オーストラリア名物の食べ物 ミートパイ、カンガルーミートの他、ベジマイト、ティムタムとは?

中国には飲茶や炒飯などの「中華料理」、イタリアにはピザやパスタなどの「イタリア料理」がありますが、「移民の国」と呼ばれるオーストラリアには確固とした「オーストラリア料理」というものがありません。ただ、オーストラリアにもよく食べられる料理や、食卓に欠かせない食べ物というものがあります。そういったオーストラリアならではの名物の料理をご紹介します。

ミートパイ(Meat Pie)

ミートパイは、ミンチ肉とグレービーソースをパイ生地で包んで焼き上げた料理で、オーストラリアの「ソウルフード」ともいえる食べ物です。

肉の種類はチキン、ビーフ、ラムなど様々で、マッシュルームや玉ねぎが入っていたり、ホタテを包んだものや野菜だけのもの、カレー味などバリエーションも豊富です。

ミートパイ専門店はもちろん、コンビニやスーパー、カフェ、ベーカリーなど、どこでも購入でき、オーストラリアではスポーツ観戦に欠かせない軽食としても知られています。

これは日本でもよく見かけますよね。とても美味しいと思います。

オージービーフ(Aussie Beef)

世界有数の牛肉輸出量を誇るオーストラリアだけに、オーストラリア産の牛肉「オージービーフ」は世界中でも人気があります。

安全性の高さと栄養価の高さで、日本でもオージービーフは人気ですよね。

オーストラリアでは放牧による飼育のため、牛の運動量が多く、脂肪が少なく赤身が多いというのが特徴です。

オーストラリアでオージービーフのステーキを食べるなら、ヘルシーな赤身のうまみを味わうためにも、火を通しすぎないミディアムレアの焼き加減がおすすめだそうです。

ラムチョップ(Lamb Chop)

オーストラリアはラム肉の生産国としても有名です。オーストラリア国内では、牛肉と同じくらいラム肉が一般的に食べられています。

スーパーでも塊肉やステーキ、ミンチなど、種類豊富のラム肉が取り揃えられていて、バーベキューやグリルで焼いたり、シチューやカレーに使ったりされています。

ラム肉とは1歳未満の羊の肉のことで、ラムチョップは子羊(ラム)のあばら骨のついた背肉を焼いた料理のことを指します。

オーストラリアではバーベキューなどでも、よくラムチョップが食べられています。ミディアムレアの状態で調理されるのがオーストラリア流ですが、牛肉に比べると臭いがかなり強いので、苦手な人もいるようです。

カンガルーミート(Kangaroo Meat)

オーストラリアといえばカンガルーですが、過剰繁殖を防ぐために、なんと一部の大型種に限り狩猟が認められているのです。

そのため、スーパーでは豚肉や牛肉などと並んで、カンガルーの肉も販売されています。

カンガルーミートはバーベキューやカレー、ハンバーグなど、様々な料理で使われるようです。

また、肉質は赤身肉で、高たんぱく・低脂肪・低コレステロールのため、ダイエットフードとしても適しているそうです。

食感は牛肉に似ていますが、独特な臭いがあるので、中には苦手な人もいるようです。

ベジマイト(Vegemite)

ベジマイトは、酵母エキスを主原料として作られた発酵食品で、チョコクリームのような黒いペースト状の食べ物です。

主にパンやクラッカーに塗って食べるのが一般的で、オーストラリアの家庭では必ず常備されているといわれるほど、現地では有名な食べ物の1つです。

ベジマイトは「オーストラリアの納豆」と表現されることもありますが、オーストラリア人は日常的に好んで食べますが、独特の香りと塩辛い味に特徴があり、日本人の味覚にはいまひとつのようです(笑)。

一時は栄養価が高すぎるという理由で、日本への輸入が禁止されていたそうです。

ティムタム(Tim Tam)

ティムタムは、チョコレートをサンドしたビスケットをさらにチョコレートでコーティングした、オーストラリアの有名なチョコレート菓子です。

日本にある輸入食材店などでも売っているのを見かけますね。

味はチョコミント、キャラメルバニラ、ココナッツなど、いろいろな種類があります。冷やしてたべたり、温かいドリンクに浸して食べてもおいしいそうです。

オーストラリアでしか買えない種類もたくさんあるようなので、オーストラリア土産で誰もが必ず買って帰るといわれるほど、メジャーなお土産のようです。

まとめ

オーストラリアは国民の約3割を移民が占めているため、「移民の国」とも呼ばれています。

移民により数多くの食文化が持ち込まれたという歴史背景から、様々な国の料理が日常的に食べられています。お寿司なんかも意外とメジャーだと聞きます。

オーストラリアの名物としては、カンガルーミートやオージービーフ、ラムチョップなどオーストラリア特有の食材を使った、シンプルで素朴な料理が多いです。

かつてイギリス自治領だったので、イギリス料理が主と思いきや、そうでもないようですね。

イギリスの料理は日本人の口にはなんとも言えないものがあるので、オーストラリアなら食事にも困らなさそうです。

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