夜間寝ているときに足がつる!そもそもなぜ足がつるのか?原因と対策・部位ごとの対処法

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夜間寝ているときに足がつる!そんな悩みを抱えている人はいませんか。そもそもなぜ足がつるのか、その原因と、つらないようにするための対策、また実際に就寝時につったときの部位別対処法をお伝えします。特につった時はどういう状況になっているのか原理を知ると、どのようにすれば治るかがわかってきます。この機会にぜひ理解してみてください。

そもそもなぜ足がつるのか?

夜間寝ているときに足がつる。これは本当にツラいです。

一瞬で目が覚めますし、しばらく眠れなくなることもしばしば。

そもそもなぜ足がつるのでしょうか。

その主な原因として考えられるのは、

  • 加齢による筋肉量の低下
  • 水分不足・ミネラル不足
  • 日中の運動による筋肉疲労
  • 老廃物の蓄積による血流低下
  • 足の血行不良
  • 足部の体温低下
  • 何らかの病気によるもの

などがあげられます。

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夜寝ているときに足がつりやすいのはどうして?

日中よりも夜に足がつりやすい理由は、睡眠時は寝汗等により、起きているときよりも脱水状態になりやすいからです。

そのため、筋肉や神経の働きの情報伝達を調節するミネラルのイオンバランスが崩れやすく、夜寝ているときに足がつるのです。

また、就寝中は体が横になっているため、ふくらはぎのポンプ作用がうまく機能せず、血行不良が起こりやすいということも理由としてあげられます。

足がつりにくくするための対策

夜間の足がつるのを防ぐための対策の1つは、就寝時の寝汗による脱水を防ぐために、寝る前に水分を取ってから寝るようにすることです。

ただし、水は一気に飲むと尿意を催しやすくなるので、あまり冷たくない常温の水を、ゆっくりとコップ1杯飲むようにすると良いでしょう。

また、血行不良により足に酸素が行き渡らなくなって足がつることも多いです。

ふくらはぎをもみほぐすようにマッサージをしたり、足首を回したり前後に伸ばす、足の甲や足の裏、スネなどを両手でこするようにマッサージし、血流を良くするようにするのも効果的です。

冬場などは足全体が冷えることで血行不良を起こし足がつるということもあります。足の裏や足先を温めるようにすることで、足全体に血が通い血行不良が改善すると足のつりを抑えてくれます。

だからといって、就寝中に靴下を履いて寝るのはおすすめできません。というのも人は足の裏の発汗により温度調節を行っているからです。寒い冬はあんか(行火)や寝る前の足湯などで足を温めることをおすすめします。

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寝ているときにつったときの部位別対処法

寝ているときに足がつると言っても、様々な部位でつることがあると思います。

その部位ごとの対処法をお伝えします。

こむらがえり(ふくらはぎがつった場合)

こむら返りが起きたときは、たいてい足先が伸びた状態になっています。反対の視点から言うと、足先が伸びた状態で足全体が冷えるとこむら返りが起こりやすくなります。

こむら返りが起きたら、とにかく伸びた足先を自らの顔の方へ曲げることです。が、痛くて実際はなかなかできないのが現実だと思います。

その場合は、とにかく立ち上がることです。立つことで足首は自然と曲がった状態になります。

ただ、こむら返りが起きているとそれでも足首を曲げるのが難しくなりますので、そういう場合は足踏みをするようにして徐々に足首を曲げるようにしていくと良いでしょう。

足首を曲げて立てるようになったら、こむら返り自体は収まりますが、しばらくふくらはぎの痛みは後を引きます。なので優しくマッサージをして痛みを和らげてあげましょう。

しかしこのときに、変な姿勢を無理に取ると、またこむら返りが起こったり、別の場所がつったりするので、慎重に行ってください。

スネがつった場合

スネがつった場合は、こむらがえりの時とは反対に、足先をつま先立ちのときのように伸ばします。

体の力を抜いて、息をゆっくりと吐き、スネを温めるようにさすりながら、足先を伸ばしていってください。

足の甲がつった場合

足の甲がつった場合は、足の指全部でグーを作るようにぐっと内側に曲げます。

スネをつったときと同様、力を抜いて、息をゆっくりと吐き、足の甲を温めるようにさすりながら、足の指でグーを作ってください。

結論

つるという状態は、筋肉や筋が収縮した状態にあります。

なので、そのつった部位を伸ばすような動きをすることがポイントとなります。

なので、こむら返りの場合はふくらはぎを伸ばす方向に足先を曲げます。スネなら足首を伸ばすことでスネが伸び、足の甲なら指でグーを作ると足の甲が伸びるはずです。

足以外でも同じですので、この原理を覚えておいてください。

ただし勢いよく伸ばすと筋や筋肉を痛めますので、つった部位をさすりながらじんわりと伸ばすようにしましょう。

体の不調により足がつる場合

まれに足がつる原因として、身体の何処かで不調が起きている場合があります。

例えば、糖尿病を患っているとこむら返りが起きやすくなると言われています。

また脊柱管狭窄症やヘルニアを患うと、足がつりやすいなどとも言われています。

中には脳腫瘍が足のつりを引き起こしていたというケースもあります。

対策を施しても改善されず、あまりに頻繁に足がつるようなら、それ以外になにか体の不調が出ていないかに注意を向け、気になる点がないかチェックしましょう。

まとめ

そもそもなぜ足がつるのかというと、その原因には次のようなことが考えられます。

  • 加齢による筋肉量の低下
  • 水分不足・ミネラル不足
  • 日中の運動による筋肉疲労
  • 老廃物の蓄積による血流低下
  • 足の血行不良
  • 足部の体温低下
  • 何らかの病気によるもの

また、夜寝ているときに限って足がつる理由には、

  • 睡眠時の発汗による脱水
  • ミネラルのイオンバランスの崩れ
  • 体が横になることで起こるふくらはぎのポンプ作動不良

が考えられます。

寝ているときの足のつりを防ぐには、

  • 寝る前にぬるめの水をコップ1杯ゆっくり飲む
  • 足全体をこすったりマッサージしたり、足首を回したりする
  • 冬場は足が冷えないようあんか(行火)の使用や寝る前に足湯で足を温める

といったことをおこなうことで、就寝時の足のつりを防ぎやすくなります。

寝ているときに足がつった場合は、つった部位が伸びるような動作を取るようにします。

ふくらはぎがつったならつま先を自分の顔の方へ、すねがつったら足先を伸ばす方向へ、足の甲がつったら足の指でグーを作ります。

人は加齢により筋肉量が減少したり、ミネラルバランスが崩れていくため、若い時よりもつりやすくなります。

しかし、頻繁に身体がつる場合は、何か別の病気が潜んでいることもあります。つる以外になにか不調がないか、自分の体の変化にも意識を向けてみてください。

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