求人広告でよく見る職種や制度の裏側!アットホームという言葉に騙された人が陥る黒いワナとは?

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転職の自由度が、昭和時代から考えると比較にならないほど、浸透しています。

すでにほとんどの人は、キャリア形成には転職が最も効率的で、年収を上昇させることも転職なら叶えやすいことを知っています。

一方で、転職が自由な時代だからこそ、企業側としては人材の確保が難しくなっているのが現実です。

そのため、ひとつの手段として求人募集の内容を、ライターを使って魅力ある仕事であることをアピールすることが、もはや常識化しています。

また、3K(キケン、ケツイ、キタナイ)は避けられることから、いかにもスマートな仕事であるように思わせて、実態は全く異なるといった声もチラホラ・・・。

そこで今回は、よくある職種と、その実態のギャップについてお伝えします。

業種・職業・職種の違い

そもそも論として、まず、混同しやすい「業種・職業・職種」の違いを簡単に定義付けしておきます。

  • 業種:所属企業の業務
  • 職業:仕事を表す言葉
  • 職種:仕事内容のこと

IT系企業で、お客様サポートの部署に所属しているのならば、

  • 業種:情報通信業
  • 職業:インターネット附随サービス業
  • 職種:カスタマーサービス

といった感じです。

ちなみに、勤めている企業の業種を知りたい場合は、日本標準産業分類から探ってみると、適切なワードが見つかります。

ちなみにフリーランスや個人事業主については、確定申告の「職業欄」に、そのまま書いてしまうと、税務署へは具体性がないものとして確認の電話が入る可能性があります。

例えば、「ウェブライター」「ホームページ製作」「ブログラマー」など、具体性のある書き方が望ましいです。

もしくは、前述の日本標準職業分類から選ぶと良いです。

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不可解な職種名

求人情報を見てみると、昔は存在してなかった職種が、たくさん出てきていることがわかります。

特にIT系は複雑ですね。

その他の業界でも、仕事の範囲が細分化されたのか、昔はあまり見かけなかった職種も見受けられます。

ところがフタを開ければ、従来から存在した仕事内容であることも多いのです。

具体的には、以下のような職種が挙げられます。

  • フィールドセールス:外回り営業
  • インサイドセールス:テレアポ
  • カスタマーサポート:クレーム対応
  • 幹部候補生:管理スタッフ
  • 役員秘書:総務・庶務
  • キャリアコンサルタント:御用聞き
  • ナビゲーター:訪問販売先開拓
  • ITコンサルタント:IT機器販売要員
  • ハウスアドバイザー:リフォーム相談員
  • ハウスドクター:白アリ駆除など
  • コーポレートアドバイザー:損保営業

カタカナ職業というだけで、勝手に良いイメージを作り上げ、意気込んで入社すると、実態はとんでもない状況だったということにもなり兼ねません。

正社員登用制度

パートやアルバイトの募集において、魅力的なオファーと言えるのが「正社員登用制度」という言葉です。

簡単に言えば、がんばったら正社員にしてあげるよという、実に上から目線のオファーと言えます。

一般的には、その壁はとてつもなく高く、それを励みに仕事に精を出したところで、はっきり言ってムダだと考えます。

もし正社員になる気持ちがあるのなら、ハナから正社員として求人を出している企業にアタックすべき。

正社員登用制度をエサに、馬車馬の様に働かせるだけという企業も、ゼロではありません。

それこそ「やりがい搾取」に近いものと言えます。

面接のときに、正社員登用の実績を聞いてみるとよいです。

面接官が、はっきりと年度ごとに数字で言えるようなら、制度が稼働していると考えますが、曖昧な感じであれば登用実績がない可能性が高いです。

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アットホームな職場

言い方は悪いですが、ムラ社会的でプライバシーのかけらもない関係性が、広く蔓延している可能性があります。

緊張感のない堕落した職場だったという声も、無きにしも非ず・・・。

昔から馴染みの人が集まっていることも否定できず、外様であるアナタが入ってくると、どうなるか想像に難くありませんよね。

比較的、事業規模の小さい企業や個人経営の店で、よく使われるワードです。

すべてネガティブな捉え方をしなくても良いわけですが、やはり、人数が少ないとチームワークや仕事が最優先で、個人の意思が通りにくいこともあります。

例えば、

  • 有給を都合よく消化できない
  • シフトの交代は当人同士で話し合い
  • 家族の緊急時に離脱できない
  • 時間単位で早退などができない

といった取得に自由度が無いという、地獄のような暗黙の了解が確立されていることも考えられます。

このような職場については、試用期間を設定してもらい、いつでも退職できることを確認して、働いてみることもひとつの方法です。

まとめ

「求人広告でよく見る職種や制度の裏側!アットホームという言葉に騙された人が陥る黒いワナとは?」というテーマで、求人情報の魅力的なワードの裏側について書きました。

求人情報は良い部分しか伝えません。

写真も社員が笑顔のシーンしかありませんが、そんなのはポーズに過ぎないのです。

いつも笑顔で仕事なんて、気持ち悪くないですか?

このような表面的な情報に踊らされることなく、面接でしっかりと、担当者や社内の雰囲気を感じ取ることが重要です。

参照

日本標準職業分類|総務省

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