株式会社は誰のもの?株主のもの!ジャニーズは謝罪会見でも100%株主が維持される理由
ジャニーズ事務所がゴタゴタしています。
とんでもないスキャンダルが置き土産となってしまったカタチですが、負の遺産に対応する残った経営者らは、はっきり言っていい迷惑なのではないでしょうか。
特に、親が残したものを子が後始末するって、親ガチャの大ハズレというのが、個人的な印象です。
ウワサは本当だった・・・。
それも衝撃ですが、隠し通してきた事務所側と報道関係者、あるいは芸能界ってスゴイ場所です。
今回は、そんなスキャンダルは置いておき、株式会社ということに、フォーカスしたいと思います。
もくじ
株式会社とは
ビジネスを行うための法的な組織形態の一つです。
株式会社を設立することで、ビジネスを行う際には、
- 資金調達
- 法的保護
- 成長と組織の拡大
というメリットがあります。
株式会社は株式を発行することで、ビジネスの資金調達がしやすくなります。
株主からお金を集めて、事業の成長や拡大に役立てるわけです。
法的に独立した存在であり、個人的な財産と会社の財産が分離されます。
ゆえに、会社の負債や法的問題から個人的な財産を保護することができることが特徴です。
また、新しい業務パートナーや従業員を迎え入れたり、株を発行して新しい投資を受け入れたりすることができます。
そのためビジネスの成長と組織の拡大がスムーズに進行します。
株式について
株式会社の株式、つまり「株」については会社の所有権や割合を意味するものです。
株主は株を所有し、一定の価値を持つことになります。
つまり株主は、株を所有することで、会社の一部を所有していることと同じ意味を持ちます。
所有権の分割
会社全体の所有権を、単一の株主あるいは複数の株主で分割します。
株主は株式を所有することで、会社の経営に参加する権利や、会社の利益の一部を受け取る権利を持ちます。
価値
各株式には一定の金額が設定されており、これを株価と呼びます。
株価は市場で供需に応じて変動します。
一般的に、会社の業績が良ければ株価は上昇し、逆に業績が悪ければ下落します。
議決権
株主は株式を所有することで、会社の経営に関する重要な決定に参加する権利を持ちます。
株式の持ち分に応じて、議決権の割合が異なるのが通常です。
利益分配
会社が利益を上げた場合、その一部は株主に配当として支払われます。
株主は自分の持っている株式の割合に応じて、配当を受け取ります。
売買可能
株式は一般的に、上場している場合は市場で自由に売買可能です。
株主は自分の株式を他の投資家に売ることができ、逆に他の投資家から株式を購入することもできます。
オーナー社長
よく「オーナー社長」という言葉を聞くと思いますが、これは株式を創業者が100%保有していることを意味します。
会社のオーナー(所有者)であり、経営の陣頭指揮を取る社長という立場もあるため、会社の意思決定は社長次第という体制です。
ジャニーズ事務所の場合は、社長は交代しますが、株式は創業者の娘が100%保有するため、社長の権限が弱いと言わざるを得ません。
前述した議決権が社長には無いのと同じですから、意思決定は100%を持つ創業者の娘となるわけです。
オーナー社長体制には、いくつかデメリットがあります。
- 責任とプレッシャー
- 時間とエネルギーが過大
- 孤独感
- リスクが業績に直結
- 専門知識の偏り
- 事業継続性の不安
ゆえに、このオーナー社長体制に疑問や不安を持つ人が多い印象です。
就活や転職活動においても、経営の体制という点にも目を向けるべきと言えます。
まとめ
「株式会社は誰のもの?株主のもの!ジャニーズは謝罪会見でも100%株主が維持される理由」というテーマで、株式とオーナー社長について書きました。
ジャニーズ事務所は屋号なども変えずに、経営体制も不安要素を残したまま、事業を継続するようです。
対処していったタレントが続出した背景には、やはりスキャンダルと、逃げられない何や闇のような部分が影響していたのではないでしょうか。
浄化には時間がかかる気がします。
参照
外部専門家による再発防止特別チームに関する調査結果について | ジャニーズ事務所 | Johnny & Associates
株式会社のメリット・デメリット | 起業マニュアル | J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト]