派遣社員の平均給与はどれくらい?全国で派遣賃金の高い県・低い県 正社員との給与の差は?

※広告

派遣社員の平均給与って、いったいどれくらいなのでしょうか?全国で派遣賃金の高い県・低い県を比較すると、どれくらいの差があるの?また、正社員と派遣社員の給与の差はどれくらい?ここではかつて派遣社員経験の長かった筆者が、派遣社員に関するさまざまな疑問についてお答えします。

派遣社員の平均給与

よく社会的弱者として取り上げられる「派遣社員」の平均給与って、いったいどれくらいだと思いますか?

1日8時間労働の場合の派遣社員の平均給与は、全国平均にするとおよそ1万4900円だそうです。

時給にすると、時給は約1860円です。意外と高いな!って気がしませんか?

実際、アルバイトと比べると、派遣社員の給与はかなり高いです。

派遣社員だと社員と同じ時間働かなければならないと思っている人多かもしれませんが、それは契約内容によってまちまちです。

週に3日とか4日勤務という契約もあれば、1日5時間労働なんていう案件もあります。

なので、アルバイトを探すとき、派遣の仕事も視野に入れて探してみると、意外と給料の高い仕事が見つかるかもしれなせんよ。

広告

全国で派遣賃金の高い県・低い県

派遣社員と言っても仕事内容は様々ですし、また、エリアによって給与の差は見られるようです。

では日本全国において、最も派遣賃金の高い県と低い県とを見てみましょう。

最も派遣賃金の高い県は、みなさんが想像する通り、「東京都」です。やはり、仕事の案件の量も多いですし、企業が集中しているぶん、賃金も高いです。

東京都の派遣社員の平均給与は、1日8時間労働の場合で、およそ1万8000円です。時給にすると2250円です。けっこう良い額ですよね。

月に20日働いたとすると、月収36万円。年収でおよそ430万円です。

では反対に、最も派遣賃金の低い県はどこかというと、鳥取県だそうです。

鳥取県の派遣社員の平均給与は、1日8時間労働の場合で、およそ1万1250円です。時給にすると約1400円です。

東京と比べ、時給で850円の差って、かなり大きいですね!

月に20日働いたとすると、月収22.5万円。年収でおよそ270万円です。

年収を東京の派遣社員と比べると、その差は160万円にもなります。

日本の中でもずいぶんと賃金格差があることに驚かされますね。

しかし物価のことを考えてみると、家賃だけでも東京は鳥取と比べて相当高いです。

また、派遣社員の場合、交通費が給与に含まれていることも多いので、通勤にかかる費用は電車を利用する東京のほうが鳥取よりも高く付くことでしょう。

そういったトータルで考えてみると、残るお金はそこまで大きく違わないような気もします。

正社員との給与の差

では、派遣社員と正社員とを比較した場合、給与の差はどれくらいになるのでしょうか。

仕事内容や役職がほぼ同じ状態で比較した場合、平均的に正社員の方が年収にして100万円ほど多いと言われています。

これは、ほぼボーナスに該当する額かと思います。

ただ、同じ職場においては、派遣社員は昇給することもありませんので、勤務年数が増えてもほぼ給与は上がらないのに対し、正社員は勤務年数や役職が上がるに連れ給与は上昇していきますので、年齢が高い人ほど正社員と派遣社員を比較した場合の賃金差は開いていくでしょうね(仕事内容や責任の大きさも当然変わります)。

ただ、私が実体験として派遣社員で働いていたときのイメージとしては、それでも正社員を選ばずに、好んで派遣社員をしている人もかなりの数いるということです。

正社員になると、どうしても責任レベルが上がります。そういったことや、社内の面倒なしがらみ(飲み会の誘いなど)を避けたい人は、わりとその点がドライでいられる派遣社員をあえて選択するという生き方をする人も少なくありません。

そういう人は「社員になりませんか?」といった誘いも、丁重にお断りするようです。

特に独身者の人のなかに、お金よりも働くスタンスの方を重要視する、そういった傾向が見受けられました。

広告

賃金の高い派遣の仕事は?

派遣社員の仕事言っても、様々の業種があります。

賃金の高い派遣の仕事は、概ね特殊な技術を要するものが大半です。

一般事務のようなものや、工場のラインでの派遣は、東京でもわりと賃金は低いです。

場合によっては、同じ企業に努めていても、一般事務職の正社員より、特殊技能を要する派遣社員の方が、給与が高いということも、ままあります。

では、どういった業種の派遣の仕事が、給与が高いのでしょうか。

給与が高い派遣の業種としては、

  • エンジニア
  • 翻訳

この2つは、ずば抜けて給与が高いです。

英語のできるエンジニアなんていったら、もう最高でしょうね。

翻訳は、専門用語を要する業種の場合、それに対応した語学力を持っていると、給与もより高額となります。

エンジニア系では、システムエンジニアや機械設計の分野の給与が高く、時給で3000円を超えるものも多数あります。

あとは、看護師さんの派遣もわりと給与が高いです。

手に職を持っている人、使える資格を所有している人は、概ね派遣でも給与が良いということになります。

まとめ

男性ならプログラマーのスキルなどを持っていると、派遣やフリーランスなどでも食べていけそうです。

女性なら看護師の資格を持っておくと、出産・育児等で一度家庭に入ったあとでも、再び社会復帰した際も条件の良い仕事にすぐに就けるでしょう。

また、日本国内でもグローバル企業が増えていますので、英語はもちろんのこと、中国語までできると、かなり好条件な仕事が見つかりそうです。

高い学歴の学校を出ていなくても、この様に世の中が必要とするスキルを身につけることで、良い給与を得ることは可能です。

資格もただ取得するのではなく、賃金に反映されやすいものなど、需要もよく調べて上手に取得していきたいですね。

参考になったらシェアしてくださいね!