会社から戦力外通告を受けたら?定年まであと〇年のムダなカウントダウンより行動せよ

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プロ野球のレギュラーシーズンが終わりに近づいている、このような時期は、現役引退を表明する選手のニュースも目立ちます。

来季を見据えての戦力分析が球団内部で行われて、戦力として構想に入っていない選手が肩を叩かれるわけですが、

  • 現役引退
  • 現役続行

の二択という現実が待っています。

閑職すら用意されていない厳しい世界ですね。

会社員でも正社員であれば定年まで安心、というスタンスで居られる時代も終わりに近づいています。

もし肩を叩かれたらどうします?

会社員の肩叩き事例

筆者の個人的な範囲での話ですが、以前、勤務していた会社に退職金の話ばかりしている管理職が居ました。

会話の中に必ず、

  • 退職金
  • あと〇年

という言葉が盛り込まれ、辟易したものです。

そんなに退職したければ、さっさと行動すれば良いのにと思っていたわけですが、結局、しばらくして自己都合退職していきました。

自己都合退職ですから、退職金も失業給付も会社都合での退職よりは不利です。

当時の管理職の年齢は50代前半で、60歳の定年まで時間はあったはずですが、一応の肩書はあったものの事実上は戦力外と見なされていた処遇に我慢ならなかったのではないかという見方をしている人が多かったものです。

本人の口からもそのようなことが聞かれたので、ほぼ事実でしょう。

部下のいない「担当課長」なる役職も多かったですから・・・。

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肩を叩かれる危機感を持つ

今の時代は「正社員」という身分が、必ずしも人生の印籠となるわけではありません。

大きな組織ほど、いつ、肩を叩かれるかわかりません。

ゆえに、いつでも対応できるように、今の会社での定年退職を夢見るのではなく、生涯現役というスパンでキャリアを考える方が得策だと感じます。

老後も安心できないと考えているならなおさらです。

退職金でローンを完済して、ゆっくりと趣味や旅行を楽しむなんてのは、ほんの一握りの高収入な世帯だけが可能なライフスタイルと言えます。

むしろ大多数の世帯が、安定収入の途絶えた後の生活に苦労することになるのではないでしょうか。

老後2000万円問題で、危機感を持った人とそうでない人は、すでに差が付き始めているかもしれません。

転職活動は早めに動き出す

かつては会社に貢献して定年退職することが、サラリーマンの鑑とされたわけですが、今は、どうキャリアを形成するかという点が重要になっています。

ゆえに転職もキャリア形成に欠かせない要素なわけですが、転職しなくてもキャリアは磨けるという意見もあるでしょう。

しかし、転職した方が目的のキャリアを積むという点では、スピードがまるで異なります。

社内に留まっていても希望するキャリアを形成したところで、人事に反映されるとは限らないからです。

一方、転職には明確な目的を持つ転職希望者と受け入れ側とのマッチングの問題ですから、合意すれば、すぐにでも新たなキャリアを積み始めることが可能になります。

いつ肩叩きにあってもいいぐらいの心構えであれば、チャンスと捉えて良い条件への道が開ける可能性が出てきます。

愛社精神なんて言ってる時代ではありません。

家族を守るのは会社ではなく、やはり自分でしかないわけですからね。

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スキルや経験は年齢を凌駕する

転職の際に気になるのは年齢です。

ところがスキルや経験をうまく伝えることができれば、年齢の壁をあっさりと崩壊することもあります。

さらに、自分は何ができるのか、このようなことが活かせるのではないかと、面接では自らをプレゼンすることも肝心です。

転職のプロ、いわゆるエージェントがついていれば、その辺のノウハウは持ち合わせているので、転職活動はハローワークよりも転職エージェントへの相談が効率的ではないでしょうか。

まとめ

「会社から戦力外通告を受けたら?定年まであと〇年のムダなカウントダウンより行動せよ」というテーマで、肩叩きにあったときの行動について書きました。

もし、肩叩きにあった場合は、会社への貢献を理由にしたところで覆りませんから、さっさと新たな道を探す方が得策です。

慣れ親しんだ環境は名残惜しいかもしれませんが、会社は救ってはくれません。

早く行動に移した方が良いケースは多いはずです。

参考

雇用保険制度 |厚生労働省

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