キャンプ場にクマが出没!被害にあわないためにできるクマを近寄らせない対策とは?【クマ出没画像あり】
最近あちこちでキャンプ場にクマが出没したという話を聞きます!キャンプブームの昨今、キャンプ中やハイキング中にクマに遭遇して被害を受けないよう、この機会にクマ対策を覚えておいてください。
もくじ
キャンプ場にクマが出没?
最近は空前のキャンプブームですよね。自然の中でのんびりしたり、食事をしたり、物思いにふけってみたり。そういう時間って、日常のストレスを吹き飛ばしてくれるので、リフレッシュにはとても効果があります。
そんな憩いの地であるキャンプ場で、クマが出没する事があるそうです。
クマってもっと山の中にいるんじゃないの?って思いがちですけど、最近はいろんな野生動物が民家にも出没したりしているんですよね。
なんでも山で餌が採れづらくなって、それでだいぶ人の住むところまで降りてきているなんて言う話も耳にしました。うり坊やたぬき、サルくらいなら、まだなんとかなりそうですが、クマはさすがに怖いです。
もしも、キャンプ場でクマに遭遇したら、どうすれば良いのでしょう。
キャンプ場にクマ出没画像
本当かよ?と思われた方、こちらを見てみてください。
複数のキャンプ場でのクマ出没画像が上がっていますよね。
中には、キャンプ場にクマが出て、人が怪我したためにキャンプ場を閉鎖しているところもあるようです。
小さな子熊は可愛いですけど、そのすぐ近くには大きな親熊が必ずいます。そして親熊は子熊を必死に守ろうとしますから、子熊と言えど決して近寄ってはいけませんよ。
もしもクマに遭遇したら
クマに遭遇したときの対処法です。ケースごとに見てみましょう。
クマとの距離が100メートルくらい離れている場合、
クマがこちらに気づいていないなら、そのまま気づかれないようクマを見ながらそっと避難してください。
もしもこちらにクマが近づいてきているなら、石や倒木など少し高いところに立ち、腕を振って大きく見せながら穏やかな声でクマに向かって声を発します。クマは人であると認識すると、その場から立ち去ることが多いです。
クマが人であると認識しても近づいてくるようなら、そのクマがお腹をすかせている可能性があります。その場合は気が立っており、襲いかかってくる可能性が高いです。すぐに車内や木の上などに退避してください。
近くに退避場所がない場合は、石や倒木などなるべく高い位置に立ち、自分の存在を大きく見せるよう腕を振り回したり大きな声や音を出して威嚇してください。もし2人以上でいるのなら、必ずまとまって行動するようにしてください。
20~50メートルの距離でクマと遭遇した場合
あわてずに、ゆっくりと両腕を大きく振り回しながら、穏やかに声をかけ、クマの突進に備えて間に障害物が来るように静かに移動します。
クマがこちらを無視しているなら、クマから目を離さずにゆっくり離れていきます。
クマがいきなり目の前に現れた場合
走って逃げたり大声でわめくと、クマはびっくりして攻撃してきます。クマも相手を恐れるので、ストレスを与えると耐えきれずに暴走し始めます。
なので、あまり刺激せずに静かに、ゆっくりと後ずさりして退避してください。
もしもクマが突進してきたら
威嚇突進の場合は、途中まできて止まり、後退する場合が多いようです。この場合は、穏やかに声をかけながら、クマとの間に障害物を挟むようゆっくり後退して退避します。
本当に突進してきた場合は、クマ撃退用スプレーがあるならクマの顔に向けて一気に全て噴射します。もしもスプレーが効かなかったり持っていないない場合は、その場に倒れこみ防御態勢を取ります。
クマに襲われたときの防御態勢は、受けるケガを最小限に抑えるために、首の後ろに両手を回してうつ伏せになります。顔や首、腹部、急所を守ります。転がされても、再び同じようにうつ伏せ体制を取ってください。
クマを近寄らせないための対策
キャンプ場でクマを寄せ付けないためには、クマの餌となるようなものをテントの外に放置しておかないことです。
クマは基本的には人を嫌います。なので、人がいる気配をクマに感じさせるよう、常に音を出すようにしましょう。
また、
- テントの近くで調理をしない
- 調理後のゴミを放置しない
- テント内で食事をしない
- 焚き火をする
といったことに注意し、更に、
- 動物よけの線香
- 熊よけスプレー
なども準備しておくことを、おすすめします。
まとめ
よく、クマに遭遇したら死んだふりをしろ、なんて言われたりしますが、あれは逆効果だそうです。
リュックなどを背負っていたら、中のものを見せて、リュックをクマの方に放る感じで興味をもたせた隙きに、そっと後ろ向きに逃げるというのも有効です。
熊避けの鈴や電子ホイッスルなども、持っていくといいかもしれません。
実際のクマはプーさんのようにおっとりしていません。意外と動きも早いですし、力はものすごく強いです。
遭遇した際は冷静さを忘れず、対処するよう心がけてください。