定年後も働く人が増えている 定年後はどう働く?理想的な労働時間・求人内容・注意点など

※広告

いま定年後も働く人が増えているそうです。年金不足のために働かざるをえないという理由もあるかもしれませんが、定年後に働くことはお金以外にもメリットがあります。では、定年後はどう働くと良いのか。理想的な労働時間やどんな求人があるのか。働くうえでの注意点は?といったことを、お伝えしたいと思います。

定年後も働く人が増加中

定年年齢は現在65歳ですが、65歳で定年した後も、働き続けている人が増えているそうです。

定年すると、65歳から年金を受給できるわけですが、いまの65歳といったら、まだまだ体も元気で完全にリタイアするにはちょっと早いかなという感じがします。

実際、仕事以外にもまだたくさんやりたいこともあるでしょう。そうなると必然的にお金だって必要です。

身体も頭も十分動くのに、年金の中でなんとかやりくりするなんていう生活よりも、「稼いで、使う」という考え方のほうが健全なようにも思えます。

そういった考え方の人が多いのか、実際に65歳以上の就業率がいま過去最高なのだそうです。

広告

定年後はどれくらいの時間働く?

かといって、定年後も定年前と同様フルタイムで働くべきかと言ったら、それは少し考えたほうが良いかもしれません。

もちろん、仕事が生きがいという方は、好きなだけ働けばよいのでしょうが、そうでなければ週3日くらいで、働く時間も5時間程度がちょうど良いのではないかと思います。

体や精神に負荷がかかりすぎることなく働ける程度ということです。

週3日、1日5時間だと、月におよそ60時間程度です。現役時代が残業と合わせて月180時間働いていたと考えると、およそ3分の1の時間なので、だいぶ短いですよね。

仮に時給が1000円としても、月に6万円の収入になります。

あまり無理することなく、時間の余裕もありながら、月6万円の収入が年金以外に入るとなると、遊ぶにしても少し余裕がありますよね。

定年後の仕事にはどんなものがある?

定年後に働く仕事としては、どういったものがあるのでしょうか。

シニアの求人として多いのは、

  • ビルやマンションの管理人
  • 警備員
  • 交通誘導員
  • 介護スタッフ
  • 給食スタッフ
  • 運転手
  • 清掃員
  • スーパーやデパート・コンビニの店員
  • 施設のスタッフ
  • 家事代行
  • 保育補助

など

こういった仕事内容の求人は、定年した方にも広く募集対象となっております。

また、長く勤めた会社関係で知り合った方から紹介してもらったり、プライベートでの知り合い関係で仕事の手伝いをする、といったケースもわりと多いようです。

そう考えると、現役時代に人とのつながりを増やしておき、定年前から少し当たりをつけておくという作戦も良いかもしれません。

広告

定年後の働き方における注意点

最近は定年した後に起業を目指す方も少なくないようです。

しかし、これまで行ってきた仕事の取引先を引き継ぐ形で行えるのであればよいのですが、新規で取引先を探さなければならなかったり、全く別のジャンルの仕事で起業する場合などは注意が必要です。

よくよく考えて行動をしないと、お金を稼ぐどころか反対に貯金さえも失ってしまうことになりかねません。

そうならないためにも、始めるなら小さく始めるか、現役の時から副業として進めておくと良いでしょう。

また、興味ある事業のお手伝いスタッフとして入り込み、そこでノウハウを学んでから自分の起業を始めるなど、ある程度確実な道を確保してからスタートすることをおすすめします。

まとめ

サラリーマン人生の場合、50代半ばころに役職定年を迎える場合も少なくないようです。

役職定年を迎えると、ここでいちど給与が下がります。企業によっては、その後60歳で一旦定年となり、その後再雇用で65歳まで雇用という場合は、60歳でも給与が下がります。

つまり、50代の半ばころから定年に向けて、給料が段階的に下がるといったケースはままあることです。

この時期に差し掛かったら、サラリーマンとしての出口戦略を練る時期かと思います。つまり55歳からの10年間で、定年後の働き方を模索するのです。

定年後はできれば少し楽しみながら働けるものが良いかもしれません。少なくとも現役時代よりもメンタル的にツラい仕事は、選ばないでくださいね。

働くことは社会とつながるうえでも有効です。その年代になると子供がいても巣立っているでしょうから、どうしても社会との関わりが希薄になってきます。

そんなときでも、ぼちぼちと仕事をしていれば、少なくとも人との関わりは何かしら生まれますので、孤独化を避けることができます。

こうしたお金以外のメリットもありますので、体が動く限り、定年後も何かしらの仕事を持つのは、良いことだと思われます。

参考になったらシェアしてくださいね!