序列的に「肝心」と「重要」ではどっちが優先とかある?さらに「大事」「大切」の違いはなに?
口では頻繁に使っていても、まれに、序列や優先順位がわからない言葉ってあります。
最もなのが「肝心」と「重要」ではないでしょうか。
- アレが肝心
- ソレが重要
スポーツの練習で複数のアドバイザーから、前述のように意見してもらった場合は、どう違うか理解できなければ実践は不可能です。
そこで今回は、「肝心」と「重要」の違いと、さらに似たような言葉である「大切」と「大事」について調べたことをお伝えします。
「肝心」と「重要」の違い
「肝心」と「重要」は、どちらも何かの成功のために必要不可欠なものであることを示しますが、微妙な違いがあります。
「肝心」とは、何かを成し遂げる上で欠かせないものであることを表します。
そのため、「肝心」なものが欠けてしまうと、成功することができないというロジックです。
一方、「重要」とは、何かを成し遂げるためには必要だが、その必要性が「肝心」ほど強くないものを表します。
つまり、「重要」なものが欠けてしまうと、成功することは難しくなりますが、不可能ではないというロジックが成り立ちます。
例えば、スポーツでの試合において、ルールを守ることは「肝心」であり、ルール違反は許されません。
また、練習をすることは「重要」ですが、練習を怠ってしまっても試合には出場することはできますが、勝利することは難しくなるということになります。
「大切」と「大事」の違い
「大切」と「大事」は、非常によく使われる言葉ですが、英訳するとどちらも「important」となります。
ところが微妙な違いがあり、「大切」の意味としては、人や物事に対して深く愛着を持ち、丁寧に接することを表します。
例えば、家族や友人との時間を「大切にする」というように、人間関係や時間、思い出などに対して使うことが一般的です。
「大切な思い出」という表現が代表的ですね。
「大事」は、重要性や価値が高いという意味合いが強く、物事がうまくいくかどうかに影響するようなことを指します。
例えば、「大事なプレゼンテーション」や「大事な試験」といった感じの使い方です。
- 「大切」:愛着や感情に重きを置く
- 「大事」:重要性や価値に重きを置く
ただし、この二つの言葉の使い方は状況や文脈によって異なるため、明確な定義づけは非常に難しいものがあります。
序列とは無関係
「肝心」と「重要」、「大切」と「大事」については、何となく理解できたと思います。
序列的なことは無関係で、それぞれ意味が異なっていました。
ところが日常の会話では、調べたような意味を意識して発することはありませんし、ほとんどの方はそうだと感じます。
実際に、「大切なプレゼンテーション」「大切な試験」と口に出しても違和感を感じる人は、そんなに多くはないはずです。
ただ、文章にしてみると、少しだけ違和感を感じます。
英訳してみる
似たような意味の日本語を、まれに英訳するとスッキリすることがあります。
- 「肝心」と「重要」:important
- 「大切」:importantもしくはprecious
- 「大事」:importantもしくはsignificant
全部、importantで済みそうですね・・・。
ちなみに、「たぶん(多分)」という言葉は、人それぞれ確率や可能性のレベルなど違いを持っていると思いますが、明確な数字はありません。
英語だと、確率の高さで使い分けができます。
- ほぼ100%に近い語群
always
must
clearly
hundred to one - 80%ぐらいの語群
most likely
very likely
probably - 五分五分な感じの語群
maybe
may - 確率的には低い語群
perhaps
possibly - ほぼ可能性ゼロな語群
certainly not
never
面白いですね。
まとめ
「序列的に「肝心」と「重要」ではどっちが優先とかある?さらに「大事」「大切」の違いはなに?」というテーマで、言葉の意味を調べるという内容です。
序列とは無関係で、
- 「肝心」:欠けてはならないこと
- 「重要」:達成に近づくために必要なこと
- 「大切」:愛着や感情に重きを置く
- 「大事」:重要性や価値に重きを置く
という意味を持つことだとわかりました。
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