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香りが特徴のベルガモットの効能や商品 ハーブは別物?

良い香りが特徴と人気のベルガモットとは。その効能やベルガモットを原料とする商品について。別物としてハーブにもベルガモットと呼ばれるものがあるって本当?

ベルガモットとは

ベルガモットはミカン属の柑橘類です。

果実の形は、ほぼ御球形のものから、ヘタの部分が少し突出して洋ナシのような形をしています。

果実の表面は光沢があり少しデコボコしています。初めは緑色をしていますが、熟れると徐々に黄色からオレンジ色になります。

とても香りの良いベルガモットですが、実は非常に強い苦みがあるため、果実をそのまま食べたりしぼってジュースとして飲んだりはされません。

なので、精油として香料に使われます。

主な生産地はイタリアです。

ベルガモットの効能

ベルガモットには「酢酸リナリル」、「リナロール」といった鎮静作用のある成分が多くふくまれているようです。

良い香りと共にこの鎮静作用とで、ストレスの軽減効果があるとされています。

気分が落ち着かないとき、イライラしたときには、ベルガモットの香りで癒されてください。

ベルガモットを利用した商品

ベルガモットを利用した商品には、いくつかの種類があります。

ベルガモットを利用りたもっとも代表的なものといえば紅茶でしょう。

ベルガモットで着香した紅茶は、アールグレイとして多くの人に愛飲されています。

また、良い香りからオーデコロンや香水にも使用されています。

カルバン・クラインの「シーケーワン オードトワレ」やヴェルサーチの「ヴェルセンス オードトワレ」など、トップノートにアールグレイがしい要されている香水はたくさんあります。

それだけ良い香りということが世界的に認められている証拠ですね。

香水以外にも、アロマオイルやアロマシャンプーとして、ベルガモットを使用した商品は多数販売されています。

ハーブとしてのベルガモットは別物?

ベルガモットについて調べていてわかったのですが、柑橘類のベルガモットとは異なるハーブのベルガモットが存在します。

こちらはシソ科の多年草で、日本ではタイマツバナと呼ばれているものです。

原産地は北アメリカでモナルダとも呼ばれています。

花と葉からは柑橘類のベルガモットによく似た香りがするそうで、それでベルガモットとも呼ばれているようですね。

こちらのベルガモットは香りに加え殺菌力もあるため、喉の痛みや消化不良などの効果があるハーブとして使われているそうですが、青酸を微量に含むとのことで、多量の摂取は避ける必要があるようです。

乾燥させるとより香りが強くなることから、ポプリとしても利用されています。

園芸家にも人気の植物でもあります。

まとめ

柑橘類のベルガモットとハーブのベルガモットがあるとは知りませんでした。

そして私は、リキュールのベルモットとベルガモットを混同していました(笑)。

リキュールのベルモットは、白ワインを主体にニガヨモギなどの香草やスパイスを加えて作られたもので、食前酒やカクテルの材料に使われます。

リキュールのベルモットには、イタリア発のスイート・ベルモットとフランス発のドライ・ベルモットとがあります。

なんだかややこしいベルモット周りでしたが、これですっきりしました。

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