HSS型HSPとはどういうもの?人口の6%にあたるHSS型HSPが快適に生きていくためのコツについて

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HSPのなかのHSS型HSPとはいったいどういった性質を持つタイプのことなのでしょうか?人口の6%にあたるHSS型HSPが快適に生きていくためのコツや、HSPがしんどくなっているサインを見抜く方法などをお伝えします。自分を知ればより楽しく快適に生きていくことができます。もしもいま生きづらいと感じている人がいたら、参考にしてみてください。

HSPとは

HSPとは、Highly Sensitive Personの略で、日本語にすると「高感受性者」ということになります。

これはどういうことかというと、生まれつき感受性が高く、情報処理が繊細な人のことを指します。最近では「繊細さん」なんていう呼ばれ方もしているみたいです。

これは障害とは異なり、持って生まれた性質のようなものです。また、病気ではないため、治療で治るということもありません。

統計学的には日本人はHSPの割合が諸外国よりも高く、人口の概ね20%が該当すると考えられているようです。

HSPの特徴としては、音や光に対して特に敏感で、中には匂いや温度、痛みに対して敏感な人もいるようです。

他人の感情や環境の変化にも鋭敏に反応してしまうがゆえに、過剰な刺激や不快な環境での作業、競争やパフォーマンスのプレッシャー、批判や非難・激しい感情が渦巻く場を苦手とします。

具体的には、大勢が集まるパーティーの場や人混み、大音量で音が鳴り光が焚かれる場所などでは、HSPは過剰な刺激によりストレス感が増し、ぐったりと疲れてしまいます。

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HSS型HSPとは

HSPはいくつかに分類され、その中の1つがHSS型HSPというものです。

HSS型HSPのHSSとはHigh Sensation Seekingを略したもので、刺激を求める外交的な性質を意味します。

つまり、「外部からの刺激に対して非常に敏感であるのに、刺激を求めずにはいられない」といった矛盾を抱えた性質を持っているのです

このHSS型HSPの割合はHSPの約30%に該当すると言われています。つまり全体から見ると6%程度。100人に6人程度の割合なので、クラスに1~2人いるといったイメージです。

一般的なHSPとは異なり、一見すると活動的でわいわいとやっているので、HSP的性質を抱えていることが外からわかりにくいため、周囲からも最もわかりにくいタイプのHSPとなります。

HSS型HSPが抱える悩み

HSS型HSPはHSSでありながらもHSPという、一見矛盾した両極の性質を備えているがために、この性質を自分自身で理解していない場合、矛盾を抱えてしまい自分をどう扱っていいか悩んでしまう人もいるようです。そのうえ周囲の人からも理解されにくいという、とても困った状況に見舞われることがあります。

具体的には、刺激を求めて出かけるのが好きなのに、その刺激から受けるストレスが大きく、また人とのコミュニケーション内で生じる失敗や批判に対しても敏感なため、自信を喪失したり過度に気を使いすぎて疲れ果ててしまい、しばらく引きこもるということを繰り返してしまいます。

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HSS型HSPが快適に生きていくために

HSS型HSPが抱える悩みは、HSPとHSSの相反する特徴を備えているからです。まずは自身がHSS型HSPであるかどうかということを知ることが重要です。

そのうえで、HSS型HSPの備える性質の矛盾やバランスを上手にコントロールする方法を身につけていきましょう。

例えば、メンタル的に元気で外の刺激を求めている時は、出かけることは大いに良いことなのですが、あまり過密にイベントの予定を入れす、適度にインターバルを開けて予定を組む必要があります。

また、一度入れた予定には必ず参加しなければというHSPならではの責任感が芽生えがちですが、それを無理して参加してしまうとリバウンドが起こります。そこは自分の心の状態を優先するようにし、ちょっと疲れているなと感じたら勇気を持って断るなど、決して無理をしないようにしましょう。

適度な目安としては、週末2日のうち1日を出かけたのなら、もう1日は家で静かに過ごすことです。

また、大きな仕事を終えた後は、有給休暇などを使ってしっかりと休みましょう。その休み期間は、人のいる場所に出かけるのではなく、自然の中や1人でゆっくりするなど、静かに過ごしてクールダウンするようにしましょう。

しんどいときのサインを見抜く

無理をして頑張りがちなHSP気質の人は、基本的に努力家が多く、つい無理をしてしまいがちな傾向にあります。

そのため、自分が疲れていることに気づかずに、周囲にペースに合わせてしまいがちです。

自分がしんどいなと感じるサインを見逃さないためには、次のような点をチェックしてみると良いでしょう。

  • 疲れているのに頭が冴えてしまってうまく眠れない
  • 本を読んでも頭に入ってこない
  • ネットを見ていて不安感が増す

こういったサインが現れた場合、刺激過多で精神が疲れてしまっている証拠です。

この場合はインプット的作業はやめ、自然の中へ出かけたり、静かな場所でボーッと過ごしたり、昼寝をしてみたり、人の多い場所を避けゆっくりと過ごすようにしてください。

まとめ

理想の自分を掲げてがむしゃらに頑張ることを若い頃はしがちですが、それが必ずしも自分の性質に適していない場合もあります。

どこかのタイミングで一度自分の性質について診断をしてみて、自分を知るということはとても大事だと思います。

そうやって自分の性質を知り、長所を生かせる環境のなかで理想の自分像を目指せると、とても快適に生きやすい人生を送れると思います。

もしも上手く自分を活かせずに職場などで「自分はダメだ」と思いこんでいる人がいたら、自分の特性診断を一度行ってみてください。

そのうえで自分をより生かせる場所へと活躍の場をチェンジできたら、今とはまるで違った楽しい人生が開けてくるかと思います。

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