これからも改正されないでしょう。
改正したら、多分、墓地経営という不動産業が儲からなくなる(汗)
なぜならば墓地経営は都道府県知事の許可制ですから。
まとめ
弔い方も多種多様で良いと思います。
宅墓もひとつの方法です。
ガチのお墓は数百万円が相場ですが、宅墓なら20万から30万が相場です。
おしゃれなデザインもありますから、お墓だなんて思われない点もメリットかもしれません。