舞茸の食べ合わせについて おすすめの食材は何?美容や健康などに効果的な食べ合わせまとめ
舞茸にはさまざまな栄養素が含まれていますが、食べ合わせによってもっと効率よく栄養を吸収することができます。ここでは、舞茸を食べることで期待できる美容や健康面での効果と、舞茸の栄養素を効率よく摂取するための食べ合わせについてお伝えしていきます。
もくじ
舞茸の特徴
舞茸は野生のものも存在しますが、非常に数が少ないため「幻のキノコ」と呼ばれ、松茸と同等に珍重されています。そのため、現在販売されている舞茸のほとんどは人工栽培されたものです。
また、舞茸には色によって舞茸と白舞茸の2種類があります。
茶褐色の舞茸のほうが味や香りが濃く、白舞茸のほうがアクが少なく調理時に色落ちしない、という特徴があります。
ですが、栄養価にはほとんど変わりはありません。彩りなどを考え調理内容によって使い分けると良いかと思います。
舞茸の栄養素
舞茸を含むキノコ類に共通して含まれる栄養素の特徴には、次のようなものがあります。
- 食物繊維が多い
- ビタミンB1・B2・Dなどのビタミン類やカリウム・リンなどのミネラルが多い
- β-グルカン・エルゴステロール・キチン・トレハロースなどが多い
- カロリーが低い(糖質、たんぱく質、脂質が少ない)
- キノコ特有の健康に良い成分が含まれている
なかでも舞茸が他のキノコ類と比べて優れている点は、ビタミンDが豊富に含まれていることです。
成人男女の1日に必要なビタミンDの量は8.5μgですが、舞茸100gには4.9μgのビタミンDが含まれています。
つまり、1日に必要な量の半分以上を舞茸100gの摂取で可能となるわけです。これは良いですよね!
舞茸の食べ合わせについて
続いて、舞茸の食べ合わせについて見ていきましょう。
ビタミンDで骨を丈夫に!
舞茸に多く含まれるビタミンDは、カルシウムの吸収や体内での利用を助けるビタミンで、骨の石灰化を促し丈夫な骨を作る働きがあります。
ビタミンDは脂溶性に分類されるビタミンなので、油と一緒に摂るとより効果的に摂取することができおすすめです。
なので、舞茸を食べる際には、油で炒めたり、サラダに乗せてオイル入りのドレッシングをかけて食べましょう。
また、カルシウムも効率よく摂取するために、チーズや牛乳、ヨーグルトなどの乳製品や、イワシ、小松菜などと一緒に食べると良いでしょう。。
ビタミンDの働きによって、より効率よくカルシウムの吸収量が増えるので、骨や歯を丈夫にするのに役立ちます。
カリウムで高血圧予防!
舞茸にはカリウムも豊富に含まれています。
カリウムには体内の水分量を調節したり、余分なナトリウムを排出する効果があるので、高血圧予防が期待できます。
カリウムは水溶性の栄養素なので、舞茸をスープの具材として使うと水に溶けた栄養素も逃さず摂取できます。
カリウムの働きを助ける食べ合わせに関しては、アルギン酸を含むワカメや昆布、タウリンを含むイカやタコと一緒に食べることをおすすめします。
ただし高血圧予防を考え、味の濃いスープによる塩分の過剰摂取には気をつけてくださいね。
食物繊維で便通改善!
舞茸には不溶性食物繊維が豊富に含まれています。
不溶性食物繊維は水に溶けにくい性質を持っており、便の量を増やし大腸の働きを活発にする働きがあります。
そのため、便通改善や便秘が原因で起こる肌荒れの解消にも効果が期待できます。
便通改善の効果を高めるためには、水溶性食物繊維の多いワカメや昆布との食べ合わせがおすすめです。
水溶性食物繊維には腸内を掃除する働きがあり、他にも血糖値の急な上昇やコレステロールの吸収を抑える働きがあるといわれています。
チロシナーゼ阻害物質で美肌効果
舞茸にはチロシナーゼ阻害物質が豊富に含まれています。
このチロシナーゼ阻害物質には、シミの原因となるメラニン色素の生成を抑える働きがあるといわれています。
チロシナーゼ阻害物質の効果を高めるには、ビタミンCを多く含むキャベツ・ブロッコリー・ピーマンと一緒に食べるのがおすすめです。
ビタミンCにもメラニン色素の生成を抑える働きがあり、肌にハリを与えるコラーゲンの合成にも関与しています。
そのため、ビタミンCを多く含む食材と舞茸を食べ合わせることで美肌効果が期待できます。
まとめ
舞茸にはさまざまな栄養素が豊富に含まれていることが分かりましたね。
舞茸と合わせる食べ合わせを工夫することで、さまざまな必要栄養素を効率良く吸収することができます。
特に舞茸は他のキノコ類よりもビタミンDの量が豊富なので、骨を丈夫にするのに活かしたいと思います。