ユニクロのバイトはきつい?服は買わされる?店長は怖い?休憩は?全て経験者が答えます!
今や世界的アパレルメーカー、ユニクロで働く人が知り得た裏側を大公開!
以前、ユニクロでアルバイトしていた方から、お話を聞くことができました。
記事の内容は体験談になりますが、本人の手記を基に、若干の修正などを加えています。
ものすごく生々しい評判も聞かされましたが、すでに「昔の話」ですので、現在のしくみやルールに合っていない面もあるかもしれません。
ご了承ください。
もくじ
勤務の希望は新人だと絶望的
ユニクロの店舗は現在810店舗。
その店舗では、店長、店長クラスの仕事が出来る店長代行者、社員、準社員、アルバイトと、階級の違う人達がたくさん働いています。
勤務シフトの希望は、残念ながら階級の上から順に通りやすいのが定説です。
そもそも、勤務シフトを決めているのは店長もしくは店長代行者ですから、アルバイトであれば上司の都合で決まっている感覚は否めません。
あくまでも店舗によって違いはあるとは思いますが・・・。
勤務日について話せば、たとえユニクロであっても、お客さんには気付きにくい繁忙期と閑散期があります。
閑散期にはアルバイトはグッと勤務日を減らされます。
繁忙期と比べ、閑散期には勤務日数が半分以下になった週もありました。
勤務日数は確保できても、1日の労働時間が3時間あるいは4時間程度しか働けなかったりすることもあるため、どうしても収入にムラがあり、経済的にとても厳しいものになります。
休憩中の過ごし方
1日4時間以上働くと休憩時間は30分です。
働く時間が長ければ休憩回数も多くなります。
ユニクロでは1日のタイムテーブルを、
〇時~〇時 レジ/〇時~〇時 商品整理/〇時~〇時 休憩(30分)
といった感じでグラフ表記で掲示されます。
休憩は昼食にあてたり、おやつの時間にしたり、時間内であれば外出も可能です。
外出の時は、従業員専用口などはありませんので、店舗の出入口からのになります。
店舗内での喫煙は禁止なので、喫煙者は自分の車などで、タバコをくゆらせていました。
ただし、においのケアはマストです。
ユニフォームや勤務の服装は自腹
スタッフは歩くマネキンです。
着用しているユニフォームは、全て自前で購入したユニクロの商品なのです。
従業員は30%引きで購入できますが、あくまでも定価からの割引で、しかも割引が適用されるのは「見えるもの」に限られるため、インナーやソックスは対象外でした。
当然、セール商品も対象外です。
ただし、社員であれば独自のクレジットカードを持てるようになり、このクレジットカードで決済すると全商品30%引きになります。
残念ながら準社員以上の人が持てるクレジットカードで、アルバイトは持つことはできません。
働くときの服装ですが、その日に店舗で販売している商品の着用が原則です。
着ていた商品が売り切れてしまって、休憩時間に購入して着替えるという日もありました。
もし服装の節約を考慮するならば、毎年、ほぼ変わらずに販売されるスタンダードな商品を購入することがコツです。
ユニクロのグラフィックTシャツブランドである「UT」は魅力的ですが、勤務のときのユニフォームとして選ぶのは、あまり向いていません。
体育会系の組織風土がキツイ
ユニクロでは、1日の仕事を始める前に朝礼があり、その日の気をつけるべきことや、動きなどが店長から伝えられます。
朝礼の終わりには必ず、
- 基本方針
- 3つの約束
- 販売六大用語
を大声で発声します。
入社1日目で「明日までに覚えてきて」と言われるので、必死に叩き込んだ記憶があります。
声が小さかったり、店長の機嫌が悪いと何度もやり直しなんてこともありました。
体育会系の部活のようでキツかったです。
例えアルバイトとして入社したとしても、働き始めたらすぐに一人前のスタッフとして売り場に立つため、研修中といったマークもありませんから、始めたばかりの数日はキツイ思いをします。
店長=お店の雰囲気
店長は8ヶ月ほどで全国各地に転勤するのが定番です。
アルバイトの期間中は、ふたりの店長の元で働きました。
店長が変わると、店舗の雰囲気も連動してガラッと変わります。
一人目は「体育会系を前面に出すタイプ」の人でした。
何度も何度も基本方針などを繰り返し発声させたり、商品棚が揃ってないと時間関係なくやり直しをさせたりもしていました。
自分にも厳しい人なので、本人もサービス残業をよくしていました。
二人目は「お店の雰囲気に任せるタイプ」の人でした。
あまり強いこだわりはなく、このお店がそういう方針だったのなら、その流れでいきましょうという感じ。
むしろ、長く勤務している店長代理の方が、店長のような振る舞いでした。
前述したように、短いスパンで店長が変わるので、勤務歴が長いスタッフがお店を支えていると言っても過言ではありません。
お店独自の「暗黙の了解」もありますから、そのような時は店長より、長く働いているスタッフを頼るようにしていました。
ユニクロの経験は他店で活きる
ユニクロで与えられた社員番号は永久的に使えるため、全国どこの店舗でも情報が引き継がれます。
つまり、1度でもユニクロで働けば、仮に配偶者が転勤族であったとしても全国のユニクロで働くことができるという、アドバンテージが得られます。
仕事内容にほとんど変わりはありませんので、求人募集している店舗なら即戦力として迎えられる可能性があり、再就職先に困ることはありません。
まとめ
「ユニクロのバイトはきつい?服は買わされる?店長は怖い?休憩は?全て経験者が答えます!」というテーマで、体験談をお伝えしました。
当時のユニクロと今のユニクロは当然、変化しているはずですので、あくまでも読み物としてとらえてください。
なんやかんや言ってもユニクロはいいですよ。
ウチの奥さんもチラシが新聞に入っていれば、必ずチェックしてますし、仕事帰りにフラッと立ち寄って狙った獲物を購入してますからね。
あと、リサイクルはありがたいです。
他の不要なものはバンバン捨てるタイプですが、なぜか服だけは少しだけ躊躇するんですよね・・・。
なぜでしょう?
ユニクロだけは店舗に持っていけば、ユニクロ製品に限って引き取ってくれるので、助かってます。
我が子もユニクロでアルバイトさせようかな。