国土交通省でも空き家問題の解消は手ごわい?実家が空き家になったときの対応

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国土交通省が空き家問題に取り組んでいますが、活用が進まなかったり、解消の目途が立っていない印象を受けています。

実際、空き家の管理は大変です(汗)

筆者は1年弱、ワケあって身内の空き家を見てきましたが、5年10年経過すると、どうしようもなくなるということが容易に想像できました。

そこで今回は、空き家問題について個人的な見解をお伝えします。

国土交通省の空き家調査

国土交通省は昭和55年より、ほぼ5年ごとに「空家実態調査」を実施していました。

ところが平成30年、総務省による「住宅・土地統計調査」の調査対象世帯が回答する調査票に、新たに「居住世帯のない住宅(空き家)」について調査項目が追加されました。

違う省庁で似たようなことやってます・・・(汗)

それをきっかけに、国土交通省の「空家実態調査」について調査対象・方法を見直したのが「空き家所有者実態調査」です。

最新版は令和元年版になります。

参照:令和元年空き家所有者実態調査 – 国土交通省

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国内の空き家の特徴

前述の調査結果から、国内の空き家の実態をかついまんでみると、

  • 空き家の5割超は腐朽・破損がある
  • 空き家の約4割は最寄駅から2km以上離れている
  • 所有世帯の約7割は空き家まで1時間以内に住む
  • 空き家の管理頻度は月に1回から数回程度が約4割
  • 名義については約8割が変更や登録がされている
  • 賃貸や売却の課題は「買い手・借り手が少ない」「傷み」「古い」
  • 費用負担しても寄付や贈与をしたい割合は約4割
  • 空き家にする理由は「物置」「解体費用の負担」「更地にしても使えない」

とっいったところです。

印象としては、空き家を所有者は「持て余している」感じですね。

1年で建物は変わる

筆者が1年弱、空き家を見てきたと書きましたが、結論として人の住んでいない住宅というのは、ものすごいスピードで朽ちていきます。

こんなにも変わるのかというほどです。

手入れがなされていない、人が居ない住宅の寿命は縮むのだと実感しました。

何が変わるのかと言えば、

  • 雑草が生い茂る
  • 室内の空気が淀む
  • 湿気が立ち込める
  • ホコリが溜まる

などが顕著です。

さらに空き家は期間限定だったので、ライフラインは維持しなければなりませんから、その分のコストも発生します。

防犯面も心配でした。

雨戸を長い間、閉めておくと目を付けられやすいのですが、かと言って、開けっ放しにするわけにもいきません。

ともかく、ただ時間が過ぎるだけでした。

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古い家ほど使い道は限定される

期間限定ではなく、完全に相続なりした場合、まず考えることは、

  • 賃貸
  • 売却

のどちらかです。

空き家のまま所有し続けることは考えていません。

古い2階建てなので、何らかの手を加えなければ賃貸は厳しいという状況です。

何せ断熱材が入ってないのですから(汗)

夏は暑いし冬は寒いという問題物件です。

よく、そんな住宅を購入したもんだと思っちゃいますよ、やっぱり・・・。

賃貸するなら、少々のコストをかけてでも、借り手が付くようにします。

売却なら「カチタス」で査定します。

テレビ番組で特集されたことを記憶していて、空き家のあるエリアの近隣に店舗もあるので、そこに相談することになるでしょう。

あくまでも不動産売却の査定候補の最右翼としてです。

まとめ

「国土交通省でも空き家問題の解消は手ごわい?実家が空き家になったときの対応」と題して、空き家について言及しました。

相続して空き家の所有者となった場合、何らかの行動を起こさなければ、住宅は朽ちていくばかりです。

物置にするというデータもありますが、意外に使いにくいのではないかなと考えています。

近い距離ならまだしも、遠い場所が自宅ならば物置としても使いませんので、「売却」「賃貸」のどちらかを早急に決断すべきかと。

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