家がタダでもらえる!喜んで飛びつくと痛い目に 注意すべきトラブルやチェックポイントについて

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家がタダ(無料)でもらえる!なんて喜んで飛びついたら痛い目にあった。なってことにならないように、事前にどういった点に注意すべきか、お金のかかるチェックポイントなどについて知っておきましょう。これを知っているかどうかが、天国と地獄の分かれ道ですよ

無料で手に入る家が増えている

いま、全国で空き家率が上昇しています。その主な原因は高齢化と人口減少によるものです。

10年後には、およそ3分の1が空き家になるのではないか、とまで言われているそうです。

そう言われてみると、最近タダで家がもらえるとか、無料の家を売っているなどといった話も、ちらほら耳にすると思いませんか?

つまり、住み手がいなくなり、資産価値のなくなった家が、増え始めているからなんです。

遺産相続する際に、古くなった地方に建つ家などは、相続人としても負の遺産でしかなく、タダでもいいので誰かもらって!というケースも増えているとか。

現に私の親戚の家もそのパターンで、田舎に建つ古い家を誰も相続したがらず、またなかなか売れもしないために、みんなで固定資産税を払い続けているという現状があります。

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家がタダと飛びつくのはちょっと待って!

持ち家がひとつの夢だと思う人にとっては、タダで家がもらえるなんて、夢のような話じゃないか!といって飛びつきたくなる気持ちもわかります。

しかし、家、すなわち不動産は、所有することで固定資産税や維持費が発生します。

車と一緒で、所有し続けるだけで、お金がずっと掛かるわけです。

また、古い家はそのまま住める家が少なく、補修費用も掛かります。

家は人が住まなくなると、不思議なことに傷無スピードが加速します。庭などの雑草などが蔓延り、場合によっては動物が住み着いたりすることも。

水回りや土台の腐食、雨漏りなど、よくチェックしないと、「修繕費だけで、もっと良い家が買えた…」なんてことにもなりかねません。

無料の家によくあるトラブル

無料で家を手に入れた際によくあるトラブルの多くは、修繕に予想以上にお金が掛かったということでしょう。

一見なんの問題もなさそうな家でも、建物の土台に問題を抱えているケースがあります。

特に見落としてはならないのが、シロアリ問題です。

木造だけでなく、コンクリートの家でもシロアリ被害は起こります。

シロアリにより土台が腐ったり、腐食してしまったりすると、修繕に大きな費用が掛かります。

また、意外と大変なのが、残置物がある場合です。

大量の残置物を処理するのは一苦労ですし、費用も掛かります。

そういった点もしっかりチェックしてから、無料物件を引き取るようにしてください。

また、トイレなどが汲取式の場合、水洗工事を考えているのであれば、近くに下水管が通っているかの確認は必須です。

下水管が通っていれば、家のトイレと下水管をつなぐことで10万~20万円の費用で水洗工事はできますが、下水管が通っていない場合は、浄化槽を利用しての水洗工事となり、100万円近くの工事費がかかります。

汲取式のトイレは衛生面で不安がありますし、現代人にとってはなかなか受け入れづらい面もあるでしょうから、汲取式トイレの水洗化工事は必須かと思われます。

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自分でリノベーションできる人にはメリット大

土台をはじめとした構造部分がしっかりしていて、トイレも水洗化されていて、残置物問題も解消できるのであれば、あとはさほどお金は掛かりません。

予算に合わせて内装等のリフォームも、気になるところからやっていくというのもありでしょう。

また、リノベーションを業者に頼まず自分でやろうと考えている人なら、更にお金はかからないでしょう

そういう人にとっては、ある程度の見逃してはならないポイントをしっかりとクリアした物件であれば、無料の家はかなりお得であり、メリットは大きいと思います。

まとめ

一般的に、無料物件を手に入れても、すんなりとなんの問題もなく住めるかというと、大抵は何かしらの課題が生じることでしょう。

だって、誰も欲しくないから無料なわけですからね。

手間が掛かるのが嫌な人は、無料物件に手を出してはいけません。

でも反対に、いろいろと自分で苦労も含めてやってみたい!と思う人にとっては、なかなかのチャンスだとも思います。

特に田舎暮らしを望む人にとっては、大きなチャンスになりえますので、ここで紹介した注意点などを踏まえ、しっかりと物件をチェックして、計画的に実行してみてください。

私もそのうち、無料(超格安)物件の取得に、チャレンジしてみたいと思っています(笑)。

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