都会に疲れたら「地域おこし協力隊」で働くという選択肢はあり?給料や募集条件・誰でもできる?

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都会で働くのはもう疲れた…。もっと景色が良くて、のんびりしていて、空気の美味しいところで暮らしたい!だったら「地域おこし協力隊」で働くという選択肢はいかがですか。地域おこし協力隊は総務省発の地域活性プロジェクトです。主に都市部から過疎地域への移住と共に地域の活性化事業のお仕事が紹介されます。そんな「地域おこし協力隊」の給料や募集条件、誰でもできるのか?といった疑問について解説します。

地域おこし協力隊とは

「地域おこし協力隊」という制度をご存じですか。

地域おこし協力隊とは、過疎や高齢化が進む地方を活性化するために、地域外から人材を呼び込み、その地域での生活や地域社会貢献に協力をしてもらいながら、地域活性化を図ることを目的とする制度のことです。

地域おこし協力隊としてその地域へ移住してきた人には、その地域のブランドとなる地場産品の開発やPR・販売等をスキルやアイデア等を駆使して支援をしたり、その他にも農林水産業への従事や地域住民の文化的活性化の支援など、過疎エリアに新しい風を起こす人材として活躍してもらうことを目的としています。

また、地域活性とともに定住してもらうことで、過疎化の進行を食い止め、魅力的な地域づくりへの貢献による地域の活性化と移住者誘致につながる効果を期待されています。

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地域おこし協力隊の現状

地域おこし協力隊の制度は平成21年度にスタートしました。令和3年度の時点では、受け入れ団体数は全国で1085団体まで増え、各地域にておよそ6000名の地域おこし協力隊が活動しています。

令和8年度までにはその数を1万人にまで増やすことを目標に掲げ、地域おこし協力隊の募集を強化していくようです。

地域おこし協力隊員の制度を担う総務省では、地域おこし協力隊員の活動経費として、隊員1人あたり480万円(上限)の財政措置を行っています。

隊員は任期中は自治体やサポートデスクによる相談、隊員向けの各種研修等といったサポートを受けることのできる体制が用意されている他、任期後には起業希望者向けの補助制度等もあるようです。

ちなみに、隊員の任期終了後の定着率はおよそ65%で、またおよそ4割が起業しているそうです。

地域おこし協力隊の形態

地域おこし協力隊には、

  • おためし
  • インターン
  • 協力隊

の3つの形態があります。

協力隊は、任期は概ね1年以上、3年以内で、住民票を移し移住する必要があります。

おためし地域おこし協力隊は、

期間:2泊3日以上
移住要件:なし
活動内容:
・行政、受入地域等関係者との顔合わせ
・地域の案内、交流会
・地域協力活動の実地体験 等

地域おこし協力隊インターンは、

期間:2週間~3か月
移住要件:なし
活動内容:
・地域おこし協力隊と同様の地域協力活動に従事

と、この様になっています。

生き稲荷移住はハードルが高いと思いますので、手始めに「おためし」そして「インターン」といった制度を利用して、様子を見つつ始めてみることをおすすめします。

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地域おこし協力隊の募集や給料について

地域おこし協力隊の募集で多いのは、地域活性のためのPRやSNS運営などを行える人というのが、どのエリアでもかなり募集しています。なので、そういったデジタル分野が得意な人はかなり重宝されることでしょう。

また、ざっくりと一緒に地域おこしをして欲しいといった、仲間募集的なものもけっこうあります。こういったものは複数名募集していたりしますので、夫婦で応募してみるのもいいかもしれません。

給与面では、フルタイムで勤務した場合、年収240万円程度から多いところでも年収300万円に満たないくらいといった感じです。

募集条件に年齢制限が設けられている場合もありますが、反対に特に年齢等の条件がないものもあります。そういったものの場合は、隊員の任期終了後に、その地域で起業してくれる人を希望していたりします。

地域おこし協力隊の任期は、多くは1年契約で最長3年間まで更新可能というものが多いようです。

各形態事ごとによる詳しい募集情報は、下のページからサーチすることができます。

>地域おこし協力隊 募集情報

探し方のコツとしては、まずは条件をなるべくゆるくして、地域おこし協力隊全体の仕事内容や条件を把握することです。

大事なのはお互いのマッチングなので、募集対象に関しては多少条件を満たしていなくとも(年齢等で)、積極的に問い合わせをして働く意志の強さをアピールすることが採用のポイントとなると思います。

ぜひあなたのスキルを、地域おこしにフル活用してみてください。

まとめ

地域おこし協力隊の給与は都市部と比べると給与面ではやや少ないと感じるかもしれませんね。しかし考え方によっては、未経験者にこれだけの給与が保証されているのは、大きなチャンスとも言えるでしょう。

特に思うような仕事が見つからずに困っているという場合や、都会生活に疲れて心機一転違う土地で頑張ってみたいと思っている方には、「地域おこし協力隊」は良いチャンスなのではないかと思います。

また、移住先の住居なども格安で住めるよう施設の紹介等もしてもらえたりするようなので、興味のある案件があったら、多少条件を満たしていなくとも、積極的に問い合わせてみると良いと思います。

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