ログハウスの種類について 工法やログの形状、使用木材の種類、メリット・デメリットなど

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田舎に移住してログハウスに住みたい!自分で建ててみたい!なんて夢を抱いている人もいるかもしれませんね。ログハウスと一言でいっても様々なタイプがあります。工法の違いやログの形状、使用木材の種類、メリットやデメリットなどについてお伝えします。

ログハウスの工法について

ログハウスの工法には、大きく次の3つがあります。

  • 丸太組工法(ラウンドノッチ)
  • ポストアンドビーム工法
  • ピースエンピース工法

丸太組工法は、名前の通り、丸太を積み重ねていくログハウスの作り方です。いかにも丸太小屋といった仕上がりになります。

丸太組み工法には、手作業で丸太を整形していくハンドヒューンと、機械によるマシンカットとがあります。一般的には丸太組み工法でも、自らハンドヒューンで作る人はほぼいないでしょうから、メインはマシンカットでしょうね。

ポストアンドビーム工法とピースエンピース工法は、丸太組工法と異なり丸太を積み重ねない工法です。

ポストアンドビーム工法は、柱と柱の間に梁をかける、いわゆる軸組在来工法です。ちなみに、ポストは柱、ビームは梁のことです。

ポストアンドビーム工法の場合、柱と柱の間は壁となるので、板壁や塗り壁(漆喰壁など)、レンガなどになります。

ピースエンピース工法は、ポストアンドビーム工法で建物の骨格を作ったのち、柱と柱の間の壁はフィラーログと呼ばれるログ材を水平に落とし込み壁を作る工法です。

なので、全体的に見た目が木でできている感じがしますので、丸太組工法ほどワイルドではないながらも、ログハウス感はかなり高いです。

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ログ(丸太)形状の種類

ログハウスで使用されるログの形状は、工法により異なりますが、主に丸太、丸ログ、楕円ログ、タイコ型ログ、角ログ、D型ログが使われます。

D型ログは室内側にログの丸みがない平らな面を使用します。そうすることで室内の壁がまっすぐと立ち上がり、家具などを配置する際にも余分なデッドスペースが生まれなくなります。

メインの住居としてログハウスを使用するのであれば、ポストアンドビーム工法やピースエンピース工法を、丸太組工法ならD型ログを使うことをおすすめします。

ログハウスで使用される木材の種類

ログハウスで使用される主な木材の種類としては、

  • レッドシダー
  • 北欧パイン
  • 北米パイン
  • スプルース
  • ダグラスファー
  • ウェスタン・ラーチ
  • ひのき
  • カラマツ

などがあります。

人気がありよく使われるのは、北欧パインや杉、ウェスタン・ラーチです。

ひのきやレッドシダーは耐久性があって優れているのですが、高価です。

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ログハウスのメリット・デメリット

ここでのログハウスのメリット・デメリットは、ポストアンドビーム工法以外で作られた無垢材を使用したログハウスについてお伝えします。

ログハウスのメリットは、

  • 断熱性に優れている(省エネ効果が期待)
  • 防音・吸音性に優れている
  • 木材による調湿機能がある(快適な湿度が保たれる)
  • 防火性や耐火性に優れている
  • 耐久性が高い
  • 耐震性に優れている

デメリットは、

  • 建築費用が高い(工法にもよる)
  • 維持に手間がかかる
  • メンテナンス費用が高い
  • 木材なので腐ることもある
  • 建築当初、セトリング(壁の沈み込み)がある
  • 屋根の勾配がきつい
  • 隙間から雨が漏れることがある

一般の住宅と比べ、天然素材である木材をふんだんに使用しているため、木材の持つメリット・デメリットが、大きく関係してくるようですね。

ある意味、自然と共に生きるワイルドライフを、多少は覚悟する必要がありそうです。

まとめ

森の中のログハウスに住み、薪ストーブを使った生活。憧れますよね。

ログハウスもそうですが、薪ストーブも、実際使うと結構手間がかかります。

手間がかかると言っていたら、ログハウスも薪ストーブも使えません。というか、田舎暮らし自体が向いていないでしょうね。一番手間が掛からないのは、都会のマンション暮らしですから(笑)。

なので、ログハウス生活を始めたいと思っている方は、実際にやっていけるかどうか、一度体験してみるといいでしょう。

各ログハウスメーカーでは、体験宿泊などができるサービスを用意していたりしますので、チェックしてみてください。

ログハウス生活を憧れで終わらせるかどうか。その実現の可否は、最初の一歩を踏み出し実体験することで、自分に聞いてみるのが早そうです。

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